鈴木智香子の『この曲が聴きたい!!』 = A Song A Day =

その日の気分や季節柄に合わせて、ジャンルを問わず、とっておきの音楽をご紹介します。

トウモロコシ畑。

2016年09月19日 | 日記

ある時、トマト、スイートバジル、そしてモッツァレラチーズでサラダを作ってみたら、これってイタリアの国旗の色だということに気付きました。

じゃあ、日本の国旗は、真っ白いお米と紫蘇の色に染まった梅干(笑)で日の丸弁当。

アメリカの代表的な食べ物のイメージは、国旗からは連想しにくいですが、小麦よりもやはりトウモロコシの方が先のような気がする…。

なんて最近考えていたら、『フィールド・オブ・ドリームス』の原作者のウィリアム・パトリック・キンセラの訃報を新聞で見かけました。

この映画は…それこそトウモロコシ畑を舞台にしたストーリー。

大学で卒論に『ライ麦畑でつかまえて』を選んでしまった私に、アメリカ人の担当教授がこの映画も見ておくといいよ、と教えてくれて、早速観に行った思い出の映画でした。(その理由は、映画を見ている途中で判りました!)

その時買ったパンフレットには、確か『農業』、『野球』…すべての要素が、ハリウッド映画では『ヒットしない』キーワード!!なんて書いてあったような記憶があります。

しかしそんなハリウッドの常道に反して、この映画はヒットしただけでなく多くの賞を受賞しました。

また、今でも映画の感動が残っていて、たまたま開いた新聞の訃報記事の、何故か妙に懐かしい響きの人名に目が留まり、こんな記事を書いてしまう私のような者までいるわけです。

そういうわけで、トウモロコシ畑が歌詞に出てくる曲を、お婆ちゃんジャズシンガーのアルバータ・ハンターの力強い歌声で聴いてみたくなりました。

 


Barbra Streisand & Barry Gibb - Guilty (Live )

2016年09月06日 | 日記

80年代の始め、私がラジオ番組を基準に洋楽を少しずつ聴き始めた頃、この曲が耳に飛び込んできました。

(これがバーブラストライサンドとの初めての出会い、でも既に彼女のキャリアはベテランの域に達していました)

80年代と言っても、まだマドンナが出てくるだいぶ前で、70年代の余韻が残っていたように思います。

歌手のタイプもアダルトで落ち着いていて、メロディーの美しさが何よりもヒットの条件であって、ノリがいいとかダンスができるとか、そういった条件にとってかわったのは、やはりMTVの出現が大きかったのかもしれませんね。

で、今日は何が言いたいかっていうと、この曲!

なんか素敵だなって理由だけで、カセットに録音して口ずさんでいるうちに、何と、歌えるようになってしまったんです!

…しかし英語も学校で習い始めの『ニューホライズン』レベルでしたから、単語も何言ってるかさっぱり分からんわけです。

なので、ちょうど日本に観光に来た外国人に例えば『リンゴ追分』をいきなりヘッドホンで聴いてもらい、聴いたままを歌ってもらう、そこで「さあ、ここで問題です。これは何の曲だったのでしょうか???」と、今だったらクイズ番組のネタにされそうな出来なわけです(笑)。

ですが、これで頭の中でいつでも好きな時に好きな音楽が流れ、歌うことができる…これは、ウォークマンも有線も洋楽カラオケも持ってなかった子供時代の知恵だったように思います。(しかし残念ながら、この習慣はジャズシンガーとしてはとっても弊害になっているのが現状)

そして時は流れ、英語の歌詞もちょっとは聴き取れるようになった今、改めてこの曲を『大人耳』で聴いてみると(9月1日がバリー・ギブの誕生日だったみたいで、しきりにFacebookに挙がっていた)、

歌詞、あんときのままやんけ!(英語として聴き取れない!)

♪しゃーどぅーふぉーりんりーりん、あんすたんだろーん、あわなひーれりのーひやひがなごーりどびろーん♪って、やっぱり聴こえるわー。

まあ、面白いから歌詞調べたりせずに、このままにしとくか(笑)


資生堂 CM - べネフィーク - 1977

2016年09月05日 | 日記

子供の頃、憧れと共に見ていた資生堂のコマーシャル群。

中でもこの優美な『ベネフィーク』のヴァイオリンのフレーズ、今でも耳に残っています。

いつか、資生堂の新色が似合う大人になりたいな…なんて思いながら、季節ごとのコマーシャルをどこか心待ちにしていました。

結果は、まあ…黒船が襲来してきてゴニョゴニョ(成人した時はちょうどバブル時期でしたから、○ャネルとかラ○コム等の海外化粧品ですね…)。

とにかく、このフレーズが最近またテレビCMで使用されているようです。


Earth, Wind & Fire - September

2016年09月02日 | 日記

今月、この曲を思い出す人が、全世界に何億人くらいいるのかな?

今日の抜けるような青空を見上げた時、この曲の最初のフレーズ、

do you remeber  the 21st night of September?

を思い出しました。

イントロの乾いたサウンドが、どこか夏の喧噪の終わりを感じさせます。 

だけど、そうか。モーリスはもういないんだったな…(泣)