鈴木智香子の『この曲が聴きたい!!』 = A Song A Day =

その日の気分や季節柄に合わせて、ジャンルを問わず、とっておきの音楽をご紹介します。

Gal Costa ~ Bem Bom ガル・コスタ 『ベン・ボン』

2013年06月30日 | 日記

今日は、枯れメンズ系歌手から一変して、みずみずしい声を持つブラジルの歌姫『Flower of Bahia(バイーアの花)』と言われる、ガル・コスタの『ベン・ボン』をご紹介しましょう。

ガル姐さんは、1960年代後半から現在に至るまで活躍している国民的歌手で、正確にはボサノバシンガーではありません。 しかし、アントニオ・カルロス・ジョビン(『イパネマの娘』など、ボサノバの殆どの有名曲を作曲している作曲家)との共演も多く、その豊かな美しい声でブラジルポップスもボサノバも歌います。

教室のサックスの生徒さんで、ブラジルに赴任経験のある方が、現地でガル姐のファンになったって言っていました。美しい容姿もあいまって男性のファンも多かったみたいですね(あ、昔の若いころね)。

近影を拝見すると、落合元中日監督の奥さんに似てきてます…。


Viña del Mar - Finis Henderson フィニス・ヘンダーソン『海沿いのワイナリー』

2013年06月29日 | 日記

アメリカの有名なコメディアン、フィニス・ヘンダーソンが「俺が音楽で本気出したら、ホントはすごいんだぜ」的(?)に、ミュージシャンとして作った、と言われる唯一の気合いの入ったアルバム『フィニス』から、私の一番のお気に入り曲、『ヴィニャ・デル・マール』をご紹介します。訳すと『海沿いのワイナリー』ってとこでしょうか。あっという間に終わってしまいますが、美しい曲です。今日のような梅雨の晴れ間に似合う曲です。昔、この1曲が聴きたくてCD買いました。ま、ハッキリ言ってあとはどうでもよかったので、覚えてません、アハ。


Simple Minds - Don't You (Forget About Me) シンプル・マインズ『Don't You』

2013年06月28日 | 日記

80年代、有象無象のブリティッシュ系バンドが跋扈していました。まぁ、大抵のバンドは大物になることなく時代の流れと共に消えていってしまいましたが、(その中でもU2は例外)1曲1曲を思い出すと、間違いなくその時代の音楽シーンを支えていたような印象に残る曲が沢山あります。シンプル・マインズの『Don't You』も、その中の1曲に入ると思います。政治色が強くてシリアス気味なU2をちょいライトにしたようなサウンドで、最高にカッコイイのです(プロデューサーが同じだから似てくるよね)。

当時、そんなバンド達をパクリまくって結局カッコ悪かった日本の音楽シーンなんかよりずっと、洋楽ではどのバンドも歌手もオリジナリティを出そうとしてしのぎを削っていて、道なき道を掻き分けてエネルギッシュに突き進んでいくような様子がありました。その結果、いろんなバンドが生まれては消え生まれては消え…リスナーとしてはホントに楽しい時代を堪能させていただきました。ありがとう(って誰にお礼いってるんだか?)

って、過去形で書いておきながらシンプル・マインズは今も活動中、らしいです!!ゴメン、知らなかった…。


Altogether Alone / Hirth Martinez 『オルトゥゲザー・アローン』 ハース・マルティネス

2013年06月27日 | 日記

ポール・デイヴィスから、枯れメンズ系の歌が続きますが、こちらも素晴らしい曲です。

1975年の作品です。曲の内容は、確か、UFOと遭遇した時の歌!です。このすっとボケた声のトーンで歌う『未知との遭遇』が、またいい味でてます。

ジャケット写真もアルバムタイトル『ハース・フロム・アース(地球からやってきたハース)』も、その辺を意識してるようですね。

そういえば、知り合いで「さっき宇宙と交信してたよね?」っていう人、たまにいます。


Al B. Sure! - Night and Day

2013年06月26日 | 日記

90年代、大型一発屋新人だった(?)アル・ビー・シュアの『ナイト・アンド・デイ』です。CDも買いましたが、他に収録されていた曲は別にどうってことなかったです。もしかしてこの人、この曲に運と実力のすべてをつぎ込んでしまったのでは?と思うくらい、ステキです。

スタンダードジャズで有名な、コール・ポーターによって1930年代に作られた同タイトルの曲『夜も昼も』をめっちゃ意識した曲、だと思います。

 


Mark Soskin - The Opening

2013年06月25日 | 日記

昔、『デスガルカ・ラティーナ』というラテンのコンピレーションCDをタワレコで購入したのですが、そのオープニングを飾っていた曲です。他の曲は忘れましたが、この曲はとっても気に入りました。YouTubeに上がっていて嬉しくなりました。

ラテンの曲っていいなあ、無駄に元気な感じが。車のアクセルを「おりゃ、おりゃーっ!」とガンガン踏み続けているような、どこまで行くんだ?って勢いがあるよなぁ。 


Paul Davis-I go Crazy    ポール・デイヴィス 『アイ・ゴー・クレイジー』

2013年06月24日 | 日記

さくっと、この恥ずかしい曲(曲のせいじゃありません、決して!)を上げてみました。日本国内では、あの映画化された小説『なんとなくクリスタル(なんクリ)』の主題歌として有名になってしまいました。

しかし、こんな出会い方をしてなかったらもっと好きになっていた曲でした。美しいメロディー、イイ感じで枯れたポール・ディヴィスの声。…なんで日本では『なんクリ』???バブル時代を象徴する映画のムードを盛り上げる為のアイテムとして使われるには、あまりにももったいない曲でした。だって、映画の内容はサッパリ覚えてないけど、この曲のことは覚えてるもんね。

こんな印象と裏腹に、曲の内容は、元カノを忘れられず人知れず苦悩する男、といった感じでしょうか。サビのところの盛り上がりが隠しきれない感情を表しているようで、ぐっときます。


愛で殺したい アムール ― サーカス 

2013年06月23日 | 日記

70年代、『Mr.サマータイム』がヒットしたコーラスグループ、サーカスの2、3番目のヒット曲です。『Mr.~』も当時の夏の化粧品のCMに起用されて、お洒落でセンセーショナルでステキだったけおど、さらに大人道を極めた、この2曲のほうが好きだったりします。サンバやボサノバのリズムを取り入れているのもいいですね~。

こういう大人の世界はどこに行っちゃったんだ?もう、ファミレスやコンビニや大手外食チェーン店のような音楽は聴きたくないよ~。昔からやってる個人経営のレストランみたいな音楽が聴きたいよ~。


Jo Stafford - "Midnight Sun" ジョー・スタッフォード 『ミッドナイト・サン』

2013年06月21日 | 日記

金曜の夜は、こんな曲。

”アメリカの山口百恵”(と、勝手に思っていますが)、ジョー・スタッフォードの歌う『ミッドナイト・サン』です。都会的で優美な曲です。

高校時代、深夜のFMラジオでこの曲が流れてきた時、ジャズ・ボーカルって何て素敵なの!って身震いしました。トシちゃんマッチ、聖子ちゃんにはないこの奥深さ、大人っぽさ(笑)は一体何っ?私は絶対こっちの方を取る!そのせいでいくら友達が減っても構わない!!って、豊田の片田舎で決意表明したあの夜…なつかしいす。