mukoyama blog

向山建築設計事務所 主催の向山博のブログです 

大木医院 竣工写真

2012-11-02 00:18:17 | 大木医院改装計画


撮影からだいぶ経ちましたが、大木医院新装工事の竣工写真が出来上がりました。











HP
にUPしましたので是非見ていただければと思います。

鉄骨2階建て、2階が住まいで1階で診療所。
その診療所の新装工事である。
施設的に古くなったこと、内科外科に加えて耳鼻咽喉科が増えたことにより
新しいプランが必要になったことがリフォームのきっかけである。

3つの診察室に受付、トイレを加えたボリュームをフロアの中央に配置し、
残ったスペースを待合、処置室、スタッフルームなどにしている。
別棟との間にある緑豊かな中庭を活かした位置に待合が配置されるように計画した。

既存の駐車場に仮設の診療所を建てたことで、工事中に地域診療が途切れることなく新装工事を完了させている。

大木医院 竣工写真

2012-07-19 02:02:01 | 大木医院改装計画
だいぶ間があいてしまいました・・・
バタバタしていました。

結城市の大木医院は既に竣工引き渡しは1カ月以上前に完了していたものの、
敷地内駐車場にあった仮設診療所の解体、雨のたび水たまりができていた駐車場の路盤再形成などで時間がかかり
やっと本日竣工写真が撮れました。



カメラマン齋藤さだむ氏に撮って頂きました。

クリニックは開業にあわせてお祝いの花が大量に届きます。
華やかですが、竣工写真としては邪魔になるのでアングルを変えるたびに写らない部分への移動が大変です・・・。
既に開業しているので、掲示物、棚の中身などで必要以上に雑多に見えるものはあらかじめデジカメで現況の写真を撮ってから移動し、撮影後その通りに戻すようにしています。

竣工写真を受け取り次第またUPしていきます。

大木医院現場

2012-05-25 08:08:51 | 大木医院改装計画
昨日は大木医院の現場へ。
設計検査でした。



塗装のムラ、汚れ等の指摘。
残工事の確認と開業までの工程の確認。
5/30には3カ月という長い工事期間を経て再オープンとなります。
ちなみにこの計画においては駐車場に小さな仮設を建て、そこで工事期間の営業をして頂きました。
来週には仮設からの引っ越し、仮設の解体をすませ、駐車場舗装のやり変えに入ります。
外装の再塗装と、屋根の樋の防水のやり替えのための足場も週明けには撤去となります。
開業前に竣工写真を撮る暇もなく、開業後お時間を頂き撮らせていただく予定です。


施主の内部の希望は「小ざっぱりとした雰囲気」。
小ざっぱりしてると喜んで頂けました。


待合からの庭を望む。中はモノトーンでまとめているため緑が映える。


裏動線


↓既存の写真

アプローチは前面道路の工事で歩道が上がってしまい、歩道から段差ができていたので、アプローチ全体をかさ上げ。入口のサッシもあわせてやり変えています。
庇は明るいグレーに塗装。


昔ながらの診療所。
母屋との間にある中庭を最大限活かせる間取りに変更。


開業が待ち遠しいような、焦るような・・。

クリニック現場

2012-05-10 21:54:43 | 大木医院改装計画
茨城県つくば市の竜巻の被害以外にも広範囲で風の影響があったようです。
現在進んでいるクリニックの現場担当のご自宅も屋根瓦が飛んでしまうなどの被害にあわれたそうです。
東日本大震災の際も屋根が破損し、直したばかりだったということでした・・・。
昨年竣工したつくば市研究学園の野堀眼科クリニックは運よく竜巻、風の猛威からは免れることができました。

今日はクリニックの現場へ。

大体塗装はあらかた完了していたが、照明がついたことで明るくなると、下地の処理が足りないところ、塗りムラがあるところなどが見えてくる。
早い段階で指摘することで仕上げのクオリティをあげていきたい。


こちらは裏動線。


外部のアプローチでは磁器質タイル、待合では塩ビ系タイルを敷き込んでいる。


診察室中から。
待合を通し、母屋との間の中庭の緑が視野に飛び込んでくる。
目に優しい。


サインの打ち合わせも。
表記内容、フォント、サイズ、太さ、文字の間隔、取付高さなどいろいろなバリエーションをつくり詰めていく。
カーテン、ブラインド、ロールスクリーンも大体まとまりました。

ようやく終わりが見えてきました。
娘さんの出産なども重なったこともあり、相談を受けてから既に1年が経ちました。
クリニックの新装工事としてはだいぶ長期になりました。

ってちょっとまとめるにはまだ早いですね。油断せず頑張ります。

O医院改装 現場

2012-04-26 22:47:09 | 大木医院改装計画
茨城県結城市のクリニックの現場へ。
GW前に現場の進捗状況を確認。
ようやく塗装に入れていました。

裏動線側も


今後は室名などのサインをまとめていきます。
既に医療機器の搬入時期や、新装後の予約の開始なども決まってきており、作業の遅れが許されない段階です。

頑張ります!

O医院改装 現場

2012-04-06 06:20:52 | 大木医院改装計画
毎週クリニックの改装のブログになっています・・。

他の物件も当然進んでいます。
設計、打合せを繰り返している過程についてはその時ベストだと思っても羽陽曲折しながら最終形までたどり着くと、初期段階の案は多少未熟に見えてしまいます。
優柔不断?な自分としてはせめて基本設計がUPするまではブログに案などを出さないようにしています。
でもその羽陽曲折を本来ブログにすべきなのでは?なんてことも・・
なんだか施工会社のブログのようになってしまっているような?


で、昨日もクリニックの現場へ。
前回と同じアングルで、あまり変わってないように見えますが、ボードを塞ぐ前にやることは多いです。
塞ぐとさわれなくなってしまう設備関係。
意匠的に気を使いたい部分などは造作家具を先に取付ます。
建具まわりの木枠などなど



今回のクリニックにも多目的トイレがあります。
かつては「障害者用トイレ」などいわれていましたが、高齢者、妊婦、小さな子どもを連れた親など健常者であってもつかえる「多目的トイレ」あるいは「だれでもトイレ」と言われるのが一般的になっています。
ただ限られたスペースなので出来ること出来ないことが出てきます。先生と相談してクリニックにあう内容を盛り込んでいきます。今回の特徴としては先生の希望もあって小便器を入れています。寸法的にはぎりぎりなところです。
図面を床に書き写し再度確認をとっていきます。
最終的に手洗いのカウンターの幅、手摺の設置位置なども微調整をして決定ました。


外部では既存配管の高圧洗浄を行っています。

今回のリフォームで給水管は新設していますが。排水系統は既存の物を使います。
ルート的に新設することも難しいので、既存の配管を高圧洗浄しカメラにて内部の劣化や壊れている部分が無いかチェックすることで既存利用することと決めました。
写真は洗浄後の写真です。


きれいになったのを見たくて定例にあわせてもらいました。
すっきりしました。

O医院改装 現場

2012-03-24 06:38:20 | 大木医院改装計画

昨日はO医院の現場へ。

現場はスケジュールに押されてどんどん進む。
敷地内駐車場に建てた仮設で営業は続けているのものの、営業体制がしっかりと整わない現状、予約の制限をしてるため再開業の時期はとても大事。
納まりや機器の承認図などが現場から上がってこない状態で現場がすすまざるを得ないので、現場にいる間に施主、設計、現場で反射神経的に決めていく。
リフォームは解体した段階で、予想したスケルトンでない場合も多い。
既に初めに想定していた壁の位置もずらし、給排水経路もかわり、選定していたエアコンも変えている。
図面は着工2週間で手書きの修正の線で真っ赤になっている。



結局また7時間コースでした。

O医院改装 現場

2012-03-15 00:53:21 | 大木医院改装計画
昨日は茨城県結城市で進めているクリニックの新装工事の現場に。



解体も完了し、図面の芯を現場に入れた段階でキックオフミーティングです。
解体により予想と違う部分が表れ、その変更。
各医療機器メーカーも集めネットワークの構築に必要なLANの確認。
警備会社のためのシステムと経路の確認。
既存の躯体の現状の確認、外壁からの漏水箇所の確認。
あわせて2階住戸の配管も露出するこのタイミングで新装。
それぞれの工事の工期のすり合わせ
等など。

昼からはじめて暗くなっても終わらず・・・。結局6時間以上。


ここで全て決めてしまうことが大事なので。
残りもまだまだありますが、だいぶすっきりしました。


O医院改装の打合せ 

2011-09-14 22:57:33 | 大木医院改装計画
小山から水戸線で一駅の小田林駅からすぐの診療所(O医院)の改装計画を進めている。
住宅併設の診療所で、内科医である親が建てた築30年以上の建物を、耳鼻科と内科の複合診療できるようにリフォームする計画です。
大掛かりなリフォームとなるが、後を継ぐ娘夫婦はこのクリニックへの想いから、解体建替えではなくリフォームを選んでいます。
世代交代ができず多くのクリニックが閉院していくなか、とても幸運な建物の例だと思います。

この計画は吉田周一郎建築設計の吉田くんと共同で設計している。
鹿島建設設計部時代の同期で自分が下北沢に事務所を移したころちょうど彼が鹿島のあと勤めていたスペインの設計事務所を退社して帰国、独立するとのことで事務所をシェアすることとなった。
彼とは昨年逗子第一公園のコンペにも共同で参加している。
自分の物件では他にはYflatシーラカンスK&H時代の友人のaoydesignと共同設計である。
時として共同で設計をすることは新鮮だが、お互いの考え方が分かってないと、通常より大変なってしまう。
心知れている仲間とやることが大事です。

で、打合せ後に水戸線数駅先にその吉田くん設計のトイレがあるので見に行く。
なかなか見に来れなかったのでこれを機会に。
このトイレ2009年のグッドデザイン賞にも選ばれています。



男女トイレの両側からひとつの手洗いをつかう。
ローコストでありながらきれいな納まりです。
コンペ時から事務所で模型や図面見てたので人の物件なのに自分の物件(?)みたいな不思議な感覚です。