※予告どおり、和巳さんネタです。
おセンチな上、ワケわからず長いです。とりあえず警報だしときます。(笑)
10行ほど読んで「わけわからん」と思われたらごめんなさい……
とむじぇりさまに兄さんの日記が更新されていること(そして肩のことについて触れられていないこと)を教えていただき、見に行ってきました。
にいさん……。
さて、さっそく兄さんの日記に、オフでネタに飢えた記者さんたちが飛びついております。
鷹・斉藤和がメジャー挑戦の願望明かす…10年FA権取得予定
斉藤 米球界への憧れポロリ!?
さて、相変わらずのサン○ポさん、ついでに西ス○もまたかよてな感じです。スルーすればいいんだろうけど、「球団はポスティング認めナイだろうけど、10年FA取得予定」というくだりに、ワクテカぶりが見え透いてて、ムカツク#(←全然スルーできてません)
日記は選手オフィシャルですから、さすがに引用はいたしませんが、その後兄さんは「ルールもあるし」という以外に「今は自分と鷹のことだけ」というてるんですけど……。兄さんはI口みたいな悪い意味で自分が自分が、って部分はない人だと思いますよ……。「またのぼせあがった選手がメジャーに行きますよ♪」みたいな書き方は、やめていただきたい。
兄さんがそれこそ来年でも出て行っちゃうかも! とかそういうことは心配してない。
「メジャーに行くだとぉ? コリャア#」とも思わん。
ただね……。
兄さん。
「ここではないどこか」へ、行きたいと思ってないか?
もしかしてそれって「私ら」のせい?
今年のCS第一戦、雨の中投げる兄さんのところに、リラックマもって駆けつけなかったから?(←駆けつけても逮捕されただろうけど)
ファンの期待に応えたい、チームの勝利に貢献したい。去年できなかったことを爆弾みたいに痛む肩を抱えながら果たそうとして、結局果たせなくて……疲れてしまったところがあるんだろうか?
鷹のエースであることに。パリーグにいることに。プレーオフに。ファンの期待を一身に集めることに。
兄さんはポストシーズンで勝ったことがない。だけれど、去年も今年も、鷹は兄さんを頭に立てた。そのことに不満を持つ人はいなかったと思う。今年は心配はしたけどね。
新聞は「憧れ」「願望」なんて書いてるけど、そんな前向きな感じはしない。
今も苦しいんだろう、痛いんだろう。先が見えなくて、不安なのかもしれない。
「このままやと、もう日本でキリキリ、バリバリ投げられないかもしれない。ならいっそ……」
そんな“日本にいられなくなった可能性”をも考えてるんじゃないか? 深読みしすぎなのかもしれないけど、だとしたらなんて切ないんだろう。ファンの期待が苦しめてるんだとしたら、どうしたらいいんだろうと思う。
でも、兄さん。(読んでるわけないのにこんなこと書いても仕方ないんだけどさ)メジャーは夢の国じゃないよ。
この前見た「パンズラビリンス」の少女もそうだった。十二国記のヒロインもそうだ。望むと望まざると「異世界」に導かれて、そこで彼女達が味わうのは、現実以上の苦しみだ。
「ここではないどこか」に行っても、そこには新たな苦しさが待ってます。日本で働く場がなくなり、メジャーで成功した選手はいる。だけど、彼らにも、彼らの光にまぎれて見えない数え切れないくらいの「花開けなかった」選手にもドロドロした苦しみ、挫折がある。
もしも、「ファンに応えられないのが苦しい」なら、もう少し「夢の世界」へ行くのは待ってもらえないでしょうか? その苦しみを一緒に味わうことこそ、ファンの望みなんじゃないかと思うよ。
初勝利まで時間が掛かってる苦しんだのに、ポストシーズンでも地獄を見ているのに、これ以上「苦しみ続けろ」なんて鬼かって感じかもわからんけど……もし、体が大変なら、ファンは待つから。構成成分の99%が「負けん気」の兄さんが、勝たないまま逃げるなんて信じませんから。
私は鷹がポストシーズンを勝ち抜けるのは、兄さんがポストシーズンで初勝利を手にする時だと信じている。というか、これはほぼ、鷹ファンが想定している将来の「事実」だ。
シーズン中、負けが込むと、お通夜みたいになるベンチを見るたび「鷹はもっと楽しんで野球をしないと」と言われていた。「真面目なのがいけない」。
う~ん、そうだよなぁ。真面目すぎるよな。
もっと楽しく、楽しそうに、そう、軽やかに、明るく……。
ん?
違う! 違うぞ、違う! 違う違う違う(以下エンドレス)
鷹は真面目じゃなきゃ鷹じゃないよっ。何度もお通夜みせつけられるのは勘弁だけど鷹は真面目だから、鷹なんだ。勝っても負けても真面目だから好きなんだよ!
「楽しく~」につられそうな時、いつも思い出すのは兄さんの後ろ姿のように思う。去年の、北の大地でのあの後姿だ。
私にとって、鷹のエース=和巳さんだ。和巳さん=鷹のエースだ。工藤さんは凄え。若田部さんも西武には強かった。田之上さんは今も美しい。将来転んで、どっか頭打ったり(爆)とかして人格変わってまかり間違って渚あたりがエースと呼ばれるとしても、私にとっての「エース」はやっぱり和巳さんだ。
うちの母がそれは嬉しそうに稲尾さんのことを話すように、孫が出来たら(想像できんけど)和巳さんのことを話すだろうと思う。「凄いエースやったとよ」と自慢するだろう。
このエントリを書こうとしてモヤモヤしてた最中、sherryさまからメールをいただいた。
「なんにしても、わたしは『斉藤和巳』という人が考えに考えた末の決断であれば、すべて異論はありません」。
なんという天晴れな、核心をついた言葉だろうかと思います。
もう一度言います。
兄さん、兄さんのファンはそんな「イラチ」じゃありません。待てといわれたら待つよ。
だから「どこか遠くへ」なんて悲しいこと、早まって思わないでおくれ。
ファンはマウンドには駆け寄れないけど、それでもどこで投げる時も、身内のような気持ちで見てます。貴方が心配だからです。貴方が勝つと、とっても嬉しいからです。
本当にそれ、だけです。
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