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■「シワシワになったミニトマトを捨てないでください!」八百屋からのお知らせ!そのワケとは
「あ、ミニトマトがシワシワになっちゃった…もうダメかな?」
冷蔵庫の野菜室で、少し元気がなくなってしまったミニトマトを見つけて、思わずため息をついた経験はありませんか?
皮にハリがなくなり、少しシワが寄ってしまったミニトマト。ついつい「もう食べられないかも」と諦めて、捨ててしまう人も少なくないかもしれません。
しかし、ちょっと待ってください!
実はそのシワシワになったミニトマト、八百屋から見ると「まだ活躍できる、むしろ美味しさが増している可能性」を秘めている場合があるのです。今回は、多くの野菜を見てきた八百屋だからこそ知っている、シワができたミニトマトの秘密と、驚きの活用法をご紹介します。
・なぜミニトマトにシワができるの?
ミニトマトにシワができる主な原因は、水分が失われることです。
収穫後もミニトマトは呼吸を続けており、その過程で少しずつ水分が蒸発していきます。特に、乾燥しやすい環境に置かれたり、時間が経過したりすると、皮のハリが失われ、シワが寄りやすくなるのです。
しかし、これは腐っているのとは違います。腐敗が進むと、異臭がしたり、カビが生えたり、触るとドロドロとした感触になったりしますが、単にシワが寄っているだけであれば、まだ美味しく食べられる可能性が高いのです。
・シワができたミニトマトはお湯をかければ元通りになる
「水分が抜けているだけと言われても...本当?」と思う方が多いと思います。
そこで実際に水分を戻してあげることでミニトマトがプリプリの状態に復活させることができるので方法を紹介します。
1.ミニトマトをお皿に出す
2.50度くらいのお湯をかけて20秒待つ
これだけでミニトマトが水分を吸収することでシワがほとんどなくなり、綺麗な状態に戻るんです。
・シワは「甘み凝縮」のサインかも?
先ほどミニトマトをもとに戻す方法を紹介しましたが、元に戻さなくてもしわしわな状態のまま食べてもらって大丈夫です。
八百屋の経験から言うと、水分が適度に抜けたミニトマトは、味が濃く感じられることがあります。水分が減ることで、相対的に糖度やうま味成分が凝縮されるためです。
もちろん、品種や保存状態にもよりますが、フレッシュな状態とはまた違った、濃厚な味わいを楽しめるチャンスなんです。
異臭がしたり、カビが生えたり、触るとドロドロとした感触になっていなければ、シワが出てきているミニトマトは食べていただいて大丈夫なので覚えておいてくださいね。
・シワが出たミニトマトについてまとめ
今回はシワが出てきたミニトマトは食べられるということを紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考にして、ミニトマトをたくさん食べてくださいね。
青髪のテツ
八百屋歴14年|野菜のプロ
八百屋歴14年|野菜や果物の選び方、保存方法、食べ方、豆知識など発信|Xのフォロワー数は70万人超|野菜の本を5冊出版|
ブログ『やさいのトリセツ』を運営
【元記事】
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/03a20f5f85355186f136fe8d9cb0a52a538d1977
最後までお読みいただきありがとうございました。
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