
2011年10月14日 京都八瀬瑠璃光院にて撮影。
山と渓谷が織り成す風光明媚の地「八瀬」は、平安時代の昔より、
貴族や武士に愛された保養地でした。
その八瀬にあり、高野川のほとりにひっそりとたたずむ「瑠璃光院」。
八瀬の渓谷にあるお寺で、京都人でもほとんど知らない隠れた名所です。
通常非公開ですが、新緑と紅葉の時期にだけ一般公開されます。
渓谷にあるお寺なので、紅葉は早いかと思いきや11月下旬になって見頃を迎えます。
山門のモミジは鮮やかなオレンジ色をしていて晴れの日に見ると大変綺麗です。
格調高い数奇屋造りの建築は中村外二、庭園は佐野藤右衛門一統の作と伝わります。
三条実美公が命名した茶庵「喜鶴亭」の前に広がるのは、「臥龍の庭」。
今、まさに天に駆け昇ろうとする龍が水と石で躍動的に表現されており、
秋には紅葉が華やかさを添えます。
もうひとつの庭園「瑠璃の庭」は、瑞々しい苔の絨毯で覆われ、
その間を縫うようにして、せせらぎが優美な曲線を描きます。
苔の上には、覆いかぶさるようにして枝を伸ばす紅葉の木々。
異なる種類のカエデが組み合わされているため、黄・橙・桃・紅色などの色に
移ろいながら、日々変わり行く表情を見せてくれます。
そこにあるのは、言葉の表現を越えた錦秋の世界・・・。
書院に座り、感覚を研ぎ澄ませていると、景色が心の中に染み渡っていくような心地がします。
この「瑠璃の庭」では、ある気象条件が整うと
「瑠璃色に輝く浄土の世界」が現れると言い伝えられています。
2011年12月2日 今日は朝から晴天になりました。
おはようございます。お元気ですか。
今日は 西国三十三箇所観音霊場第三番札所
粉河寺の庭園をご紹介します。
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