はじめに
人をやるななば、この体を維持するためには、こうした方がよいという 基礎的なことを皆が学ぶべきで 年齢相応の教科書があり 幼児期から学んでおいた方が いいのではないか
消化器―⑨アルコール分解のしくみ
肝臓でアセトアルデヒドから酢酸に分解され、最終的には二酸化炭素と水になり体外へ排出される
【位置】
肝臓内
【構造・機能】
アルコールは、胃や腸で吸収されて肝臓に運ばれ、無害な物質に分解される (以下①→④)
【最終的に二酸化炭素と水に分解され体外に排出】
① 肝臓では、次の2つの酵素により分解される
1)主にアルコール脱水素酵素(AHD)によって、アセトアルデヒドという毒性の強い物質に分解される
2)それ以外にも、ミクロソームエタノール酸化系(MEOS)の酵素でアセトアルデヒドに分解される
② アセトアルデヒドは、アセトアルデヒド脱水酵素(ALDH)によって酢酸に分解され血液中に送られる
③ 血液を介して全身の臓器や組織に運ばれた酢酸は、筋肉や脂肪組織で分解され、最終的には「二酸化炭素」と「水」になる
④ 再び血液に入った「二酸化炭素」は、肺の肺胞でガス交換が行われて呼気として排出される。一方、「水」は、尿や汗として体外に排出される
◆ アルコールは、このようにいくつかの段階を経て分解されるが、酒量が多かったり、飲むピッチが速すぎたりすると、
➡ アセトアルデヒドから酢酸への分解が間に合わない。
その結果
アセトアルデヒドのまま肝臓から血液中に送り出される量が多くなり、
➡ 脳に達すると嘔吐中枢を刺激して、悪酔いや二日酔いの原因になる
さらに
◆ 肝臓のアルコール分解能力を著しく上回る量を急激に摂取した場合には、急性アルコール中毒を引き起こすことがある。
【活性型 ALDH をもっているとアルコール分解が速い】
◆ 肝臓がアルコールを分解する速度には個人差がある
平均的な日本人の場合、ビール大びん1本分のアルコールを分解するには、およそ3時間かかる
24時間かけて処理できる限界の酒量は、日本酒で約6合、ウイスキーでボトル半分程度である
◆ 酒に弱い人と強い人がいるが、これにはアセトアルデヒドを分解して酢酸にする ALDH が関係している
◆ ALDH のタイプ
◎活性型 ――― アセトアルデヒドの代謝速度が速い ―― 酒に強い
◎低活性型 ―― アセトアルデヒドの代謝速度が遅い ―― 酒に弱い
◎非活性型 ―― 酵素活性がまったくない ――――――― 酒に弱い
【日本人の適量とは?】
◆ アルコールの代謝能力には個人差があるが、ほどよく楽しむには適量範囲の飲酒におさめることが大事である。
厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒」は1日平均純アルコールにして20g程度とされている
👇 yotube【看護師ぐらし】さんの動画から拝借しました。
看護師ぐらしさんの説明によると、以下の適量は男性を基準とした数値なので、女性はこれの½~⅔ぐらいが目安だそうです
◆ 空腹のまま多量の酒を飲むと、さまざまな障害が起こりやすくなる
・胃腸の粘膜が荒れる
・アルコールの吸収が速く血中アルコール濃度が急激に上昇する
【肝臓を保護し肝機能を活発にするためには】
食べながら飲むことも大切である。
酒肴のポイント ――― 高タンパク、低エネルギー
週2回は休肝日 ――― 肝臓を保護する
美しい人体図鑑
自分のからだを知り尽くす!/ 監修 東京女子医科大学 名誉教授 梶原哲郎氏の書籍を引用しています。
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