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何でんかんでん

自分はどうしたいのか自身に問いながらの日記

消化器④ 小腸のしくみ

2023-07-25 00:11:11 | からだのしくみ

はじめに

私は人間をやっている。人間をどうやるか せめてこの肉体のオーナーであるならば どんなもので どんな働きをするぐらい なぜ知らないのか


消化器―④小腸のしくみ

十二指腸、空腸、回腸からなり、消化された栄養素や水分を純毛で吸収し、門脈から肝臓へ送る


【位置】

大腸に取り囲まれるように腹腔中央にある。


【構造】

小腸は、十二指腸、空腸、回腸の3つの部分からなり、成人ではまっすぐ伸ばすと約7~8mある。人体の臓器としては、もっとも長い。生体内では、腸管の筋肉によって約3mにまで短くなり、菅の直径は約4㎝ある。

◆ 小腸の始まりである十二指腸は、馬蹄状をしていて、長さは約25㎝ある。内壁には、大十二指腸乳頭小十二指腸乳頭という2つの孔(穴)があり、膵臓でつくられた膵液と、肝臓でつくられ胆嚢で濃縮された胆汁という2つの消化液が放出される。

空腸回腸は、腸間膜によって後腹液からぶら下がるように固定されている。腸間膜には、血管、リンパ管、神経が通っている。

 


【小腸は、内壁側から粘膜、筋層、漿膜(しょうまく)の3層構造】

内壁の粘膜は、腸絨毛(ちょうじゅうもう)と呼ばれる無数の小突起に覆われている

小腸の表面積は約200㎡に及び、体表面積の100倍にもなる

 腸絨毛の長さは約1ミリで、発達した毛細血管網と1本のリンパ管が通っている。消化された栄養素や水分が腸絨毛から吸収され、門脈から肝臓へと運ばれる。

 腸絨毛と腸絨毛の間には腸腺がある。腸絨毛と腸腺は、小腸上皮細胞に覆われていて、ところどころに粘液を分泌する杯細胞がある。小腸上皮細胞の表面には、微絨毛という微細な突起が生えていて、内壁の面積をさらに広いものにしている。

筋層は、内側の輪状筋と外側の縦走筋という平滑筋の2層構造になっている

筋層には神経細胞が集まって、小腸の蠕動運動に関する脳からの指令を伝えている。

漿膜は、1層の腹膜で、漿液(しょうえき)を分泌して漿膜の表面を滑らかにすることで、密集した小腸同士が癒着したり、こすれ合って傷ついたり、動きにくくなることを防いでいる。

 


【食物の栄養素や水分を消化して吸収】

◆ 小腸では食べ物を消化し、広い腸壁からブドウ糖やアミノ酸、脂肪酸、各種ビタミン・ミネラルなどの栄養素を吸収している。消化管内の水分は、食物や飲料など口から入ってくる水分、唾液、胃液、腸液などに含まれる水分で約10リットルにもなる。その80%が、腸で吸収される。

◆ 胃の幽門から送り出された食物の栄養素や水分が小腸で消化・吸収され大腸へ送られるまでの時間は約3~4時間である。


【小腸の運動には2つの動きがある】

小腸の動きには、分節運動(律動性収縮)と蠕動運動の2つがあり、連動して食物を大腸に送る

◎ 分節運動は、小腸上部で1分間に約20~30回行われ、下部に行くにつれて少なくなる。同じ部位で30分間くらい繰り返される。

◎ 蠕動運動は、収縮による小腸のくびれが、胃に近いほうから肛門のほうへ移動して食物を大腸に送り込む。一分間に1~2㎝の速度で進行するタイプと、平均10㎝ほど進むタイプがある。

◆ この2つの運動の目的の一つは、粥状になった食物と消化酵素をよく混ぜ合わせることである。さらに消化した食物を小腸の粘膜に十分に接触させることで、吸収を促進することにある。


美しい人体図鑑 

自分のからだを知り尽くす!/監修 東京女子医科大学 名誉教授 梶原哲郎氏の書籍から引用しています。

以上

 

 

 


消化器③ 胃液のしくみ

2023-07-24 00:21:21 | からだのしくみ

はじめに   

私は人をやっている。 今 生きているとゆうけれど 生きているとは どうゆうメカニズムなのか 教わった記憶がない


消化器―③胃液のしくみ

胃液の主成分は、塩酸ペプシノーゲン粘液の3つからなり、分泌には自律神経が深くかかわっている。


【位置】

粘膜


【構造】

◆ 胃液は、胃の内壁にある胃腺から分泌される。

主成分は、

◎ 塩酸

◎ ペプシノーゲン

◎ 粘液

一日に約1.5~2.5リットル分泌される。


【胃の働きや胃液の分泌は精神状態によって大きく左右される】

◆ 胃液の分泌には、自律神経が深くかかわっている。おいしそうなものを見たり、においを感知したり、食べたりすると、その情報が自律神経の一つである副交感神経に伝わり、胃の分泌腺に胃液を分泌するように働きかける。

◆ 一方、イライラしたり、悲しみや心配事などがあると、交感神経が優位に立って胃の蠕動運動は弱まり、胃液の分泌が妨げられる。

◆ 自律神経のバランスが崩れると、胃酸の分泌が盛んになり、胃を保護する粘液の分泌は極端に減ってくる。そのような状態の胃に、塩酸を含んだ胃液がさらに分泌されると、胃粘液の防御壁が崩れてしまい、胃潰瘍が生じる。


【自律神経が胃液の分泌をコントロール】

◆ 口から入った食物は、咀嚼されて食道から胃に送り込まれる。胃では腸での消化を助けるために胃液と混ぜ合わされて粥状にこなされる。

胃液に含まれる塩酸は、pH1.0~2.5(中性はpH7.0で、これ以上の値がアルカリ性、これ以下が酸性)という強酸性で、食物を殺菌したり、食物繊維を柔らかくする作用がある。 ちなみに、胃酸の塩素は、唐辛子などの刺激物よりも強い刺激作用をもっている。この強力な殺菌力が、内容物の腐敗や発酵を防いでいる。

ペプシノーゲンは、塩酸によって分解されて、ペプシンというタンパク質分解酵素に変わる。

◎ 粘液は、胃の内壁が強い塩酸に侵されはいよう胃壁全体を覆って保護している。胃は強力な消化作用をもっているにもかかわらず、胃全体が消化されないのはこのためである。


【なぜ、げっぷは出る?】

げっぷは、胃底部にたまった空気などのガスが、口から排出されたものである。ビールなどの炭酸飲料のガスや、食事のときに食物といっしょに飲み込んだ空気は、胃底部に蓄積される。こうして溜まったガスが一定量を超えると、胃の入り口(噴門)が開いて口から排出される。


【なぜ、嘔吐は起きる?】

嘔吐は、胃に有害物質や毒素が入ったとき、それを腸に送り込まないための防御反応である。有害物質や毒素の情報は、胃から知覚神経を経て、大脳の下にある延髄の嘔吐中枢に伝達される。普段、胃の噴門は食物の逆流を防ぐために、下部食道括約筋によって閉じられているが、嘔吐中枢からの指令で十二指腸へと続く胃の幽門が閉じ、噴門が開き、さらに、食道が収縮することによって吐き出される。


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自分のからだを知り尽くす!/監修 東京女子医科大学 名誉教授 梶原哲郎氏の書籍から引用しています。

以上

 

 

 


消化器② 胃のしくみ

2023-07-22 00:29:00 | からだのしくみ

はじめに

私は人をやっている。人をやっているのであれば 人のことをよく理解しておく必要があるのに 理解できていないのは そうゆう教育を受けていないからだ


消化器―②胃のしくみ

噴門、胃底部、胃体部、幽門からなり、3層の筋肉で食物を粥状に撹拌して十二指腸へ送り込む。その攪拌機の容量は1.5リットルある。

 

【位置】

上腹部にあり、上方は食道と、下方は十二指腸と接続している。

 

【構造】

◆ 胃は消化器の一つで、袋状の形をしている。成人の胃の容量は、約1.5ℓある。

・噴門(食道と接続する入り口)

・胃底部

・胃体部

・幽門(十二指腸と接続する出口)

噴門と幽門は括約筋でできていて、食物を受け入れ、撹拌した食物を十二指腸へ送り出している。胃の中で撹拌された食物が強い酸性の場合にほ、幽門括約筋が反射的に閉じて、十二指腸の内壁が酸で冒されないように防いでいる。

胃壁粘膜に覆われている。粘膜上皮には、胃液を分泌する胃腺の孔(あな)が無数に開口していて、その数は1㎝当たり約100個もある。胃壁はその粘液によって覆われていて、胃液に含まれる胃酸によって消化されないようになっている。

◆ 胃底部、胃体部の胃腺からは、ペプシノーゲン、塩酸などの消化酵素や殺菌作用のある粘液(胃液)が分泌されている。また、幽門前庭部からは、胃液で酸性になった内容物を中和するアルカリ性の粘液が分泌されている。


【小腸での本格的な消化・吸収の下準備】

◆ 食物と胃液をよく混ぜ合わせて内容物を粥状に撹拌する。

◆ 十二指腸での消化の進行に合わせて、食物を一時的にためておく。内容物の通過時間は、食物の形状によって異なっている。滞留時間は液体で約数分、個体は約1~2時間、脂肪分は約3~4時間である。また、食物が体温によって腐敗、発酵しないように、胃液に含まれる塩酸の強酸性によって内容物を殺菌している。

◆ 胃では、タンパク質や脂肪をある程度消化している。タンパク質は数十から数百のアミノ酸の集まりであるが、タンパク質消化酵素によって小さな分子(ペプチドなど)にまで消化する。脂質も小腸での本格的な消化に備えて、ある程度の消化を行っている。さらに、アルコールの一部を胃粘膜から吸収して肝臓に送り込んでいる。


【胃に棲みつくピロリ菌】

ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)という細菌が、胃潰瘍ばかりでなく、胃がんにも深くかかわっている。 ピロリ菌は、胃粘膜の表面の粘液の中に棲みついて、アンモニアを発生している。胃粘膜を胃酸から守っているのが粘液である。 ところが、この粘液が、ピロリ菌が発生させるアンモニアによって剝がされてしまい、そこに炎症細胞が集まることや、ピロリ菌の産生する毒素によって、粘膜が壊死してしまう。 そうした状況の胃粘膜に、ストレスや胃酸が作用して潰瘍を起こしたり、胃がんを発生させるのである。


 

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自分のからだを知り尽くす!/監修 東京女子医科大学 名誉教授 梶原哲郎氏の書籍から引用しています。

以上

 

 

 


消化器① 食道のしくみ

2023-07-21 00:30:00 | からだのしくみ

はじめに

私は人をやっている。肉体を毎日使って 関わっているのに 肉体のことを知らない。人間をやるならば、人とはどうゆうものなのか プロフェッショナルでなければいけないはずだが 不思議なことに何も知らない。


消化器―①食道のしくみ

口と胃を結ぶパイプラインである。蠕動運動によって食物を胃へと送り込む役割を果たしている

 

【位置】

口腔から胃の入り口(噴門)の間にある。

 

【構造】

食道は、口と胃を結ぶ管で、約25㎝の細長い臓器である。食道の断面は左右が約2㎝で前後が約1㎝の楕円形をしている。普段、食道は閉じていて、口から食物が送り込まれると大きく広がる。食道は同じ太さの管ではなく3か所がくびれて狭くなっている。

 

【機能】

食道は、口で飲み込んだ食物を、胃に送り込む役割を果たしている。食物は、引力によって食道を落下し胃に入るわけではない。食道の蠕動運動によって胃へと送りこまれる。体を横にしていても食物が胃に送り込むことができるのは、食道が蠕動運動をしているためである。

また、食道の内壁の粘膜からは粘液が分泌されていて、食物が食道を通過しやすくなっている。水などの液体が通過する時間は0.5秒~1.5秒、固形物は6~7秒くらいである。

胃の入り口には、下部食道括約筋がある。食物が食道の蠕動運動によって下方へと運ばれ、食道の下端に達すると、その反射によって下部食道括約筋が弛緩し開き、食物を胃へと送り込む。下部食道括約筋は、普段は閉じていて、胃の中の食物や胃液が食道に逆流しないようになっている。


【なぜ、胸やけが起きるか?

胸やけの原因は、胃に送り込まれた食物や、食物を消化、殺菌するために分泌された胃液などが、食道に逆流して粘膜が炎症を起こすためである。胃の入り口にある噴門括約筋は、食物が通過するとき以外は閉じている。ところが暴飲暴食したり、甘いものや脂っこいものを食べ過ぎると、括約筋の開閉がうまくいかなくなる。そのために、いったん胃に入った食物や胃液が逆流して、不快な症状やげっぷをしたときに酸っぱい息が出てくる。また、加齢によって括約筋が緩んでしまうことも、胸やけの原因になる。


ブックオフで発掘  美しい人体図鑑 

自分のからだを知り尽くす!/監修 東京女子医科大学 名誉教授 梶原哲郎氏の書籍から引用しています。

以上

義務教育から学びが必要?