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デリシャスパーティ♡プリキュア 第42話感想

2023年01月09日 | デリシャスパーティ♡プリキュア
 今話の名セリフ:「だって、シナモンさんやマリちゃん達と、同じ釜のご飯を食べた仲間だもん!」

 「デリシャスパーティ♡プリキュア」第42話「ゴーダッツのたくらみ プレシャスvs.ブラックペッパー」の感想です。


~ Aパート ~
 前話の続きです。
 クッキングダムの近衛隊長・フェンネル。彼が、ブンドル団の団長・ゴーダッツでした。
「スペシャルデリシャストーンは、私がすべて受け継ぐはずだった・・・。それをシナモンが奪おうとした・・・。」
    
「だから消した。当然だろう。」
「あれは師匠が決めた事よ!」
    
「お前もだ、ローズマリー! 邪魔者を追放し、これで私がすべてのスペシャルデリシャストーンを手に入れられると思ったが、今度は、クッキングとお前が邪魔をした・・・。」
   
    
   
「クッキング様は、スペシャルデリシャストーンは強大な力ゆえに、2つとも持つのは危険だと判断されたのよ!」
    
    
「シナモンに扱えて、私に扱えないはずがない!」
   
「こいつがいればレシピボンが発動する。クッキングダムの宝はすべて、私が手に入れる!」
    
「フェンネル・・・。お前は僕達が止める!」
「もう何人たりとも、私の邪魔はさせん!」
    
    
「奪い尽くせ、ゴッソリウバウゾー!」
    
    
 その後、ローズマリーはデリシャスフィールドを展開。拓海には、ゆい達の手当てを任せ、門平とローズマリーは、ゴーダッツ、ゴッソリウバウゾーと戦います。
   

「考え直せ! 師匠は、世界を支配するためにスペシャルデリシャストーンを作った訳ではない!」
   
   
    
    
「では、何のためだ? 手を伸ばせば、世界が手に入るのだ!」
   
   
「シナモン!」
   
   
「私なら全力で奪いにいく・・・。」
   
    
   
「何!?」
   
    
「力は相手をねじ伏せ、超えるために使うもの・・・。そうだろ?」
    
「違う! みんなを守り、幸せに暮らすために・・・。」
「誰かにとっての幸せは、誰かにとっての不幸せだ・・・。」
   
   
「笑う者の陰には、常に泣く者がいる・・・。」
    
    
「それが理解できないのは、お前達が常に恵まれ、奪い続けてきたからだ!」
    
   
    
「シナモン!」
「父さん!」
    
「何!?」
   
「シナモン!」
   
    
    
「おのれ、シナモン・・・。」
   
「父さん!」
「大丈夫だ・・・。今のうちにこの子達を・・・。」
   
 そして、拓海と門平の2人で、ゆい達の回復に。
 そこに、ゴーダッツが攻撃してきましたが、門平がガード。ゆい達を守り切ったものの、攻撃の激しさに倒れてしまいました。
 完全回復したゆい達は、プリキュアに変身します。

 その後は、総攻撃でゴッソリウバウゾーを追い詰め、ライト・マイ・デリシャスでゴッソリウバウゾーをやっつけました。
 しかし、捕獲箱は壊れず。捕らわれたレシピッピは依然ゴーダッツの手に。

 ゴーダッツは、ブンドル団のアジトに戻ります。セクレトルーの助けを無視して。
 ゴーダッツの後をブラックペッパーが追いかけました。その後をプレシャス、ローズマリーが続きます。


~ Bパート ~
 少しして、門平はここねの家で、セクレトルーはあまねの家で、それぞれ手当てを受けていました。
「あまねん。新しい包帯持ってきたよ!」
「ありがとう。」
   
「必要ありません・・・。こんな無様な、完璧になれない私など、放っておけばいい・・・。」
    
「っていうか、消えた方がマシだ!」
   
   
「らん。」
「ほい!」
「メン!」
   
   
    
「セクレトルー。今は少し休んだ方がいい。」
   
   

 その頃、ブンドル団のアジトでは、ブラックペッパーが、ゴーダッツのいる最奥部に向かって走っていました。
「待って!」
「放せ・・・。」
    
「落ち着いて! あたしと一緒にフェンネルさんに会おう!」
「落ち着いてなんていられるか!」
    
「父さんは、故郷のクッキングダムを本当に大切に思っていた・・・。」
   
   
   
「だから父さんは、故郷を守るクックファイターの使命に、誇りを持っていたんだ・・・。」
    
    
「なのに、あいつが・・・。」
   
   
「ゴーダッツが、父さんの大切なものを奪った・・・。オレは、あいつを許せない・・・。」
   
    
「あ・・・。拓海、待って!」
   

「プレシャス! 大丈夫?」
   
「ブラペは?」
「あんな顔、初めて見た・・・。」
   
「プレシャス。ゴーダッツの持つスペシャルデリシャストーンに対抗できるのは、私のスペシャルデリシャストーンだけ。」
    
「あなたは、彼を・・・。」
「マリちゃん・・・。」
    
「プレシャス・・・。」
「コメコメ・・・。」
   
「うん!」
   

 一足先にブラックペッパーは最奥部に着きました。
「何がほしい?」
「え?」
「お前の望むものは何でも与えてやる。私の下に就け。」
    
「ふざけるな! どうしてオレがお前に!」
「お前は、デリシャストーンに選ばれた。その力、私の下で活かしてはどうだ?」
    
    
「断る・・・。」
「愚かさは父親譲りだな。」
    
    
    
   
「私より遥かに劣りながら、私に勝てると勘違いしている。」
    
「お前の父親もそうだった。自分が一番だとおごり高ぶり・・・。」
「でたらめを言うな!」
   
   
「父さんは、誰が一番なんて気にする人じゃない!」
   
「お前が・・・、お前が父さんを語るな!」
    

    
   
「お前達・・・。」
「マリちゃん!」
「ええ!」
    
    
「こりない奴だ・・・。」
   
   
「褒め言葉として受け取っておくわ!」
   
    
   
「ゴーダッツはオレが・・・。」
   
    
「どけ!」
「どかない! これ以上行かせない!」
   
   
「オレは、あいつを倒さないといけないんだ!」
   
「違う! みんな、誰かを傷付ける事じゃなく、守りたいから立ち向かうの・・・。シナモンさんも、マリちゃんも、あたし達も・・・。」
   
    
    
    
「拓海だって!」
   
   
「お前の力では私に勝てない。」
「勝てなくていい! あなたを止められさえすれば!」
   
   
    
   
「マリちゃん!」
   
   
「まだだ!」
   
「やめて!」
   
「放せ!」
「フェンネルさんだって、きっと自分が間違ってたって気付いてくれるはず!」
   
   
「だって、シナモンさんやマリちゃん達と、同じ釜のご飯を食べた仲間だもん!」
「プレシャス・・・。」
    
    
    
「拓海・・・。」
   

    
   
「拓海!」
   
「甘く、どこまでも愚かだ。」
「ゴーダッツ! わざとやられたふりを・・・。」
    
「おかげで、良い時間稼ぎになった。」
「石が力を取り戻してる!?」
    
「どうして・・・。ジンジャーさんだって望んでないよ!」
「お前がジンジャーを語るな!」
    
「お前に何が分かる? お前は、ただ自分が信じたいものを、都合良く信じようとしたに過ぎない・・・。」
   
「私は何も間違っていない・・・。お前の自分勝手な想像を押しつけた結果が今だ・・・。」
    
   
   
「プレシャス! そんな言葉に耳を貸しちゃ駄目!」
「身の程を知れ!」
    
    
   
「なんてパワーなの・・・。」
   
    
「これで、すべては私のものだ・・・。」
   
「オ、オムスビヒャッコハムチャデッセ!」
   
   
   
「フン。まあ、いい。」
   
   
「良かったコメ・・・。」
「コメコメ・・・。」
   
    
   

    
    
「レシピボンに力は満ちた。さあ、すべてのレシピッピを引き戻し、閉じ込めるのだ・・・。」
    

 今回は、これで終了です。


次回:「レシピボン発動! おいしーなタウンの危機
 ブンドル団のアジトから戻ったものの、自分のせいで拓海やコメコメを傷付けてしまったと落ち込むゆい。
 皆がゆいを元気付ける中、いよいよレシピボンが発動し、ゴーダッツによってすべての食べ物が消えてしまい・・・。


 次回予告直後には、次回作の番宣がありましたが、内容については、感想の最後で語ります。


【まとめ】
 という事で、2023年最初の「プリキュア」は、ブンドル団のボス・ゴーダッツとの最終決戦から始まりました。
 門平など多くのキャラが、ゴーダッツの強大な力により深手を負い、Bパート最初は看病のシーンで始まり、コメコメがゆい達をゴーダッツから逃がすために大量のエナジーを消費したりと、今作の最終決戦は、初っ端から激しい消耗戦となりました。

 今話のタイトルは「プレシャスvs.ブラックペッパー」とあったものの、肉弾戦で直接戦う展開にはならず、ゴーダッツの対処を巡っての論戦にとどまり、今話の戦いの激しさとはうってかわって緩いものに。まあ、一緒に戦ってきた仲間同士で殴り合う展開になろうものなら、メイン視聴層の女の子達には目に毒だと思いますので、これが良い着地点でしょう。
 ブラックペッパーは、父・シナモンのクッキングダムを守るという誇りを踏みにじったからと、ゴーダッツを父の仇と見た一方、プレシャスは、同じ釜の飯を食べた仲間だったから分かり合えると考えていました。結果、ブラックペッパーは、プレシャスの純粋な思いと、これまでの経験から、ゴーダッツを倒そうとはせず、プレシャスの考えを受け入れました。
 「同じ釜の飯を食べた仲間」というのは、物語序盤に出てきた言葉ですね。まあ、あの時は、同じ浜のご飯を食べた人とは、ずっと友達だと間違えていましたが。(笑)
 序盤のセリフが、ここぞという時に出てきたのは、なんか込み上げてくるものがありますし、食べる事が好きなゆいらしいな、としみじみ感じますね。

 しかし、残念ながら、ゴーダッツには通用せず。
 まあ、今回に限らず、現実でも、恵まれし者の綺麗事ととられても不思議ではないでしょう。「同じ釜の飯を食べた人は友達」という言葉が、1日24時間とか、太陽は東から登り西に沈むなどといった不変の真理だったら、起きやしないんですよね。戦争なんて。
 それに、見返してみると、これも祖母・よねの言葉なんですよね。よねの言葉が必ずしも万人を支えるものとは限らないというのは、約1か月前の話で出たばかり。これも、綺麗事感に拍車をかけていると思います。
 となると、これまでの自分の経験や、それに基づいて出来上がった言葉が、物を言うのでしょう。ゆいは、ゴーダッツと比べて人生経験は少ない上、恵まれた環境でぬくぬく育ってきたとなると、ゴーダッツを説得するのは非常に難しい事かと思いますが、一体どうするのか?

 また、今話では、フェンネルがゴーダッツになった理由が明らかに。それは、ジンジャーから託されたスペシャルデリシャストーンが、自分ではなくシナモンに受け継がれた事が発端でした。
 ゴーダッツになった経緯については、つまらぬ嫉妬心だと感じた方は多そうですが、彼としては必死だったのでしょう。いずれは俺を超えていく。これは、前話の回想シーンで、ジンジャーがフェンネルに対して言っていた事ですが、フェンネルは、その言葉を信じ続けて、王国一のクックファイターを目指して努力を重ねていたと思います。
 なのに、自分ではなく、弟弟子がジンジャーの後継者に認められたとなると、納得いかないと感じるところはあるでしょう。と言っても、誰もが、シナモンやローズマリーのように、誰が一番かなんて気にしない性格であれば、何の問題もないのでしょうけど、人の性格は多種多様。恨み妬みを深く感じる者だっており、その深さから、殺人事件に至るケースも決して少なくはありません。
 フェンネルのシナモンへの感情は、つまらぬ嫉妬心なのかもしれませんが、しかし、現実の誰もがゴーダッツになりうる。今話を見終えて、そんな警鐘を鳴らしているように感じました。

 誰かにとっての幸せは、誰かにとっての不幸せ。笑う者の陰には常に泣く者がいる。ゴーダッツが言っていた事の数々は、すごく説得力があると感じましたが、ヤツのやっている事は、客観的に見れば、明らかに悪い事。
 当然、ジンジャーはこの事態を望んでいなかったでしょう。フェンネルも、こうなりたいためにジンジャーの下で修業していたとは思えないですし、今も、心のどこかで、自分がやっている事が間違っていると感じているのかもしれません。
 だけど、力で周りを抑えつけてしまえば、話は別。自分のやっている事が誤っていようと、異を唱える者達を力でねじ伏せてしまえば、周りは、それに怯えて、何も言えなくなってしまいます。
 そして、誤っている事が正当化される。ゴーダッツが力に固執しているのは、そういう事なのかな、と思いますね。

 ゴーダッツの思惑通りに事は進んでいき、次回は、レシピボンが発動し、すべての料理が消えていってしまいます。
 この展開に、ゆい達はどう立ち向かっていくのか? 次回も、すべてのキャラの行動に熱く注目していきたいと思います。


 本編の感想は、これで以上です。ここからは、後回しにした次回作の番宣について語っていきます。

   
 昨年の11月末には公開されていますが、次回作のタイトルは「ひろがるスカイ!プリキュア」。

   
 この子は、次回作の主人公「ソラ・ハレワタール」。空に浮かぶ国「スカイランド」に住む女の子です。
 異世界出身で、しかも、キャラクターカラーが青の子が主人公というのは、長年続いているプリキュアシリーズでは初めてですね。また、番宣最後に言っていた「ヒーローの出番です!」というのは、この子の口癖だそうです。

   
 プリキュアに変身すると「キュアスカイ」に。安直な名前だと感じますが、メイン視聴層の女の子達に簡単に憶えられやすい良い名前だと思いますね。

   
 こちらは、スカイランドの王女「エルちゃん」。次回作のマスコット的なキャラですね。
 となると、プリキュアに強大な力を与えたり、物語終盤まで核を握るキーキャラになりそうですね。

    
 ソラがエルちゃんを悪者から助けようとしたら、「ソラシド市」という所に飛ばされちゃったようです。「ソラシド市」って、現実のどこの自治体もつけなさそうな、すげー名前考えたなあ。(笑)

   
 こちらも、プリキュアになる子ですね。なお、名前については、番宣では語られていませんでしたので、割愛します。
 変身後のビジュアルなども含めて、知りたい方は、公式ホームページで確認して下さい。

 初期のプリキュアは4人いますが、変身前の名前と声役が明かされているのは、2人だけです。
 残りの2人は、次回作が始まってから公表されるのでしょうか? 早い段階で明かされてほしいですね。



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

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