
今話の名セリフ:「ゆいが小さい頃、初めておむすびを作ってくれてね・・・。小さい手が米粒だらけで、あの美味しさは忘れられないな・・・。」
「デリシャスパーティ♡プリキュア」第41話「メリークリスマス! フェンネルの大切なもの」の感想です。
~ オープニング前 ~
ブンドル団がクッキングダムに入ってきたり、料理が消えたりと、最近おかしな事ばかり起きていると感じるクッキングとクックイーン。
フェンネルに相談しようとしましたが、フェンネルがいません。それどころか、またミニスピリットルーが侵入していました。
~ Aパート ~
今日はクリスマス。ゆいの家では、クリスマスパーティーをする予定で、既に沢山の料理が出来上がっていました。
パーティーをするまでは、まだ時間があるため、ゆいと父・ひかるは久しぶりに一緒にお出かけする事に。
その頃、フェンネルは、おいしーなタウンに、ローズマリー、拓海、拓海の父・門平は、デリシャストーンの修復のために、ある洞窟に来ていました。
門平によると、ローズマリーのデリシャストーンは元々壊れるように細工がされていたようです。となると、クッキングダムに悪者が紛れ込んでいる事が考えられます。
ローズマリー達が洞窟の奥に到着すると、門平は念を込めました。すると、壊れたデリシャストーンが修復。
そんな門平を見直すローズマリーと拓海。門平は、スペシャルデリシャストーンを2つとも受け継ぐ予定だったそうです。
同じ頃、クッキングとクックイーンはスピリットルー達に捕まっていました。頼みのフェンネルは不在であり、どうしようもできません。
しばらくして、ゆいとひかるはスケートを楽しんでいました。
「アイススケートなんて久しぶりだ! いつもは海の上で揺られてばかりだからな!」

「お父さん、いつもありがとう!」
「へ?」
「ずっと海で頑張っててすごいな、と思って!」
「そうか・・・。ありがとうな、ゆい!」



「見てるニャ! フェンネル!」
「はい!」




「すごい・・・。」
「まあ、こんなもんニャ・・・。」
「ボク、いつか師匠みたいになりたいです!」

「いやいや、いずれは俺を超えていくニャ!」
「はい!」

その直後、ゆいは、フェンネルが近くにいる事に気付き、声をかけました。
フェンネルは、過去にジンジャーがゆいの家に世話になっていた事を口にしました。ひかるは、ジンジャーと会っていただけに、家で詳しく話す事になりました。
「その石・・・。」
「ああ、スペシャルデリシャストーンだ。ジンジャーが残してくれた。」


「大切なものだから、フェンネルさんとマリちゃんで受け継いだんですね!」


「ああ・・・。だが本来は、2つとも1人が受け継ぐべきなんだ・・・。」
「お待たせ! 行こうか!」
「うん!」

少しして、ゆいの家で、クリスマスパーティーが始まりました。
「お待ちかね! マグロパーティーだ!」
「すごいコメ・・・。」
「大きいね・・・。」
「こんなに間近で見られるなんて感激です。」

「さあ、みんなで食べましょう!」
『いただきます!』

「みんなの持ち寄りのお料理、どれもマシマシに美味しそう! まるで色とりどりに咲く、ほんわかお花畑みたい!」

「うん! これは美味!」
「お口に上品な旨みが広がるね!」

「美味しいね、コメちゃん!」
「美味しいコメ!」
「美味しい!」

「さあさあ! まだまだあるよ!」

「うーん! デリシャスマイル~!」
「ゆい、食べ過ぎじゃないか?」
「ふひょー! らんらんももっと食べる!」

「私も今日は沢山食べちゃいそう!」
「ここねまで・・・。パーティーだものな! 私も存分味わおう!」




「実に美味しい・・・。」

「良かった!」
「ところで、昔ジンジャーがお世話になった時、何か手紙やメモなどを、こちらに残していませんか?」

「さあ? 聞いた事ないけれど・・・。」
「そうですか・・・。」

「いやー。こんなご馳走、なかなか食べられませんよ!」
「ご馳走か・・・。マグロも、それに、今日のご飯も全部ご馳走だけど、一番のご馳走は、やっぱりあれだな!」

「ほえ? 一番のご馳走?」
「それは、どんなお料理ですか?」

「ゆいが小さい頃、初めておむすびを作ってくれてね・・・。小さい手が米粒だらけで、あの美味しさは忘れられないな・・・。」



「フェンネル! 今日から一緒に修行するシナモンニャ!」


「ほら!」
「ありがとう!」



「お父さん、いっつもその話するんだから・・・。」
「よっぽど嬉しかったのよ!」

〈蓄積装置はさておき、決めた・・・。最後は、あの料理にしよう・・・。〉

~ Bパート ~
少しして、ゆいは、フェンネルがいなくなっている事に気付き、彼を探しました。
すぐに、フェンネルを見つけます。
「これ、うちのおむすびです。フェンネルさんに食べてもらいたくて・・・。」

「私に?」
「ジンジャーさんも大好きだったんです! 」

「ああ・・・。そうだろうな・・・。」

その直後、おむすびが消えました。セクレトルーが、おむすびのレシピッピを捕まえたためです。
すぐに、ここね、らん、あまねは、セクレトルーを見つけ、追いかけます。少しして、ゆいも見つけました。
囲まれたセクレトルーは、ゴッソリウバウゾーを生み出します。

ゆい達4人はプリキュアに変身します。
ゴッソリウバウゾーは攻撃が激しく、なかなか近付けません。バリバリカッターブレイズ、フィナーレブーケも敵の攻撃でかき消され、ピリッtoヘビーサンドプレスも押し返されます。
その後、プレシャス達は力を合わせて対抗。スパイシー、ヤムヤム、フィナーレがゴッソリウバウゾーを引き付ける間に、プレシャスが攻撃する作戦に出ます。
しかし・・・、
「っていうか、勝ってこそ完璧だっつーの!」




「おのれ、キュアプレシャス! 私の邪魔をするな!」

「セクレトルー・・・。どうして、そんなに苦しそうな顔をしているの?」
「黙れ! 私の完璧を、積み上げてきたものを奪う気か!」



「これで私は完璧になれる・・・。私は間違ってなどいない!」

「違う! みんなの大切なものを奪う事じゃ、笑顔になんてなれない!」



その後はライト・マイ・デリシャス。ゴッソリウバウゾーをやっつけました。
いつも通りレシピッピも救出。・・・と、思われましたが・・・、

「フェンネル・・・、さん?」





「これは、どういう事だ?」

「これで終わりだ。」



「何!?」



「シナモン・・・。」

「貴様ー!」


「お手を煩わせました。我がブンドル団の団長・ゴーダッツ様。」


「フェンネルが、ブンドル団の団長だなんて・・・。」
「フェンネル・・・。」

「今更のこのこ現れても、もう遅い。20年の時をかけ、私は既に強大な力を手に入れた!」

「スペシャルデリシャストーン!? やはり作ったのね・・・。」

「この2つのスペシャルデリシャストーンと、大いなるレシピボンの力で、料理も、この世界も、すべてを我が手に入れてみせよう!」

「そんな・・・。」

今回は、これで終了です。
次回:「ゴーダッツのたくらみ プレシャスvs.ブラックペッパー」
ついに正体を明かしたゴーダッツは、おむすびのレシピッピを捕獲し、ゴッソリウバウゾーを出現させました。
門平とローズマリーは、傷付いたゆい達に代わり、奮闘しますが・・・。
なお、次回の放映日は1月8日(日)です。次の日曜日である1月1日はお休みですので、間違えないように!
【まとめ】
という事で、今回は、敵の親玉・ゴーダッツの正体が明かされました。クッキングダムの近衛隊長・フェンネルがゴーダッツでした。
まあ、これは、そこまで驚くような事ではないでしょうか。ここ何話かのフェンネルの挙動には、怪しいところが感じられましたし。
今話のタイトルの「フェンネルの大切なもの」は、悪役ではなさそうに思わせるところがありましたが、蓋を開けてみれば順当な流れだったと思います。まあ、そうは言っても、9月までの私だったら、「ゴーダッツの正体はフェンネル!? 嘘だろ!?」って驚いていたと思いますが。(笑)
フェンネルがブンドル団の団長となれば、ブンドル団のクッキングダム侵入が何度も許されたのは当然の話でしょう。彼が、クッキングダムの者達には誰にも気付かれない、ブンドル団団員用の侵入ルートをこっそり作っていたのでしょうね。
また、レシピボンを奪ったのは間違いなくフェンネルでしょう。近衛隊長になれたほどの実力であれば、レシピボンを奪うのは容易く、犯人と疑われる事はなかったでしょうね。そして、シナモンに濡れ衣を着せたのもフェンネルでしょう。
ですが、フェンネルは、根っからの悪人という訳ではありません。彼の幼少期の回想では、ジンジャーのもとで、1人前のクックファイターになりたいと純粋に修行をしていました。
しかも、フェンネルとシナモンは、仲良くおむすびを分け合っていました。きっと、2人は切磋琢磨しながら、修行を積んでいたのでしょうね。
だけど、何かがフェンネルを狂わせてしまったのでしょう。
Aパート途中でフェンネルは、本来スペシャルデリシャストーンは2つとも1人が受け継ぐべきだと言っていましたが、それが関係してそうな気がしますね。彼はスペシャルデリシャストーンを分け合う事を良しとせず、卑怯な手を使ってまで、ライバルのような存在のシナモンを蹴落としたのでしょう。
それに、1人が受け継ぐべきだとか、料理もこの世界もすべてを我が手に、というのも、今作のテーマとは対極的で面白いところ。「分け合う」は今作の頻出ワードですし、今作のタイトルにある「パーティ」は多人数で楽しむのが基本ですし。
果たして、ゆい達は、フェンネルの考えに、どう切り込んでいくのか? 何が理由でフェンネルは道を踏み外してしまったのか、フェンネルとシナモンの間には何があったのかなどの解明も含めて、年明けの良い楽しみになりました。
さて、2022年の「プリキュア」は今回で終了。次回は年明け後の放映となり、最終決戦に突入します。
次回のタイトルは「プレシャスvs.ブラックペッパー」とあり、年明け早々、すごいタイトルを持ってきましたね。
あまねを洗脳してジェントルーに仕立て上げたように、拓海も洗脳させて、ゆいと戦わせる形にするのでしょうか? もしそうなったら、ゆいは、拓海にどう向き合うのか?
次回が放映される頃には、次回作のメインキャラのビジュアルが公開されているでしょう。ですが、まずは、今作の残り4話に集中したいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「デリシャスパーティ♡プリキュア」第41話「メリークリスマス! フェンネルの大切なもの」の感想です。
~ オープニング前 ~
ブンドル団がクッキングダムに入ってきたり、料理が消えたりと、最近おかしな事ばかり起きていると感じるクッキングとクックイーン。
フェンネルに相談しようとしましたが、フェンネルがいません。それどころか、またミニスピリットルーが侵入していました。
~ Aパート ~
今日はクリスマス。ゆいの家では、クリスマスパーティーをする予定で、既に沢山の料理が出来上がっていました。
パーティーをするまでは、まだ時間があるため、ゆいと父・ひかるは久しぶりに一緒にお出かけする事に。
その頃、フェンネルは、おいしーなタウンに、ローズマリー、拓海、拓海の父・門平は、デリシャストーンの修復のために、ある洞窟に来ていました。
門平によると、ローズマリーのデリシャストーンは元々壊れるように細工がされていたようです。となると、クッキングダムに悪者が紛れ込んでいる事が考えられます。
ローズマリー達が洞窟の奥に到着すると、門平は念を込めました。すると、壊れたデリシャストーンが修復。
そんな門平を見直すローズマリーと拓海。門平は、スペシャルデリシャストーンを2つとも受け継ぐ予定だったそうです。
同じ頃、クッキングとクックイーンはスピリットルー達に捕まっていました。頼みのフェンネルは不在であり、どうしようもできません。
しばらくして、ゆいとひかるはスケートを楽しんでいました。
「アイススケートなんて久しぶりだ! いつもは海の上で揺られてばかりだからな!」

「お父さん、いつもありがとう!」
「へ?」
「ずっと海で頑張っててすごいな、と思って!」
「そうか・・・。ありがとうな、ゆい!」




「見てるニャ! フェンネル!」
「はい!」






「すごい・・・。」
「まあ、こんなもんニャ・・・。」
「ボク、いつか師匠みたいになりたいです!」


「いやいや、いずれは俺を超えていくニャ!」
「はい!」


その直後、ゆいは、フェンネルが近くにいる事に気付き、声をかけました。
フェンネルは、過去にジンジャーがゆいの家に世話になっていた事を口にしました。ひかるは、ジンジャーと会っていただけに、家で詳しく話す事になりました。
「その石・・・。」
「ああ、スペシャルデリシャストーンだ。ジンジャーが残してくれた。」


「大切なものだから、フェンネルさんとマリちゃんで受け継いだんですね!」


「ああ・・・。だが本来は、2つとも1人が受け継ぐべきなんだ・・・。」
「お待たせ! 行こうか!」
「うん!」


少しして、ゆいの家で、クリスマスパーティーが始まりました。
「お待ちかね! マグロパーティーだ!」
「すごいコメ・・・。」
「大きいね・・・。」
「こんなに間近で見られるなんて感激です。」


「さあ、みんなで食べましょう!」
『いただきます!』

「みんなの持ち寄りのお料理、どれもマシマシに美味しそう! まるで色とりどりに咲く、ほんわかお花畑みたい!」

「うん! これは美味!」
「お口に上品な旨みが広がるね!」

「美味しいね、コメちゃん!」
「美味しいコメ!」
「美味しい!」

「さあさあ! まだまだあるよ!」

「うーん! デリシャスマイル~!」
「ゆい、食べ過ぎじゃないか?」
「ふひょー! らんらんももっと食べる!」


「私も今日は沢山食べちゃいそう!」
「ここねまで・・・。パーティーだものな! 私も存分味わおう!」








「実に美味しい・・・。」

「良かった!」
「ところで、昔ジンジャーがお世話になった時、何か手紙やメモなどを、こちらに残していませんか?」

「さあ? 聞いた事ないけれど・・・。」
「そうですか・・・。」

「いやー。こんなご馳走、なかなか食べられませんよ!」
「ご馳走か・・・。マグロも、それに、今日のご飯も全部ご馳走だけど、一番のご馳走は、やっぱりあれだな!」

「ほえ? 一番のご馳走?」
「それは、どんなお料理ですか?」

「ゆいが小さい頃、初めておむすびを作ってくれてね・・・。小さい手が米粒だらけで、あの美味しさは忘れられないな・・・。」





「フェンネル! 今日から一緒に修行するシナモンニャ!」


「ほら!」
「ありがとう!」




「お父さん、いっつもその話するんだから・・・。」
「よっぽど嬉しかったのよ!」

〈蓄積装置はさておき、決めた・・・。最後は、あの料理にしよう・・・。〉

~ Bパート ~
少しして、ゆいは、フェンネルがいなくなっている事に気付き、彼を探しました。
すぐに、フェンネルを見つけます。
「これ、うちのおむすびです。フェンネルさんに食べてもらいたくて・・・。」


「私に?」
「ジンジャーさんも大好きだったんです! 」

「ああ・・・。そうだろうな・・・。」


その直後、おむすびが消えました。セクレトルーが、おむすびのレシピッピを捕まえたためです。
すぐに、ここね、らん、あまねは、セクレトルーを見つけ、追いかけます。少しして、ゆいも見つけました。
囲まれたセクレトルーは、ゴッソリウバウゾーを生み出します。

ゆい達4人はプリキュアに変身します。
ゴッソリウバウゾーは攻撃が激しく、なかなか近付けません。バリバリカッターブレイズ、フィナーレブーケも敵の攻撃でかき消され、ピリッtoヘビーサンドプレスも押し返されます。
その後、プレシャス達は力を合わせて対抗。スパイシー、ヤムヤム、フィナーレがゴッソリウバウゾーを引き付ける間に、プレシャスが攻撃する作戦に出ます。
しかし・・・、
「っていうか、勝ってこそ完璧だっつーの!」






「おのれ、キュアプレシャス! 私の邪魔をするな!」

「セクレトルー・・・。どうして、そんなに苦しそうな顔をしているの?」
「黙れ! 私の完璧を、積み上げてきたものを奪う気か!」




「これで私は完璧になれる・・・。私は間違ってなどいない!」

「違う! みんなの大切なものを奪う事じゃ、笑顔になんてなれない!」





その後はライト・マイ・デリシャス。ゴッソリウバウゾーをやっつけました。
いつも通りレシピッピも救出。・・・と、思われましたが・・・、


「フェンネル・・・、さん?」







「これは、どういう事だ?」

「これで終わりだ。」




「何!?」




「シナモン・・・。」

「貴様ー!」



「お手を煩わせました。我がブンドル団の団長・ゴーダッツ様。」



「フェンネルが、ブンドル団の団長だなんて・・・。」
「フェンネル・・・。」


「今更のこのこ現れても、もう遅い。20年の時をかけ、私は既に強大な力を手に入れた!」


「スペシャルデリシャストーン!? やはり作ったのね・・・。」

「この2つのスペシャルデリシャストーンと、大いなるレシピボンの力で、料理も、この世界も、すべてを我が手に入れてみせよう!」


「そんな・・・。」

今回は、これで終了です。
次回:「ゴーダッツのたくらみ プレシャスvs.ブラックペッパー」
ついに正体を明かしたゴーダッツは、おむすびのレシピッピを捕獲し、ゴッソリウバウゾーを出現させました。
門平とローズマリーは、傷付いたゆい達に代わり、奮闘しますが・・・。
なお、次回の放映日は1月8日(日)です。次の日曜日である1月1日はお休みですので、間違えないように!
【まとめ】
という事で、今回は、敵の親玉・ゴーダッツの正体が明かされました。クッキングダムの近衛隊長・フェンネルがゴーダッツでした。
まあ、これは、そこまで驚くような事ではないでしょうか。ここ何話かのフェンネルの挙動には、怪しいところが感じられましたし。
今話のタイトルの「フェンネルの大切なもの」は、悪役ではなさそうに思わせるところがありましたが、蓋を開けてみれば順当な流れだったと思います。まあ、そうは言っても、9月までの私だったら、「ゴーダッツの正体はフェンネル!? 嘘だろ!?」って驚いていたと思いますが。(笑)
フェンネルがブンドル団の団長となれば、ブンドル団のクッキングダム侵入が何度も許されたのは当然の話でしょう。彼が、クッキングダムの者達には誰にも気付かれない、ブンドル団団員用の侵入ルートをこっそり作っていたのでしょうね。
また、レシピボンを奪ったのは間違いなくフェンネルでしょう。近衛隊長になれたほどの実力であれば、レシピボンを奪うのは容易く、犯人と疑われる事はなかったでしょうね。そして、シナモンに濡れ衣を着せたのもフェンネルでしょう。
ですが、フェンネルは、根っからの悪人という訳ではありません。彼の幼少期の回想では、ジンジャーのもとで、1人前のクックファイターになりたいと純粋に修行をしていました。
しかも、フェンネルとシナモンは、仲良くおむすびを分け合っていました。きっと、2人は切磋琢磨しながら、修行を積んでいたのでしょうね。
だけど、何かがフェンネルを狂わせてしまったのでしょう。
Aパート途中でフェンネルは、本来スペシャルデリシャストーンは2つとも1人が受け継ぐべきだと言っていましたが、それが関係してそうな気がしますね。彼はスペシャルデリシャストーンを分け合う事を良しとせず、卑怯な手を使ってまで、ライバルのような存在のシナモンを蹴落としたのでしょう。
それに、1人が受け継ぐべきだとか、料理もこの世界もすべてを我が手に、というのも、今作のテーマとは対極的で面白いところ。「分け合う」は今作の頻出ワードですし、今作のタイトルにある「パーティ」は多人数で楽しむのが基本ですし。
果たして、ゆい達は、フェンネルの考えに、どう切り込んでいくのか? 何が理由でフェンネルは道を踏み外してしまったのか、フェンネルとシナモンの間には何があったのかなどの解明も含めて、年明けの良い楽しみになりました。
さて、2022年の「プリキュア」は今回で終了。次回は年明け後の放映となり、最終決戦に突入します。
次回のタイトルは「プレシャスvs.ブラックペッパー」とあり、年明け早々、すごいタイトルを持ってきましたね。
あまねを洗脳してジェントルーに仕立て上げたように、拓海も洗脳させて、ゆいと戦わせる形にするのでしょうか? もしそうなったら、ゆいは、拓海にどう向き合うのか?
次回が放映される頃には、次回作のメインキャラのビジュアルが公開されているでしょう。ですが、まずは、今作の残り4話に集中したいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。