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スター☆トゥインクルプリキュア 第45話感想

2019年12月23日 | スター☆トゥインクルプリキュア
 今話の名セリフ:「ひかる・・・。ひかるは、ひかるルン!」(キュアミルキー)

 「スター☆トゥインクルプリキュア」第45話「輝くキラキラ星☆ひかるのイマジネーション!」の感想です。


~ オープニング前 ~

 ある日、外は雨が降っていました。そんな中・・・、
   
「トゥインクル・・・、イマジネーション・・・。」
   
 その後、ひかるは、ララ達と一緒にロケットへ。
「留学って、調べると大変でさ。」
「まどかはどうするルン?」
「まだ、考え中です・・・。」
    
「みんな色々考えてるルン。ユニもロケットに住むって言うし。」
「惑星レインボーに戻るまでの間だけニャン。」
   
「できた! キラやば~っ☆!」
   
「可愛いルン!」
「いいね!」
「まあまあニャン!」
「ひかる、すごいです!」
    


~ Aパート ~
 その頃、ノットレイダーでは・・・、
「お前も次なる計画を・・・。」
   
   
「テンジョウは・・・?」
「既に計画に移行している。」
   
「今一度、この私に機会を・・・。」
   
「最後だ。必ずや器を手に・・・。」
「はい・・・。」
    

 少しして、ひかるとララは、ロケットの外に出て街中を歩くと、クラスメイト達と会いました。ララ達が宇宙人である事が知れ渡っているため、ロケットを見てみたい、サマーンに行ってみたいなど、会話が弾みます。
    
 しばらくして、ララは、ロケットに戻ってきました。
「クラスのみんなに会って、サマーンの事とか聞かれて大変だったルン・・・。」
「まんざらでもないって感じニャン。」
「隠し事なしで話すの楽しいルン!」
   
 なお、ひかるは何か用事があるようで、ロケットには戻ってきませんでした。

 ひかるは、遼太郎のいる天文台に来ていました。
 すぐに、後日行われる、冬の星空教室のお手伝い。ひかるは、ここの星空教室で星座を好きになった事を思い出します。

   
「キラやば~っ☆!」
「な・・・、ひかるちゃん!?」
    
「目を離すと、すぐにいなくなる・・・。」
「遼ちゃん、ありがとうね。」
「まったく・・・。」
「もう2人でも追っつかなくて・・・。」
    
「ひかるちゃんも出てみるかい? 夏の星座教室。」
「え?」
   
「みんな知っているかな? 織姫と彦星は、星で例えられたりするんだよ。こと座のベガが織姫。天の川を挟み、わし座のアルタイルが彦星とね。」
    
「夏の夜空で輝いてる。まるで、七夕の日に出会っているように見えるんだ。」
   
「あと、はくちょう座のデネブという星もよく見えている。夏の大三角と言われているんだ。」
「さんかくになった!」
    
「星と星との結び方、見方を変える事もあるさ。見る人の自由だよ。」
「キラやば~っ☆!」
    

「だから私、オリジナルの星座を作るようになったんだよね。年に1度、お父さんは七夕に帰ってくるでしょ。私がデネブで、織姫のベガがお母さん、彦星のアルタイルがお父さんだって。繋がってるんだって思えたり・・・。」
   
「さすが、ひかる。上手いね。」
「でもさ、何で? はくちょう座は夏の星座なのに。」
   
「はくちょう座は夏によく見えるけどね、デネブの輝きは、冬でもよく見える。それをみんなに教えたくて。」
「そっか・・・。」
   
「珍しいね。」
「え?」
「近頃、天文台に来る時は、ララちゃん達と一緒だったろう?」
   
「一緒か・・・。だよね・・・。」
   
「私さ、いつも自分が楽しければ、1人だって平気だった・・・。」

「そうだね。ひかるは小さい頃から、人は人、自分は自分、って感じだったもんね。」
    
「うん・・・。でもね、今は、ララ達が、みんなが、とっても気になるの・・・。自分だけ進んでない・・・。取り残されてるんだって思ったり、焦ったり・・・。なんか、私、おかしいんだろう・・・。」
   
「友達ができるというのは、そういう事さ。」
「え?」
「おかしな事なんてないよ。」
   
   
「友達と、時には比較してしまうよ・・・。」
   
「時の移ろいとともに、周りは変わる・・・。焦りや戸惑いだってあるさ・・・。」
   
「夏と冬では、デネブの周りで輝く星、星座は違う。デネブはおよそ8,000年後には、北極の近くで輝く。」
「確か、北極星になるんだよね?」
「ああ、その通り。環境や状況が変わっても、デネブは変わらず輝き続けるんだろうね・・・。」
    
「私、ララ達のところに行くね。」
    
「ああ、行ってらっしゃい。」
   

 しかし、その途中・・・、
「これも定めか・・・。この冷たい雨、すべての決着にふさわしい・・・。」
    
「お前との因縁もこれまでだ・・・。」
   
 そして、カッパードは、自分の歪んだイマジネーションを元に、武器を強化。
「我ながら、いい歪み・・・。最高の武器の完成だ!」
    
 直後、ひかるも、プリキュアに変身。
 まずは、カッパードが先に攻撃。スターは、バリアで防ぎましたが、なかなかの威力です。
「この強大な力、制御が難しそうだ・・・。」
   
    


~ Bパート ~
 武器の攻撃力だけでなく、雨が河童にうってつけともなれば、スターは苦戦を強いられます。
「この星の水は・・・、思い出す・・・。」
   
「オレの故郷・・・。旅人に分け与えるほどの豊かな資源・・・。麗しき星を・・・。」
   
   
    
「そして思い起こさせる・・・。あの惨劇を・・・。」
   
「我らの善意は、ヤツらの悪意を増長させたのだ!」
    
    
「すべて・・・、奪われた・・・!」
   
   
「この憤りが、お前には理解できまい・・・。ぬくぬくと生きている、お前にはな!」
    
   

 直後、フワが駆けつけてきて、一緒にワープしましたが、回り込まれ、ダメージを受けます。しかも、その衝撃で変身が解除されてしまいました。
「人は変わる・・・。イマジネーションなど、すぐ歪む・・・。それなのにお前は、大好き・・・、キラやば・・・。いつもいつもそればかり! そんなものは無力!」
   
   
「終わりだ・・・。」
   

 その直後、他のプリキュアがやって来ました。
 ソレイユ、セレーネ、コスモは、ノットレイ達の相手。ミルキーは、カッパードと戦う事に。
「いい目だ・・・。恐怖に・・・、歪んでいる!」
    
    
 しかし、ミルキーでも、カッパードの攻撃は防ぎ切れず。
「私のせいだ・・・。私が、トゥインクルイマジネーションを見つけられないから・・・。みんな・・・、ごめん・・・。」
   
「見つけられるはずがないだろう・・・。お前ごときが・・・。」
    
「この宇宙の現実も知らず、異星人同士が理解できるなどと、綺麗事を言っている、お前ではな!」
   
   
「そんな事・・・、ないルン・・・。」
   
「綺麗事なんかじゃ・・・、ないルン!」
「ミルキー・・・。」
   
「ちゃんと仲良くなれたルン・・・。ひかるやえれな、まどか達・・・。それだけじゃないルン・・・。あなたも見たルン・・・。2年3組のみんなを・・・。」
    
   
「みんなが、受け入れてくれたルン! 私らしくしてても、ちゃんと理解し合えるって!」
    
「ひかるが、教えてくれたルン!」
「ララ・・・。」
   
   
「ひかる・・・。ひかるは、ひかるルン!」

   
   
「デネブは変わらず輝き続けるんだろうね・・・。」
   
「そっか・・・。遼じいが言ってた・・・。周りが変わっても、デネブは変わらず輝くって・・・。」
    
「私、知りたい・・・。宇宙の事、みんなの事・・・、もっと知りたい!」
   
「それに、カッパード。あなたの事も!」
    
「知るだと!? 温い環境で育ったお前に、何が分かる!?」
「うん。そうだよ・・・。分からない・・・。」
   
   
「でも・・・、だから私、あなたの輝きも・・・、もっともっと・・・、知りたいの!」
    
    
「この星みたくさ、キラキラ輝いてる・・・。その輝きは、教えてくれるの・・・。輝きはそれぞれ、違うんだって・・・。」
    
「私は私! 輝いていたいんだ!」
   
「この力は・・・。」
「トゥインクルイマジネーションフワ!」
    
    

「スターカラーペンダント!」
    
「カラーチャージ!」
    
    
    
    
「宇宙に輝くキラキラ星! キュアスター!」
    

    
   
    
「ひかる・・・。」
    
   
「キュアスター!」
    
「何・・・。」
「怖くない・・・。あなたの事が少し、分かったから!」
    
「ほざけ! お前らに何が分かる!」
    
    
「カッパード。他の星の人の事、信じられないかもしれない・・・。でもさ、私の事や、みんなの事も分かってほしい・・・。知ってほしいの!」
    
「黙れ!」
    
   
「何!?」
「怖がらないで・・・。」
    
「オレが・・・、怖れているだと!」
   
「砕け散れ!」
   
「プリキュア! スターパンチ!」
    
    
   
    
「おのれ・・・。おのれ!」
「みんな、力を貸して!」
    
   

「シャイニートゥインクルペン!」
    
   
「声を重ねるフワ!」
   
「キラキラ!」
『トゥインクル!』
「キラキラ!」
『トゥインクル!』
    
   
    
   
   
『プリキュア! スタートゥインクル、イマジネーション!』
   
    
    
    
    
    

   
   
   

「お前の激しい歪み、憤りをたぎらせろ・・・。」
    
   

 これでトゥインクルイマジネーションが全部揃いました。ですが・・・、
   
    

 今回は、これで終了です。


次回:「ダークネスト降臨! スターパレスの攻防
 トゥインクルイマジネーションが全部揃いました。これでフワと一緒にスターパレスに行けば、宇宙に輝きを取り戻せます。
 ですが、儀式を始めようとした途端、ノットレイダー達が攻めて来ました。しかも、ガルオウガ、カッパード、テンジョウが揃って出現。
 この事態に、宇宙星空連合のトッパー達も助太刀。そんな中、ダークネストが現れ・・・。

 なお、次回の放映日は、来年の1月5日(日)です。次の日曜日である今月29日はお休みですので、間違えないように!


    今回のラッキー星座


【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
 ひかるは、周りの変化に悩みながらも、自分の変わらぬ輝きに気付いた事で、トゥインクルイマジネーションを見つける事ができました。

 さて、今回で、5人全員のトゥインクルイマジネーションを発見。
 「トゥインクルイマジネーション」という言葉が出たのは32話と、9月中頃の事。その時は、11月中には見つかってプリキュアがさらにパワーアップするのだろう、と見立てていたのが、年内最後の回で5人全員見つかるという、予想外の事に。
 ですが、今話を見終えた感じでは、ここまで伸ばした価値は十分にあったと感じています。

 特に、演出が際立って良かったと思いますね。
 まず、他の4人と違って、変身していない状態でトゥインクルイマジネーションを見つけたのは、最後の発見をいい感じに盛り立てていたと思います。10月上旬には「これ、トゥインクルイマジネーションなのでは?」と思わせたところがあったと思うと、上手い演出だと感じました。
 そのため、その後の単独変身シーンがすごく見応えあるものに。過去作にもありますが、逆境を乗り越えてからの変身シーンは良いですよね。胸の空く思いで見る事ができました。

 続いて、カッパードストライクを打ち破ったスターパンチ、宇宙一カッコいい!
 特に、左腕を回すところが良かったですね。普段は斜めからのカメラアングルなのが、今回は正面からのアングルとなっており、これから繰り出すパンチ一撃にすごく気合を込めてるな、と感じました。
 トゥインクルイマジネーション発見後の神々しさもあるとはいえ、スターパンチがここまでカッコ良く感じるとは・・・。今回のサムネ画像に採用しました。
 欲を言えば、3カメ演出も欲しかったかな、なんて思ってますが、でも、これはこれで十分過ぎるほど見応えがあったと感じています。これぞ、直に食らってあの世に行っても本望なスターパンチってやつですな!(回りくどい表現やのう(笑))

 あと、決め技・スタートゥイクルイマジネーションについても、スター単独のドレス変化はもちろんの事、BGMもいつものではなく、プリキュア変身直後からの神々しいBGMを継続して使っていたのも良かったと感じています。
 また、「みんなの想い、重なるフワ!」『イマジネーションの輝き! なりたい自分に!』など色んなところを削って、バンクが始まってから相手に技が当たるまでの時間をいつもの半分近くにまで短縮していたのも良かったところ。スターの見所を多く作っていたように感じられ、良い工夫だと思いました。

 とまあ、演出に魅せられた今話でしたが、遼太郎の言っていた「時の移ろいとともに、周りは変わる」という言葉も、結構味のあるものだと感じました。
 メイン視聴層である女の子達は、まだそんなに多くの人と出会ってないために、こう言われてもよく分からないと思いますが、私達大人には、この言葉がズシンとくるんですよね。特に、遼太郎の回想シーンには、ひかるの祖父母が結婚した事が出てきており、知人の結婚からその言葉の重みをより実感した方は多いのでは? 私も、大学や高校の時の友からが結婚式に呼ばれたりすると、取り残されたように感じる時はありますね。
 と言っても、そういった事を気にするよりも、プリキュアに熱中する事を優先しちゃうんですけどね。しかも、たまに、プリキュアに膝枕されたいとか、髪の毛1本プレゼントされたいとか、変態な事まで綴っちゃうという。ホント、どうしようもねーな。私ってやつは!(笑)

 周りが変わっていけば、自分が大して変わっていない事に焦りや戸惑いを感じる事はありますが、だからといって、無理に周りに合わせようとするのは、自分を壊してしまうもの。周りがどう変わろうとも、「変わらざるものの美しさ」というのがあり、それがその人の個性を輝かせているのでしょう。
 ひかるの場合は、宇宙や星空が大好きな気持ちと、「大好き」なものを「大好き」と思い続ける気持ちが、「変わらざるものの美しさ」だと思いますね。そういった気持ちがなくなっちゃったら、星奈ひかるという存在はないも同然でしょう。大人になっても、おばあちゃんになっても、その気持ちは持ち続けてほしいもの。
 異星人同士が理解できるとか、前に言っていた宇宙からの就学旅行、宇宙人との合同生徒会といったものは、綺麗事かもしれないし、お子ちゃまの思想かもしれません。でも、そういった考えが明るい未来を切り拓く事だってある訳ですし、決して侮ってはいけず、尊重すべき事なのかな、と思いますね。

 さて、今話で、今年最後の「プリキュア」が終了。年が明けて、次回からいよいよ最終決戦に入ります。
 次回は、ダークネストも直々に出撃してくるようですが、いまだにエンディングの声の出演にも名前の出てこないコイツは一体何者なのか? また、何のために全宇宙を支配しようとするのか?
 ガルオウガ、テンジョウ、カッパードとの決着も見逃せませんね。特に、カッパードは、「計画」とやらに乗り気ではない上、スターが優しく差し伸べた手を取ろうとしていたと思うと、絶対に助かってほしいもの。
 ここ2か月近く登場していないアイワーンがどう出てくるかも気になりますね。ひかる達の味方として登場すると考えていますが、一体どうなるのか?
 次回が放映される頃には、次回作のプリキュアのビジュアルが公開されているかと思いますが、まずは、次回からの最終決戦に集中したいところ。最終話までの残り4話、全キャラの行動にこれまで以上に熱く注目していきたいと思います。



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

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