
今話の名セリフ:「ここ何日か、ひかるの口から聞くのは『大変』『頑張る』『もっと』・・・。心配になるわ・・・。」(星奈陽子)
「スター☆トゥインクルプリキュア」第35話「ひかるが生徒会長!? キラやば選挙バトル☆」の感想です。
~ オープニング前 ~
3年生は卒業の時が近付いており、近々、まどか達は生徒会を引退する事になります。そこで、次の生徒会長を選出する事に。
「ついに来ましたわ! 観星中の金星、この姫ノ城桜子の時代が!」

まどかは、立候補する人はいないか求めました。これまでは、生徒会長が次の生徒会長を指名してきたものですが、まどかは、自分の思いを持って、この観星中のより良くしていける者に生徒会長を引き継ぎたいと考えています。
多くの生徒が自分には荷が重いと顔をうつむく中・・・、
「ガツガツしては印象が良くありませんわ! 焦りは禁物。ここは、みんなに頼まれて・・・、」


「仕方ございません事ね! オーホホホホ!」


「立候補、いませんか・・・?」

1人だけ、ノットレイダーにいてもおかしくなさそうな悪人面しやがって・・・。これぞ、姫ノ城桜子クオリティ!(笑)
それから少しして・・・、
「修学旅行? 他の星から?」
「たとえばって話だよ!」


「他の星から修学旅行で地球に来てもらって、観星中の生徒達で街を案内できたら楽しくない?」
「この前来たサボローみたいに?」
「そうそう! それで、宇宙人と合同生徒会開くとか!」


「へー、星の学校同士の交流会か!」
「面白そうでプルンス!」

「もちろん、宇宙人の転校生もアリ!」
「もういるルン!」
「隠したりしないって事!」

「フワも学校行けるフワ!」
「うん、キラやば~っ☆じゃない?」


発想としては面白そうですが、地球人に宇宙人の存在がバレたら違反となる宇宙法の存在が・・・。トッパー涙目。(笑)
「素晴らしいです!」
「まどかさん!」

「ひかる。その発想力を生徒会長になって活かしてみませんか?」
「生徒会長? ええーっ!?」


~ Aパート ~
「生徒会長!?」
「宇宙からの就学旅行や合同生徒会。実現は簡単ではありません。けど、そういう新しい発想を持った方にこそ、次の生徒会長をやってほしいのです。」

プリキュアとして皆をまとめている事を思うと、意外と向いているのかも? ひかるは少し悩んだ末、生徒会長に立候補する事にしました。
しかし、その後日、桜子が異議を唱えました。
「あなたは生徒会の事を何もご存知ない! ご存知? いいえ! ご存知ないわ! ご存知ない事をご存知ですわよね!」
「はあ・・・。」


やれやれ、「ご存知ご存知」うるさいなあ。もう、君の名前、「姫ノ城ご存知子」って事でいいかい?(笑)
そして、桜子も立候補しました。立候補者が複数出たため、選挙で決める事に。
「選挙? 私は、そこまでやらなくても・・・。」


「闘志マンマン・・・、だね・・・。」

という事で、翌日から、アピール開始。
「おはようございまーす! このたび、次期生徒会長に立候補した2年、星奈ひかるでーす!」

「私が生徒会長になりましたあかつきには、この観星中を!」

「キラやば~っ☆な学校にしたいと思います!」

「き、キラやば?」
「何だそれ?」
「ハハハ! おもしれー!」

「宇宙規模でキラやばな観星中となって、宇宙からの転校生を受け入れ!」

「あ、あれ・・・?」
「みんな、ひかるを宇宙人を見るような目で見てるルン・・・。」

ララさん、誰が上手いこと言えと。(笑)
それから少しして、ひかるは、まどかは最高の生徒会長だったという声を聞きました。その後・・・、
「会長は、とにかく周りをよく見てくれている印象だったわね。」
「訴えたい事を既に分かっていて、一歩先を行っているって感じかな。」
「常に、人の声を聞く姿勢があった!」


ひかるは、周りの生徒達からまどかの事を聞いていました。最高の生徒会長のやる事が一番正しい事と考えたからです。
その後日・・・、
「私、星奈ひかるは、香久矢まどか先輩の意思を継ぎ、まどか先輩のやり方で、より素晴らしい学校にしたいと思います!」

「目指せ、まどか会長! 一歩先を行く気遣いの生徒会長!」


「星奈ひかるをよろしくルン!」

一方・・・、
「私、姫ノ城桜子が目指す観星中。それは、生徒会による校内風紀の徹底。罰則規定の制定。」

「そして、生徒会長・姫ノ城桜子のお茶会の開催。『桜子の部屋』の開設。『桜子の目安箱』を各階10個ずつ設置。」

「姫ノ城桜子の姫ノ城桜子による姫ノ城桜子のための生徒会長!」


「姫ノ城桜子ですわ!」

「どんだけ姫ノ城桜子を連呼するんだ・・・。」
「こりゃ星奈に分がありだな・・・。」

「なぜですの・・・。」

その後、ひかるは、まどかのように頑張りたいと、校内の色んなところを回っていきました。


「なんか、ひかる変わったね!」
「うん。前は、周りの事にあまり興味なさそうだったんだけど。」
「まどか先輩みたいになろうって頑張ってるし、次の生徒会長はひかるかもね!」


「はあ・・・、疲れた・・・。」
「大丈夫かい? 少し休みなさい。身体壊しちゃ元も子もないわよ。」

「休んでなんかいられないよ! 頑張らなきゃ!」

「ひかる、夢中になってるか?」

「え?」
「小さい頃のひかるは、何でも自分の好きな事に夢中になってたわ。それこそ、周りの事なんかお構いなし。」

「でも、好きな事を話してる時は、とっても楽しそうでね、聞いてるこっちまで幸せな気分になったわ!」

「ここ何日か、ひかるの口から聞くのは『大変』『頑張る』『もっと』・・・。心配になるわ・・・。」

「夢中・・・。私、夢中・・・、なのかな・・・?」

~ Bパート ~
今日も選挙活動に奔走するひかる。しかし、フワは、ひかるがここのところ全然遊んでくれない事に不満を漏らします。
ですが、すぐに、クラスメイトのタツノリが来たため、フワは隠れる事に。
「あのさ、オレは姫ノ城の方がいい感じって思うんだよな。」
「え・・・。」
「何でルン?」

「あいつ、意外と面白いっしょ。」
「まどかさんは、生徒会長を面白い面白くないでやってないよ?」

「でもさ、どうして『桜子の部屋』やりたいとか、お茶会やりたいとか、知りたくならね?」


「それにさ、あいつ、なんか毎日遅くまで学校に残ってるみたいだし。」
「学校に?」

それを聞いたひかるとララは学校に向かいます。
ロケットの近くには、えれな、まどか、プルンスがいました。まどかのように頑張りたいと思っているひかるの事を心配しています。
そんな中、ユニが現れ、ひかるとララが学校に向かっている事を告げました。
同じ頃・・・、
「少しぐらついていますわね・・・。誰かが体重をかけて外れたら危険ですわ・・・。」

「裏庭の花壇。花の世話をする生徒のためにベンチがほしいですわね・・・。確か、南校舎に使ってないベンチが・・・。」

「姫ノ城さんってさ、自分が目立ちたいだけに見えちゃったりするんだよね。」
「あー、それ言えるかも。まどか先輩みたいに周りを見てる感じはしないわよね。」

少しして、学校に戻ってきたひかる達が、桜子の落とした手帳を目にしました。中を見てみると・・・、
「3階階段、踊り場のガラスに亀裂。2階、1年生の掃除用具入れ、倒れやすい。」

「桜子の部屋。生徒達の悩みを聞く場に。お茶会をやりながら、気楽な会話の中で、新しい意見も出るかもしれない。」

「生徒会といえども、部活のように楽しく生徒が話せる観星中に。」


「ルン・・・。これって・・・。」
「うん・・・。」


同じ頃・・・、

「なぜですの・・・。私は・・・。」

「私は・・・。」

ちょうどその時、カッパードが出現。カッパードは、桜子の歪んだイマジネーションを元に武器を強化します。

直後、ひかる達もノットレイダーが現れたのを見ます。えれな、まどか、ユニも集まり、5人は変身します。
バトルスタート。ノットレイ達は、スターパンチ、セレーネアロー、ミルキーショック、ソレイユシュートで軽く蹴散らします。
コスモは、カッパードにコスモシャイニングを放ちますが、武器から放たれた黒い波動にかき消されました。
ここからは、カッパードが仕掛けていきます。武器の強大な威力の前に、5人は身動きができなくなります。
そんな中・・・、


「姫ノ城さんの・・・。」
「そこに書かれた女、さっきはお前の絵を破ろうとしていたぞ。」
「え・・・。」


「ハハハハハ! お前の歪んだイマジネーション、今日の武器は強い! 実に狂おしいほどに強い!」

「これがあの女の思い・・・。歪んでいる・・・。実に歪んでいる!」

「違う! 歪んでなんかいない!」
「何だ?」

「私、何も知ろうとしてなかった・・・。姫ノ城さんの事・・・。」

「でも、今は少しだけ分かる・・・。私、もっと知りたい! 彼女の事を!」


「同感だ。敵を知れば弱点も分かる。倒すのに好都合というもの。」

「違う! 私は、私の事も知ってほしい!」

「敵に自分を? ハッ、何のためにだ?」
「分かり合うため!」


「分かり合うだと? 下らん! そんな事に意味はない!」

「意味なく・・・、なんかないよ・・・。きっと、そこから・・・、きっと生まれるんだ!」

「キラやば~っ☆なものが!」

そして、スタートゥインクルイマジネーションを放ち、カッパードの武器を元に戻しました。戦いは終わりましたが、スターは、さっきの強力な光が何だったのか戸惑います。
しばらくして、桜子は目を覚まし、ひかるは桜子に手帳を渡しに来ました。
「中を見ましたの?」
「うん。少しだけ!」


それから後日、投票前の最終演説が行われました。まずは、ひかるから。
「えー、私、星奈ひかるは、全力で!」


「姫ノ城桜子さんを応援します!」


「はっははは! おもしれー!」

「姫ノ城さんは、相手が上級生であっても、廊下を走っていたら注意できる人なんだよ! 素敵じゃない! それに!」

「相手の応援演説始まっちゃったね・・・。」
「ええ。でも、ひかるらしくて素敵です。」

「姫ノ城さんが生徒会長になったら、とってもキラやば~っ☆な学校になると思います!」


ひかるは選挙から辞退した形となり、桜子が次期生徒会長に決まりました。
「これから、教える事が沢山あります。」

「よろしく頼みます。姫ノ城生徒会長。」
「はい。」


「おめでとう! 次期生徒会長!」
「まあ、あなたも健闘しましたわね・・・。」

「私、気が付いたの。自分はまどかさんのマネ、っていうか、後を追いかける事をしただけだって・・・。」

「でも、姫ノ城さんは、自分のやり方で頑張ろうとしてた! 夢中になってた!」
「夢中?」

「私、姫ノ城さんに投票しちゃった!」
「わ、私、観星中の金星に真っ向勝負など100年早いお話ですわよ!」

「観星中の金星・・・。えー、私は何かな?」

「あなたはそうね・・・。観星中の・・・、銀河におなりなさい!」
「銀河ルン!?」
「それ、キラやば~っ☆!」

今回は、これで終了です。
今回のエンディングは特別バージョン。今月19日(土)から上映開始となる劇場版のエンディングが流れました。曲名は「Twinkle Stars」。


プリキュアソングによくある派手さは抑えられて、どこか神秘的な曲のように聞こえますね。ほんのちょっぴり切ない物語になっている。映画公式ホームページでそう公表されているだけに、そんなラストを予想させる曲だったと思いますね。
次回:「ブルーキャット再び! 虹色のココロ☆」
トゥインクルイマジネーションについて調べていたら、ロケットのAIから報告がありました。宇宙マフィアの親分、ドン・オクトーが、手がかりになりそうな惑星レインボーの指輪を手に入れたとの事です。
ドン・オクトーといえば、ゼニー星のオークションにいた宇宙人。惑星レインボーの宝物と聞いて、ユニは怪盗ブルーキャットとして、ドン・オクトーの宇宙船に乗り込む事に。
今回のラッキー星座
ここでてんびん座が来るとは分かってますね。今週は、ユニの誕生日がありますし。
「やさしい気持ちで過ごせる時」ですか。ユニはツンデレキャラな上、次回はメイン回となれば、次回は結構なデレが期待できるのかも? 待ってるよ、ユニ子。(笑)
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
ひかるは、まどかの勧めにより、次期生徒会長に立候補しましたが、これを受けて同じクラスの桜子も立候補し、選挙で決める事となった次期生徒会長の座は、自分のやり方で観星中でより良くしようと努力していた桜子に決まりました。
さて、今回のポイントは「自分らしく」ですかね。
まどかは最高の生徒会長。それゆえに、まどかと同じようなやり方で頑張っていけば、観星中でより良い学校になるという考えは分からなくもないでしょう。
ですが、個性は人それぞれ。いくら同じような事をしようにも、性格、長所、特技、頭の良さなどいったものがちょっとでも違っちゃえば、結果はまったく違うものになります。まどかにはできない素晴らしい事がやれれば良いのですが、まどかにはできて、ひかるにはできない事が出てきてしまえば、それをどうにかしようと没頭してしまい、そこで足が止まってしまうものです。
憧れの人をマネたり、後を追いかける。それ自体は良い事だと思いますが、しかし、その事に傾倒し過ぎると、自分らしさが埋没してしまうでしょう。何事にも自分らしさって大事ですよね。
そのあたり、ひかるの祖母・陽子は良いアドバイスをしていたと思います。好きな事を話してる時は、とても楽しそうで、自分も幸せな気分になるが、ここ最近は「大変」「頑張る」「もっと」ばかり言っていて心配。暗にひかるらしくないと言っていたのが、すごく良かったと思いますね。
確かに、ひかるは、周りから何と言われようと「大好き」な事を「大好き」だと自慢できるし、「大好き」な事には周りを考えずに没頭できる子。良くも悪くもゴーイングマイウエイな子であり、他から進められて生徒会長という重役に立候補するどころか、まどかと同じやり方で生徒会長を務めようと考えていたのは、らしくないとは思いますね。
それに、ひかるの一家って、「自分らしく」を大事にしている人達ばかりなんですよね。母・輝美は、今すぐの連載よりも、得意のジャンルで面白い漫画を描き続けようとしていますし、父・陽一は、安定した収入を得られる大学の先生よりも、UMAや宇宙人の研究のために世界中を旅しています。2人とも、自分の「大好き」に素直に「自分らしく」生きているんですよね。
ひかるの祖父・春吉は、頑固で偏屈なところはありますが、それは、しっかりとした自分の意見を持っているという事でもあるでしょう。彼も「自分らしく」を大事にしているのであって、陽子はそんな人達に囲まれて暮らしているからこそ、ひかるにかけた言葉はすごく貴重だったように思いますね。
ひかるは、桜子と違って「自分らしく」がなかった事から、生徒会長に立候補した事を辞退して、桜子を生徒会長に推薦する事になりましたが、それでも、まどかのように生徒会長なりたいと積極的に生徒達に接していたのは良かったと感じています。まどかが最高の生徒会長だというウワサを聞いた事もあるでしょうけど、惑星サマーンに向かう途中で言っていた「1人でいるのも楽しいけど、みんなとこうしているのも、すっごく楽しい」と感じている事から、自然にああやって動けたんじゃないかと思いますね。
そして、極めつけは、選挙前の最終演説で桜子を生徒会長に推した事。あれは、「魔法つかい」のリコを思い出しますね。あの時といい、壇上で相手の事を応援するのって英断だと思います。
やろうと思えば、事前にまどかに話して、立候補を辞退する事もできたでしょう。桜子の良いところについても、面と向かって1対1で話す方法もあったと思います。
だけど、そういった事をせず、壇上で話したのは、「知ってもらいたい」という想いが強いかったからでしょうね。プリキュアになる前のひかるだったら、生徒会長になる事に興味を示す訳がなく、演説場に立つなんざありえない話であり、ああやって相手の事を応援したのはすごいな、と思いました。選挙には負けたけど、成長を感じられたのは良かったです。
また、次期生徒会長に選ばれた桜子については、今話を見終えてだいぶ印象が変わりました。
今までは、自己主張の強い今作最大のギャグキャラとしか見ていなかったのですが、影の努力家だという事が分かったのは良かったと思いますね。まあ、今でも今作最大のギャグキャラだと思っている事には変わりませんけど。(おい、こら(笑))
思えば、まどかが全国弓道王大会に挑んでいた時にも、やけに弓道の知識に詳しかったのは、事前に相当勉強していたのかもしれず、ここからも影の努力家であるように感じますね。
人の見ていないところで相当努力していて、他人思いなところもある一方で、気持ちが昂ると、自己主張が強くなって、謙虚さが感じられなくなるのが欠点でしょうか。「姫ノ城桜子の姫ノ城桜子による姫ノ城桜子のための生徒会長」なんて言っちゃったら、そりゃあ、目立ちたいだけだとか、周りを見ている感じがしないなんて言われてもしょうがないでしょう。
それだけに、選挙前の最終演説でひかるに応援された事は救いになったと思いますね。
オープニング前は誰かから推薦される事を期待していたものの何もなく、Aパートでは演説も空回り。Bパートでも自分の悪評を耳にし、納得のいかない怒りでいっぱいになったとなれば、最終演説でも大した事は言えてなかったでしょう。
ひかるが先に演説した事、そして、自分の良いところを生徒達に言ってくれたという事は、自己主張の強い桜子にとっては助け舟になったでしょうし、運もあったのかな、と思いますね。
まどかから次期生徒会長を託された時は、感極まって涙を流しました。
生徒会長は、桜子にとっては念願の座。しかし、なって当たり前なんてものではなく、自己主張が強過ぎるゆえの演説の空回りとか悪評とか、イマジネーションとの「乖離」を痛いほど味わっています。生徒会の事などまったく知らないひかるが生徒会長になる事に納得のいかない怒りを感じた事もあり、ひかるの応援がなかったら、次期生徒会長に選ばれなかったかもしれないでしょう。
生徒会長になるための道のりは、決して平坦ではなく、でこぼこ道を歩くようなもの。それが分かったからこそ、険しい道を進んで生徒会長の座に辿り着けた事に涙を流せたと思いますね。
それと同時に、これまで長く生徒会長として行動していたまどかのすごさも分かったんじゃないのでしょうか。
今までは、隙あればまどかを蹴落とす事ばかり考えていましたが、生徒会長の座の重みを知った今となっては、それが安易な考えだと知ったでしょう。桜子が流した涙には、まどかへの尊敬の念も込められていたのかな、と思いますね。
これまでは、桜子は大したキャラじゃないと見ていましたが、これからは、努力家なところに目を見張っていこうかな、と思いました。あ、もちろん、ギャグで面白くしてくれる事にも期待しています。(余計な事くっちゃべんな(笑))
さて、今回のバトルシーンでは、「分かり合いたい」想いから、スターから強烈な光が発し、ピンチから脱しました。前話感想で予想した通り、「相手の事を知る」「分かり合う」がここ何話かのポイントになりそうですね。
あの光がトゥイクルイマジネーションなのでしょうか。となれば、トゥインクルイマジネーションは、プリンセススターカラーペンのようにどこかに落ちているのではなく、心の中にあるという事で、スター以外の4人にも「分かり合いたい」想いが求められるように思いますね。そして、5人全員がその想いを強く発揮した時に新たな力が生まれるのかも。
次回は、ユニメイン回。惑星レインボーが滅んでから、ひかると出会う前は、誰も信じずに1人で生き続けたユニにとって、「分かり合う」事は重要課題になるでしょう。
それだけに、次回は、ユニがどう変わっていくのか気になるところであり、精神面の変化にしっかり注目していきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「スター☆トゥインクルプリキュア」第35話「ひかるが生徒会長!? キラやば選挙バトル☆」の感想です。
~ オープニング前 ~
3年生は卒業の時が近付いており、近々、まどか達は生徒会を引退する事になります。そこで、次の生徒会長を選出する事に。
「ついに来ましたわ! 観星中の金星、この姫ノ城桜子の時代が!」


まどかは、立候補する人はいないか求めました。これまでは、生徒会長が次の生徒会長を指名してきたものですが、まどかは、自分の思いを持って、この観星中のより良くしていける者に生徒会長を引き継ぎたいと考えています。
多くの生徒が自分には荷が重いと顔をうつむく中・・・、
「ガツガツしては印象が良くありませんわ! 焦りは禁物。ここは、みんなに頼まれて・・・、」




「仕方ございません事ね! オーホホホホ!」


「立候補、いませんか・・・?」


1人だけ、ノットレイダーにいてもおかしくなさそうな悪人面しやがって・・・。これぞ、姫ノ城桜子クオリティ!(笑)
それから少しして・・・、
「修学旅行? 他の星から?」
「たとえばって話だよ!」




「他の星から修学旅行で地球に来てもらって、観星中の生徒達で街を案内できたら楽しくない?」
「この前来たサボローみたいに?」
「そうそう! それで、宇宙人と合同生徒会開くとか!」



「へー、星の学校同士の交流会か!」
「面白そうでプルンス!」

「もちろん、宇宙人の転校生もアリ!」
「もういるルン!」
「隠したりしないって事!」

「フワも学校行けるフワ!」
「うん、キラやば~っ☆じゃない?」


発想としては面白そうですが、地球人に宇宙人の存在がバレたら違反となる宇宙法の存在が・・・。トッパー涙目。(笑)
「素晴らしいです!」
「まどかさん!」

「ひかる。その発想力を生徒会長になって活かしてみませんか?」
「生徒会長? ええーっ!?」



~ Aパート ~
「生徒会長!?」
「宇宙からの就学旅行や合同生徒会。実現は簡単ではありません。けど、そういう新しい発想を持った方にこそ、次の生徒会長をやってほしいのです。」


プリキュアとして皆をまとめている事を思うと、意外と向いているのかも? ひかるは少し悩んだ末、生徒会長に立候補する事にしました。
しかし、その後日、桜子が異議を唱えました。
「あなたは生徒会の事を何もご存知ない! ご存知? いいえ! ご存知ないわ! ご存知ない事をご存知ですわよね!」
「はあ・・・。」



やれやれ、「ご存知ご存知」うるさいなあ。もう、君の名前、「姫ノ城ご存知子」って事でいいかい?(笑)
そして、桜子も立候補しました。立候補者が複数出たため、選挙で決める事に。
「選挙? 私は、そこまでやらなくても・・・。」


「闘志マンマン・・・、だね・・・。」

という事で、翌日から、アピール開始。
「おはようございまーす! このたび、次期生徒会長に立候補した2年、星奈ひかるでーす!」


「私が生徒会長になりましたあかつきには、この観星中を!」


「キラやば~っ☆な学校にしたいと思います!」

「き、キラやば?」
「何だそれ?」
「ハハハ! おもしれー!」


「宇宙規模でキラやばな観星中となって、宇宙からの転校生を受け入れ!」


「あ、あれ・・・?」
「みんな、ひかるを宇宙人を見るような目で見てるルン・・・。」


ララさん、誰が上手いこと言えと。(笑)
それから少しして、ひかるは、まどかは最高の生徒会長だったという声を聞きました。その後・・・、
「会長は、とにかく周りをよく見てくれている印象だったわね。」
「訴えたい事を既に分かっていて、一歩先を行っているって感じかな。」
「常に、人の声を聞く姿勢があった!」



ひかるは、周りの生徒達からまどかの事を聞いていました。最高の生徒会長のやる事が一番正しい事と考えたからです。
その後日・・・、
「私、星奈ひかるは、香久矢まどか先輩の意思を継ぎ、まどか先輩のやり方で、より素晴らしい学校にしたいと思います!」

「目指せ、まどか会長! 一歩先を行く気遣いの生徒会長!」



「星奈ひかるをよろしくルン!」

一方・・・、
「私、姫ノ城桜子が目指す観星中。それは、生徒会による校内風紀の徹底。罰則規定の制定。」


「そして、生徒会長・姫ノ城桜子のお茶会の開催。『桜子の部屋』の開設。『桜子の目安箱』を各階10個ずつ設置。」


「姫ノ城桜子の姫ノ城桜子による姫ノ城桜子のための生徒会長!」



「姫ノ城桜子ですわ!」

「どんだけ姫ノ城桜子を連呼するんだ・・・。」
「こりゃ星奈に分がありだな・・・。」


「なぜですの・・・。」

その後、ひかるは、まどかのように頑張りたいと、校内の色んなところを回っていきました。




「なんか、ひかる変わったね!」
「うん。前は、周りの事にあまり興味なさそうだったんだけど。」
「まどか先輩みたいになろうって頑張ってるし、次の生徒会長はひかるかもね!」


「はあ・・・、疲れた・・・。」
「大丈夫かい? 少し休みなさい。身体壊しちゃ元も子もないわよ。」


「休んでなんかいられないよ! 頑張らなきゃ!」


「ひかる、夢中になってるか?」


「え?」
「小さい頃のひかるは、何でも自分の好きな事に夢中になってたわ。それこそ、周りの事なんかお構いなし。」

「でも、好きな事を話してる時は、とっても楽しそうでね、聞いてるこっちまで幸せな気分になったわ!」


「ここ何日か、ひかるの口から聞くのは『大変』『頑張る』『もっと』・・・。心配になるわ・・・。」


「夢中・・・。私、夢中・・・、なのかな・・・?」


~ Bパート ~
今日も選挙活動に奔走するひかる。しかし、フワは、ひかるがここのところ全然遊んでくれない事に不満を漏らします。
ですが、すぐに、クラスメイトのタツノリが来たため、フワは隠れる事に。
「あのさ、オレは姫ノ城の方がいい感じって思うんだよな。」
「え・・・。」
「何でルン?」

「あいつ、意外と面白いっしょ。」
「まどかさんは、生徒会長を面白い面白くないでやってないよ?」

「でもさ、どうして『桜子の部屋』やりたいとか、お茶会やりたいとか、知りたくならね?」


「それにさ、あいつ、なんか毎日遅くまで学校に残ってるみたいだし。」
「学校に?」

それを聞いたひかるとララは学校に向かいます。
ロケットの近くには、えれな、まどか、プルンスがいました。まどかのように頑張りたいと思っているひかるの事を心配しています。
そんな中、ユニが現れ、ひかるとララが学校に向かっている事を告げました。
同じ頃・・・、
「少しぐらついていますわね・・・。誰かが体重をかけて外れたら危険ですわ・・・。」


「裏庭の花壇。花の世話をする生徒のためにベンチがほしいですわね・・・。確か、南校舎に使ってないベンチが・・・。」


「姫ノ城さんってさ、自分が目立ちたいだけに見えちゃったりするんだよね。」
「あー、それ言えるかも。まどか先輩みたいに周りを見てる感じはしないわよね。」

少しして、学校に戻ってきたひかる達が、桜子の落とした手帳を目にしました。中を見てみると・・・、
「3階階段、踊り場のガラスに亀裂。2階、1年生の掃除用具入れ、倒れやすい。」


「桜子の部屋。生徒達の悩みを聞く場に。お茶会をやりながら、気楽な会話の中で、新しい意見も出るかもしれない。」


「生徒会といえども、部活のように楽しく生徒が話せる観星中に。」


「ルン・・・。これって・・・。」
「うん・・・。」



同じ頃・・・、

「なぜですの・・・。私は・・・。」


「私は・・・。」


ちょうどその時、カッパードが出現。カッパードは、桜子の歪んだイマジネーションを元に武器を強化します。

直後、ひかる達もノットレイダーが現れたのを見ます。えれな、まどか、ユニも集まり、5人は変身します。
バトルスタート。ノットレイ達は、スターパンチ、セレーネアロー、ミルキーショック、ソレイユシュートで軽く蹴散らします。
コスモは、カッパードにコスモシャイニングを放ちますが、武器から放たれた黒い波動にかき消されました。
ここからは、カッパードが仕掛けていきます。武器の強大な威力の前に、5人は身動きができなくなります。
そんな中・・・、



「姫ノ城さんの・・・。」
「そこに書かれた女、さっきはお前の絵を破ろうとしていたぞ。」
「え・・・。」



「ハハハハハ! お前の歪んだイマジネーション、今日の武器は強い! 実に狂おしいほどに強い!」


「これがあの女の思い・・・。歪んでいる・・・。実に歪んでいる!」

「違う! 歪んでなんかいない!」
「何だ?」


「私、何も知ろうとしてなかった・・・。姫ノ城さんの事・・・。」

「でも、今は少しだけ分かる・・・。私、もっと知りたい! 彼女の事を!」




「同感だ。敵を知れば弱点も分かる。倒すのに好都合というもの。」

「違う! 私は、私の事も知ってほしい!」


「敵に自分を? ハッ、何のためにだ?」
「分かり合うため!」


「分かり合うだと? 下らん! そんな事に意味はない!」

「意味なく・・・、なんかないよ・・・。きっと、そこから・・・、きっと生まれるんだ!」

「キラやば~っ☆なものが!」

そして、スタートゥインクルイマジネーションを放ち、カッパードの武器を元に戻しました。戦いは終わりましたが、スターは、さっきの強力な光が何だったのか戸惑います。
しばらくして、桜子は目を覚まし、ひかるは桜子に手帳を渡しに来ました。
「中を見ましたの?」
「うん。少しだけ!」



それから後日、投票前の最終演説が行われました。まずは、ひかるから。
「えー、私、星奈ひかるは、全力で!」


「姫ノ城桜子さんを応援します!」



「はっははは! おもしれー!」

「姫ノ城さんは、相手が上級生であっても、廊下を走っていたら注意できる人なんだよ! 素敵じゃない! それに!」


「相手の応援演説始まっちゃったね・・・。」
「ええ。でも、ひかるらしくて素敵です。」

「姫ノ城さんが生徒会長になったら、とってもキラやば~っ☆な学校になると思います!」


ひかるは選挙から辞退した形となり、桜子が次期生徒会長に決まりました。
「これから、教える事が沢山あります。」


「よろしく頼みます。姫ノ城生徒会長。」
「はい。」


「おめでとう! 次期生徒会長!」
「まあ、あなたも健闘しましたわね・・・。」

「私、気が付いたの。自分はまどかさんのマネ、っていうか、後を追いかける事をしただけだって・・・。」


「でも、姫ノ城さんは、自分のやり方で頑張ろうとしてた! 夢中になってた!」
「夢中?」


「私、姫ノ城さんに投票しちゃった!」
「わ、私、観星中の金星に真っ向勝負など100年早いお話ですわよ!」

「観星中の金星・・・。えー、私は何かな?」

「あなたはそうね・・・。観星中の・・・、銀河におなりなさい!」
「銀河ルン!?」
「それ、キラやば~っ☆!」


今回は、これで終了です。
今回のエンディングは特別バージョン。今月19日(土)から上映開始となる劇場版のエンディングが流れました。曲名は「Twinkle Stars」。


プリキュアソングによくある派手さは抑えられて、どこか神秘的な曲のように聞こえますね。ほんのちょっぴり切ない物語になっている。映画公式ホームページでそう公表されているだけに、そんなラストを予想させる曲だったと思いますね。
次回:「ブルーキャット再び! 虹色のココロ☆」
トゥインクルイマジネーションについて調べていたら、ロケットのAIから報告がありました。宇宙マフィアの親分、ドン・オクトーが、手がかりになりそうな惑星レインボーの指輪を手に入れたとの事です。
ドン・オクトーといえば、ゼニー星のオークションにいた宇宙人。惑星レインボーの宝物と聞いて、ユニは怪盗ブルーキャットとして、ドン・オクトーの宇宙船に乗り込む事に。

ここでてんびん座が来るとは分かってますね。今週は、ユニの誕生日がありますし。
「やさしい気持ちで過ごせる時」ですか。ユニはツンデレキャラな上、次回はメイン回となれば、次回は結構なデレが期待できるのかも? 待ってるよ、ユニ子。(笑)
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
ひかるは、まどかの勧めにより、次期生徒会長に立候補しましたが、これを受けて同じクラスの桜子も立候補し、選挙で決める事となった次期生徒会長の座は、自分のやり方で観星中でより良くしようと努力していた桜子に決まりました。
さて、今回のポイントは「自分らしく」ですかね。
まどかは最高の生徒会長。それゆえに、まどかと同じようなやり方で頑張っていけば、観星中でより良い学校になるという考えは分からなくもないでしょう。
ですが、個性は人それぞれ。いくら同じような事をしようにも、性格、長所、特技、頭の良さなどいったものがちょっとでも違っちゃえば、結果はまったく違うものになります。まどかにはできない素晴らしい事がやれれば良いのですが、まどかにはできて、ひかるにはできない事が出てきてしまえば、それをどうにかしようと没頭してしまい、そこで足が止まってしまうものです。
憧れの人をマネたり、後を追いかける。それ自体は良い事だと思いますが、しかし、その事に傾倒し過ぎると、自分らしさが埋没してしまうでしょう。何事にも自分らしさって大事ですよね。
そのあたり、ひかるの祖母・陽子は良いアドバイスをしていたと思います。好きな事を話してる時は、とても楽しそうで、自分も幸せな気分になるが、ここ最近は「大変」「頑張る」「もっと」ばかり言っていて心配。暗にひかるらしくないと言っていたのが、すごく良かったと思いますね。
確かに、ひかるは、周りから何と言われようと「大好き」な事を「大好き」だと自慢できるし、「大好き」な事には周りを考えずに没頭できる子。良くも悪くもゴーイングマイウエイな子であり、他から進められて生徒会長という重役に立候補するどころか、まどかと同じやり方で生徒会長を務めようと考えていたのは、らしくないとは思いますね。
それに、ひかるの一家って、「自分らしく」を大事にしている人達ばかりなんですよね。母・輝美は、今すぐの連載よりも、得意のジャンルで面白い漫画を描き続けようとしていますし、父・陽一は、安定した収入を得られる大学の先生よりも、UMAや宇宙人の研究のために世界中を旅しています。2人とも、自分の「大好き」に素直に「自分らしく」生きているんですよね。
ひかるの祖父・春吉は、頑固で偏屈なところはありますが、それは、しっかりとした自分の意見を持っているという事でもあるでしょう。彼も「自分らしく」を大事にしているのであって、陽子はそんな人達に囲まれて暮らしているからこそ、ひかるにかけた言葉はすごく貴重だったように思いますね。
ひかるは、桜子と違って「自分らしく」がなかった事から、生徒会長に立候補した事を辞退して、桜子を生徒会長に推薦する事になりましたが、それでも、まどかのように生徒会長なりたいと積極的に生徒達に接していたのは良かったと感じています。まどかが最高の生徒会長だというウワサを聞いた事もあるでしょうけど、惑星サマーンに向かう途中で言っていた「1人でいるのも楽しいけど、みんなとこうしているのも、すっごく楽しい」と感じている事から、自然にああやって動けたんじゃないかと思いますね。
そして、極めつけは、選挙前の最終演説で桜子を生徒会長に推した事。あれは、「魔法つかい」のリコを思い出しますね。あの時といい、壇上で相手の事を応援するのって英断だと思います。
やろうと思えば、事前にまどかに話して、立候補を辞退する事もできたでしょう。桜子の良いところについても、面と向かって1対1で話す方法もあったと思います。
だけど、そういった事をせず、壇上で話したのは、「知ってもらいたい」という想いが強いかったからでしょうね。プリキュアになる前のひかるだったら、生徒会長になる事に興味を示す訳がなく、演説場に立つなんざありえない話であり、ああやって相手の事を応援したのはすごいな、と思いました。選挙には負けたけど、成長を感じられたのは良かったです。
また、次期生徒会長に選ばれた桜子については、今話を見終えてだいぶ印象が変わりました。
今までは、自己主張の強い今作最大のギャグキャラとしか見ていなかったのですが、影の努力家だという事が分かったのは良かったと思いますね。まあ、今でも今作最大のギャグキャラだと思っている事には変わりませんけど。(おい、こら(笑))
思えば、まどかが全国弓道王大会に挑んでいた時にも、やけに弓道の知識に詳しかったのは、事前に相当勉強していたのかもしれず、ここからも影の努力家であるように感じますね。
人の見ていないところで相当努力していて、他人思いなところもある一方で、気持ちが昂ると、自己主張が強くなって、謙虚さが感じられなくなるのが欠点でしょうか。「姫ノ城桜子の姫ノ城桜子による姫ノ城桜子のための生徒会長」なんて言っちゃったら、そりゃあ、目立ちたいだけだとか、周りを見ている感じがしないなんて言われてもしょうがないでしょう。
それだけに、選挙前の最終演説でひかるに応援された事は救いになったと思いますね。
オープニング前は誰かから推薦される事を期待していたものの何もなく、Aパートでは演説も空回り。Bパートでも自分の悪評を耳にし、納得のいかない怒りでいっぱいになったとなれば、最終演説でも大した事は言えてなかったでしょう。
ひかるが先に演説した事、そして、自分の良いところを生徒達に言ってくれたという事は、自己主張の強い桜子にとっては助け舟になったでしょうし、運もあったのかな、と思いますね。
まどかから次期生徒会長を託された時は、感極まって涙を流しました。
生徒会長は、桜子にとっては念願の座。しかし、なって当たり前なんてものではなく、自己主張が強過ぎるゆえの演説の空回りとか悪評とか、イマジネーションとの「乖離」を痛いほど味わっています。生徒会の事などまったく知らないひかるが生徒会長になる事に納得のいかない怒りを感じた事もあり、ひかるの応援がなかったら、次期生徒会長に選ばれなかったかもしれないでしょう。
生徒会長になるための道のりは、決して平坦ではなく、でこぼこ道を歩くようなもの。それが分かったからこそ、険しい道を進んで生徒会長の座に辿り着けた事に涙を流せたと思いますね。
それと同時に、これまで長く生徒会長として行動していたまどかのすごさも分かったんじゃないのでしょうか。
今までは、隙あればまどかを蹴落とす事ばかり考えていましたが、生徒会長の座の重みを知った今となっては、それが安易な考えだと知ったでしょう。桜子が流した涙には、まどかへの尊敬の念も込められていたのかな、と思いますね。
これまでは、桜子は大したキャラじゃないと見ていましたが、これからは、努力家なところに目を見張っていこうかな、と思いました。あ、もちろん、ギャグで面白くしてくれる事にも期待しています。(余計な事くっちゃべんな(笑))
さて、今回のバトルシーンでは、「分かり合いたい」想いから、スターから強烈な光が発し、ピンチから脱しました。前話感想で予想した通り、「相手の事を知る」「分かり合う」がここ何話かのポイントになりそうですね。
あの光がトゥイクルイマジネーションなのでしょうか。となれば、トゥインクルイマジネーションは、プリンセススターカラーペンのようにどこかに落ちているのではなく、心の中にあるという事で、スター以外の4人にも「分かり合いたい」想いが求められるように思いますね。そして、5人全員がその想いを強く発揮した時に新たな力が生まれるのかも。
次回は、ユニメイン回。惑星レインボーが滅んでから、ひかると出会う前は、誰も信じずに1人で生き続けたユニにとって、「分かり合う」事は重要課題になるでしょう。
それだけに、次回は、ユニがどう変わっていくのか気になるところであり、精神面の変化にしっかり注目していきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。