
ロサンゼルスから四時間走って、憧れのアンダーソンの豆スープ店に着いた。山梨で言うと、ほうとうのチェーン店「小作」のやうなご当地料理のファミレス。風車対水車。

ルート5をドライブ中看板を見る度に入りたく思っていた。その夢が叶った。と思ったら、フェイスブック友がすかさず、1924年開業の元祖豆スープの店はブエルトン店。サンタネラは新店舗(と言っても42年前に出来た。)と言う。こうなったら意地で豆スープ元祖店にも参らねばならぬ。

近隣は、セントラルバレーという見渡す限りの穀倉地帯。葡萄畑、オレンジ畑、トウモロコシ畑に酪農場もあり。山焼もしてた。





ニックのいとこリー夫妻と待ち合わせ。リーはここから車で一時間半のモンテレイという海岸沿いの街のオーケストラの理事をしている。前回二人に会ったのは、ニックがエルマー(オリヴェイラ)とブラームスダブルを弾いた時。

定番ブレッドボウルを食べ、日本の孫達に土産を選ぶ。

ランチ後、二人に見送られさらに北へ一時間半、サンフランシスコ湾東岸の街バークレーへ着く。ここに来たのは二度目。結婚して日本へ渡る前にやったロサンゼルス巡礼(親戚や友人に私を紹介する旅)の終点がここだった。ニックのお父さんと同じ弁護士の道を選んだお兄さん。今はワイン蒐集など引退生活を楽しんで居る。日本人と結婚して日本に移民するニックを一番心配したのはこの兄だが、今回は「君と結婚してニックは本当に幸福だ。」と言ってくれた。それが聞けただけでここまで来て、よかったよかった。