ミセスローゼンの道後日記

時雨るゝや人の匂ひの音楽堂



上海音楽学院の対面にあるホテルに引越して落ち着く。音楽学院と周辺の建物は古く由緒ある建築物ばかりである。ニックと生徒が並んで立つ、この附属中学の建物は、あの蒋介石の邸宅だったそうだ。しょうかいせき、と日本語で言っても誰にも伝わらない。Chiang Kai-shek=シャンカイシェクが英語。中国語はジャン・ジェ・シー。
漢字の読みの変化法則と発音パターンが分かってくれば中国語は喋れる。例えば、よく見かける「小心地滑」。シャオシンディフォァ。読めないのは滑=フォァだけ。これ覚えたら応用が効く。請勿吸煙はチンウーシーエン(タバコ吸わないで下さい )。そしたら、請勿吐痰は? チンウートータン。ね?分かるよこれは。日本人は有利。それにしても中国語は短くて気分いい。英語も。小心地滑=WET FLOOR=床が滑りやすくなっていますのでご注意下さい、は長い。



ニックはリハーサルを終えて、今夜のコンサートを待つばかり。ピアニストのジュディさんは明るくて美人で、ニックと共演するのを100%楽しんで、英語もぺらぺら。リハが上手くいくと、ストレスは半減する。今夜は学外のホールでニックのリサイタル。明晩は学内でコンサートで、ゲストチェリスト総出演らしい。素敵な学科長のリー先生にもお会いした。

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