コンサート中にミュージシャンを描く事で知られるイラストレーターのジョージ・クリシツキが、1981年にブロンフマン(Yefim Bronfman)、シャポ(Eliot Chapo)、ローゼンのベートーベン・トリプルを聴いた時の作品。確かにこれはニックのサイン。巡り巡って我が家へ来た。1981年と言えば私が大阪芸大で芝居を学んでいた頃。知っていたらなあ。借金してでもNYへ行って聴きたかった。その代わり、ブロンフマン&アックスの二台ピアノのコンサートや、室内楽は何度も聴いた。エリオット・シャポはNYフィルのコンマスもしていた。私がNYに居た頃のコンマスはニックの旧友グレンだったから、その前の時代の人だろう。娘達に良い演奏会をたくさん聴かせてあげた事を幸せに思い出せる、我が人生に感謝。