
ラスベガスのホテルパリスのエッフェル塔レストラン。実物大に見える。

通称トリプルG、ミドル級世界チャンピオン、ゴロフキンとカネロの因縁試合を見に来た。ニックはゴロフキンの事をいつも、「ヴァイオリニストみたいな顔をして滅法強い奴だ。」と言う。カネロは実直さうな赤ひげのファイターである。結果GGGは負けたけど本物を見れて満足だ。アリーナからの帰り道は、タクシー乗り場もウーバー待ちエリアも大混乱で、前回メイウェザーを見た帰り将棋倒しに巻き込まれた経験を踏まえ、人混みから離れ流しのタクシーを拾う事にしたのだがつかまらず、結局1時間歩いて宿へ帰った。連日の食べ過ぎで増えた体重を戻すのには多少役立ったと思うし、夜のラスヴェガスをぶらつくのは珍しく楽しかった。が、ジミーチュウのフラットシューズでまた靴擦れを作った。こんな時の為に買ったスリッポンは今泥だらけなので仕方ない。ドライブ中にトイレが無くて入った果樹園が一見乾いた土だが、車から両足で降りると沼で、ずぶずぶと沈み込んだ。トイレもできず靴は泥まみれ。不運はそれだけかと思えば、ラスヴェガスからLAX空港へ向け乗ったハイウェイでまさかのパンク! 37℃の炎天下くらくらしながら、二人で助け合ってレンタカーのタイヤを替えていたら、ハイウェイパトロールが通りかかって、手伝ってくれた! ありがたや! 空港まで四時間、時速50マイル(80キロ)を超えぬやうに走らねばならぬが、走れないよりはまし。何ともならん事は何にもない。(兼光語録)

