水仙や仲善き事は美しき

昨夜、朗善先生が予定より早くアムステルダムから戻られる。マスタークラスを教えーの、初めての曲でぶっつけ本番やりーの、アットホームなホテルのそばのへリング・スタンドで、玉葱添え酢漬けにしんの輪切りを買って部屋で食べーの、菊正宗の一合ボトルを日本人家族にもらいーの、空いた飛行機を見つけてワシントンＤＣ経由で帰りーの……てな土産話を聞きながら、夜中のキッチンでパンとチーズを食べる。テキーラをちょびっと飲む。朗善先生は旅の間に源氏物語の第一巻（雲隠まで。英語翻訳本は上下二巻になってる。）を読み終えた。登場人物の相関図が完璧に頭に入っている。まったくかなわない。私も、旅の間に起こったことをぜんぶ話す。なんだか気が抜ける。先生は旅先から、離婚を題材に皮肉でお洒落で結末の怖い詩を書いて投函してくれたという。まだ届いていない。

写真の人物は誰でしょう？シリーズ第二弾。ヒントは、「コスチュームを着ればすぐわかる」。