這う這うの体で、山中湖に帰った。九月に本番もあるので、ニックがスキーで怪我したことは内緒にしてたが、ニック自身が俳句マガジンに、スキーで捻挫して熱を出したよ、と書いちゃった（来月号百年俳句マガジンの”Maountain Cabin Dispatch” 参照）。
順天堂病院のスポーツドクターにかかり調べて貰っている。大したことなさそうで、もう車も運転している。チェロもがんがん弾ける。
九月二十三日、二十四日には、サントリーホールで、ジャパンヴィルトゥオーゾシンフォニーオーケストラのコンサートがある。
コスメティックカンパニーの為のコンサートシリーズ、ワミレストリオのコンサートも今秋ある。
そして、十月四日にはLAで、つい最近までニューヨークフィルのコンマスだったグレン・ディクテロウと、ジェリー・ロビンスと、ベートーベンのトリプルコンチェルトを弾くことになっている。彼らは幼なじみなのだ。ティーンエイジャーだった時に一緒に弾いた仲間が、六十代でまた一緒に演奏する。
