
カーテンの冷え具合に外の雪を感じて目覚め、カーテンを開けると春の大雪。純白世界。毎夜我らの足元に寝るかぼちゃんは、ニックが起きてコーヒー豆を弾き始める音を聞くと、ニックの枕までずり上がって来て、私と鼻を付き合わせて二度寝する。その幸福そうな黒い鼻面。私が居ない夜は、夜中早々に私の枕までずり上がってニックと鼻を付き合わせて寝るらしい。朝七時頃、起きてすぐ良きウンチ、ドッグフード完食。カウチで本読む私の側で骨ガムなど噛み、又すぐペットホテルへ赴く事情など一瞬たりとも考えず、ひたすら幸福な眼をして居る。

「老人ジョーク」
年を取ると感じ方は多少変わるね。例えばこうだ。昔は五十といえば老人だと思ってたが、昔の五十歳が今の七十歳で、昔の夜九時は、今の真夜中だよ。