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ミセスローゼンの上人坂日記

ジーンズのまま泳ぎをり秋の海


新宿駅の焼き蛤みたいな焼き栗。

テクニックがついて初めて見えてくる可能性があることを最近実感している。
例えばチェロのすごくうまい人は、バロックチェロは弾かない。何故か。テクニックがあるのに、それが使えない楽器を使いたくないからだ。音楽性は、テクニックにより高められる。音楽性はあるから、後はテクニックさえあれば、などと人は言うが、私はそれは幻想だと思う。テクニックがあっても音楽性のない人も、音楽学校などにはごまんといるが、その反対はありえない。俳句も同じ。私は、まず言葉(テクニック)ありき、という句作法に疑問があった。しかし帰国して、俳句関係の仕事でギャラを頂くようになって、結果的に言葉エクササイズをさせられ、言葉力を鍛えることが必須となって、夢中でやったら、今になってレベルアップの可能性が見えてきた。
ここからが、キモです。
それまでは、そんな俳句が作りたいとも思わなかった。だが、実際は、思えなかったのだ。テクニックが無ければ、本質が見えてこないのだ。だから、ニックは、アマチュアといえども、松山の生徒に、ボーイングとスケールをプロ並みに厳しくやらせる。結局それしか近道はないから。
そんな俳句が作りたいとは思わない、と思って、人前でも言ってた自分が、今は限りなく阿呆にみえる。orz

コメント一覧

ローゼン
Re:テクニック
蓬様。
コメントありがとうございます。私は以前は挨拶の心なしに言葉を弄ぶのは嫌だと思っていましたが、それは楽器の練習をせず、音楽への愛と情熱だけでベートーベンやブラームスを弾こうとしてるようなものでした。いわばアマチュアです。言葉で一つ一つ事象を立ち上げる訓練をして、名句や歌や詩を読んで言葉のテクニックを学んで真似て我が物にして、その結果初めて自在に詩心を表現できるのだと思います。それがプロフェッショナルだと思うのです。お互い頑張りましょう。
テクニック
俳句は晩学のうえ、始めてまだ4年半の若輩者ですが、最近何もできない状態に嫌気が差していたところにこちらの記事を拝読し、ただがむしゃらに作っているのでは上達は覚束ないと知りました。若輩者の分際で生意気にも排していた「テクニック」を、勉強しなおさねばならないようです。

ローゼンさんのお言葉、正しく受け取れていますでしょうか。
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