ミセスローゼンの道後日記

試験の朝写真に湯気の写りけり


ニックの日本語検定五級の試験日。今朝は私がご飯を作る。過去問を一緒にやって、その難しいのにびっくり。とくにリスニングは、私でも混乱するようなひっかけ問題がある。だが現実の世界ではこれ以上に混乱した会話が常になされているから、これくらいで勘違いするようでは用を成さない。日本で就職をしようという若者には、これくらいの試練が必要なのだろう。コンビニで訳の分からない客にイチャモンつけられる事だってあるよ。そんな時いちいち先輩に聞いてたら仕事になんないもん。しかしこれ、ニックにはちとムツカシ過ぎる、酷な気がする、親馬鹿母心的には。今回は試験場の雰囲気を経験するつもりで行き、受かるつもりで行かなければよいだらう。試験場で話してはいけない。話がある時は手を挙げて許可を求めること。水を飲んでもいけない、などと試験場のルールが厳しいので、退場にならなければ、最後までやり通せれば御の字と思うし、何より試験勉強が素晴らしい。この日々を続ければきっと喋れるようになるよ。
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