梅雨の切れ間に散歩。
度忘れして、ある言葉が出てこないという事はよくあることだ。昨今はパソコンでヒントを検索すれば何とかなる。が、すぐ答えを見てしまっては、すっきりしない。できれば自分で思い出したい。喉まで出かかっている言葉を、うううむ、と唸りながら考える時間は誠に苦しい。
苦しいが、答えが出た時は実にスッキリする。
今日の度忘れはこれ。
「作家などの生きているうちは勝手に別の本に引用してはいけない権利。」
印税と言う言葉が邪魔してどうしても思い出せない。五分くらい苦悶の後、仕方なくネットで検索した。
「作家。死後。五十年。」と打ち込むと、たちどころに、著作権切れの作家一覧、と言うサイトが現れた。「著作権」、ああそうだった。当たり前じゃないか、著作の権利。何故おもいだせなかったのかこの馬鹿野郎と自分を罵りつつ、でも結局このサイトへ行きたくて、著作権という単語を求めていたわけなので、一挙に目的地へタイムワープしたようなものだ。ありがたいことはありがたい。こんなに依存していて大丈夫だろうかと、不安にもなるが。
