ミセスローゼンの道後日記

狼の眼持ちたる無月の狗


十五夜は仲秋の名月見えず。前日ちらっと見た時はまだ満月ではなかった。十七日がフルムーンの予定らしい。天気予報はずっと雨。だから、雨月用にパクチーをネット注文した。高浜虚子が、枝豆を喰えば雨月の情けあり、と詠んで以来、日本中何万人の人が枝豆を食えば雨月を思い、雨月ならば枝豆が食いたくなる現象が起きてることか。そのせいで九月は枝豆がバカ売れ、なんじゃないかな。パクチーも枝豆くらいポピュラーになれば、オギノにもパクチーコーナーができるであろう。だから私は今年こそ、「パクチーと月」で一句をものしたいと考えてゐる。のに、パクチーが届かない。いつもは翌々日に届くのに。コストコで倉庫買いしたトマト、アボガドはいい感じに熟れ、雨月のサルサ、また雨月のグァカモレになるのを待ってをる。今日、十七日。今は晴れてるが、午後から雨が降るだらう。今日こそパクチーが届くだらう。長々と待ちに待った気持ちをとりあえず詠んでをく。
雨の中宅急便でパクチー来れば
ガス火で炙ったトルティーヤに、茹でた小海老、サルサとグァカモレ、豆ご飯、そして刻みレタスとチーズを巻いてブリトー食ぶ雨月かな
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