浅田次郎の『夕映え天使』を読んだ。
夕映え天使 (新潮文庫) [ 浅田 次郎 ]
6篇の作品を収めた短篇集。昭和ノスタルジックな、しみじみ語るお話しが多め。泣かせるお話しが多い著者だが、この作品では泣けるお話なくてちょっと肩すかし。著者らしい切れがなくてちと残念。
印象に残ったのは「特別な一日」。読者をミスリードさせて、ラストに、そういうことだったの?という意外な結末が用意されている。こんなお話しも書くんだねぇという驚き。何が特別な一日なのかは読んでみていただきたい。
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