山田詠美の『つみびと』を読んだ。
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真夏のマンションに幼子を置き去りにして死亡させた母親と、その母親の人生を描く作品。子供たちを死亡させた蓮音とその母親の琴音、そして死んでいく桃太の視点から語られるお話し。
なかなかの力作で読ませる作品。琴音の悲劇と蓮音の苦悩、桃太の切ない思いが描かれるのだが、蓮音のくそ親っぷりが半端なくて読んでいて気分が悪くなる。読後感はあんまりよくないなぁ。
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