発達段階2歳の子への指導
― 模倣動作から絵カードで理解言語を増やす ―
知的障害を主とする特別支援学校の指導である。発達段階が2歳
前後の生徒7人のグループ学習での学習である。肢体不自由の子
と,自閉症の子が数名在籍している。
言葉があるのは2名で,その子たちをひきつけながら学習を進める
ためには発達段階に即した内容を厳選しなければ成り立たない。
2歳前後の子ども達を対象とした授業である。
※ 指導の手立てはPVT(絵画語い発達検査)を参考としている。
1 まね遊び
・グー,パーのまね遊びをする。
2 手遊び
・「きゃべつはきゃっ,きゃっ,きゃっ」の手遊びをする。
※ 何か別のものでも可。
3 手話の歌
・「赤い鳥小鳥」の歌を手話で行う。
※ 簡単な物なら別のものでも可。
※ 言葉の出ない子ども達にとって,手話は声を出す代わりに
歌を表現でき,歌う活動につながる。
①最初は一つ一つの動きを練習する。
②歌を入れてやってみる。
4 カードで語彙を増やす
・絵カード(はさみ,りんご,犬など)を2~3枚提示する。
・「はさみ」・「りんご」「犬」といって取ってもらう。
・再び,先ほどと同じ絵カードを提示する。
・「切るもの」「くだもの」「ほえるもの」といって取ってもらう。
次回はカードを読む学習も加えることを話し授業を終える。
付記
○記憶について
大きく分け,「意味記憶」「手続き記憶」「エピソード記憶」がある。
「意味記憶」・・・・本は紙でできている,といった一般的な知識とし
ての記憶。
「手続き記憶」・・・自転車に乗る,洗濯をするといった,いちいち思
い出さなくてもその場で出る記憶。
「エピソード記憶」 昨日は本屋にいって本を買いうれしかった,とい
った経験・体験に伴う記憶。
より深く,長く記憶にとどめるためにはいかにエピソード記憶につな
げるかということが必要となる。
そのために,楽しい,という気持ちを作りながら学習を行うのである。
― 模倣動作から絵カードで理解言語を増やす ―
知的障害を主とする特別支援学校の指導である。発達段階が2歳
前後の生徒7人のグループ学習での学習である。肢体不自由の子
と,自閉症の子が数名在籍している。
言葉があるのは2名で,その子たちをひきつけながら学習を進める
ためには発達段階に即した内容を厳選しなければ成り立たない。
2歳前後の子ども達を対象とした授業である。
※ 指導の手立てはPVT(絵画語い発達検査)を参考としている。
1 まね遊び
・グー,パーのまね遊びをする。
2 手遊び
・「きゃべつはきゃっ,きゃっ,きゃっ」の手遊びをする。
※ 何か別のものでも可。
3 手話の歌
・「赤い鳥小鳥」の歌を手話で行う。
※ 簡単な物なら別のものでも可。
※ 言葉の出ない子ども達にとって,手話は声を出す代わりに
歌を表現でき,歌う活動につながる。
①最初は一つ一つの動きを練習する。
②歌を入れてやってみる。
4 カードで語彙を増やす
・絵カード(はさみ,りんご,犬など)を2~3枚提示する。
・「はさみ」・「りんご」「犬」といって取ってもらう。
・再び,先ほどと同じ絵カードを提示する。
・「切るもの」「くだもの」「ほえるもの」といって取ってもらう。
次回はカードを読む学習も加えることを話し授業を終える。
付記
○記憶について
大きく分け,「意味記憶」「手続き記憶」「エピソード記憶」がある。
「意味記憶」・・・・本は紙でできている,といった一般的な知識とし
ての記憶。
「手続き記憶」・・・自転車に乗る,洗濯をするといった,いちいち思
い出さなくてもその場で出る記憶。
「エピソード記憶」 昨日は本屋にいって本を買いうれしかった,とい
った経験・体験に伴う記憶。
より深く,長く記憶にとどめるためにはいかにエピソード記憶につな
げるかということが必要となる。
そのために,楽しい,という気持ちを作りながら学習を行うのである。