ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

アナスターシア・ボロチコバ

2007年01月18日 | Weblog

ボリショイを体重問題で辞めさせられたことで有名なあのボロチコバと遭遇しました。

今晩のグレゴロービッチ80歳記念ガラでの出来事です。

ボリショイ仲間の方から彼女が当方の近くに座っているよと教えてもらい閉幕後に声を掛けたら気さくに写真撮影に応じてくれてこんな風にポーズまで決めてくれました。

以前のブログに最近 痩せたんでしょうかねというコメントを載せていましたがお見かけする限り通常の基準ではほっそりですし背が高く(175CMぐらいか)ご覧のように可也の美人。これだけ身長があると確かにどんなに減量しても相手の男性には辛いでしょうし腰を痛めるのでと相手役が敬遠したというのも判らないでもありませんね。

尚 ご主人が英国人で英語は達者とのボリショイ仲間からの情報でした。

ボリショイ通から以前聞いたのは彼女は最初は大変素晴らしかったが途中から勘違いして先生の言うことを聞かなくなったとのことでしたが間近に見るにスター特有の輝きがあり勘違いも判らないでもないかと。

次回チャンスあれば是非彼女の舞台を見てみます。

肝心のガラの記事は別途UPします。待ちのほど。

因みに今回のガラは他のように色々な演目をたくさんやるパターンではなく3つのグレコロービッチ振付のバレエ(スパルタクス・黄金時代・くるみ割り人形)の1幕づつをやるという演出でした。

 



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4 コメント

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おっ (Nana)
2007-01-19 15:45:55
わっ、しばらく見ぬ間にまた記事がいっぱ~い。

ガラでのグレゴローヴィチの様子なども気が向いたらおしらせ下さい。

エ~、ボロチコワ ネタはいっぱいあるのですが。管理人様向けには、ボロチはボリショイダンサーには嫌われてそうなので、近づくならうまく使いわけてくださいね!という気持ちです。

オフのボロチは社交界の人みたいな派手さが合ってファンあしらいも他のボリショイダンサーより良いと思う。いわばそれが取り柄。厳しいボリショイの芸術家の生活から取りこぼれてしまった人なので。(ザハロワがここのブログで発言していた、パーティーとか派手な生活浸けになるとダンサーとしてダメになるとか言う話、ボロチは地でいったのでは、という感じです。)ようはお金払って観劇する我々が楽しめればいいわけで、ファンが近づく分には、彼女はきっと楽しい人だと感じます。
ダンサーたちも我々のことを見てる時もあるので、ボロチでミーハーする場合、あまり人目に立ちすぎるとこで派手にやりすぎないほうがいいかもしれません。

ボロチはボロチでミーハーして、でもっと芸術家然とした人たちにもそこそこコンタクトできる位置をキープしといた方が、いいこともあるかもです。ボロチも根は悪い人ではないのかもしれないけど、ちょい前、日本のテレビに出たとき、ここの写真よりずっと首周りがぷっくりしてて横じわもあり、ふっとびました。あんな首、太ってなきゃありえない。「アイスクリームは大好きで、これからも食べます」だって。おいおい、ってかんじで。

例え話をひとつやると、以前ウヴァーロフにお仕事の役に立つかしらと思ってお渡ししたものがあったのですが、それが彼だけでなく、仕事仲間のアナニアシヴィリにも伝わったようで、ある時劇場そばでニーナに偶然遭遇したとき、ニーナが突然私にぺこっとおじぎしてきたことがあったのです。私は彼女と面識がある認識はなかったので、びっくりして無視してしまいましたが。(しまった!世界的プリマのニーナが私に頭下げるとは思ってなかったので。)たぶんウヴァだけでなくニーナ達の役にもたったニーナのでしょう。そんな風にいい話も悪い話もダンサー間で伝わるときがあるようなので。そしてまた、そのとき、もしウヴァとニーナが不仲だったら、逆の結果もあり得ると思うのです。

特にボロチがボリショイの人には評判わるそうなので(たぶん)、注意に越したことないと思って。その辺さえ注意すれば、ボロチは、そうなんです。カメラでポーズするらしい。(つまりあんまり目立たないとこで仲良くすればって・・こういう考えじゃダメですか?)上手に使い分けてモスクワライフをエンジョイしてくださいね。
日本人墓地の話しみじみ拝読しました。
シルクロードのとこ、めちゃきれいですね。
日本のバレエについて、ご質問の件、また別途お返事させていただくかもしれません。もちろん吉田さんも熊川さんも踊り色々見てきています。


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ヴォロチコワ・ファイル (Nana)
2007-01-19 19:01:07
1.ボロチコワ、古くはワガノワバレエ学校来日公演で、ちょいテレビニュースかなにかで紹介。徳光アナ「アナスターシャは美しい」等発言。当時のソ連の仕組みからいっても、コネのある人だったのかと思われ。
*私見では当時のキーロフのバレリーナの人的教育は甘い。あれじゃ普通の子でも勘違いに育ちやすいと思う。
2.学校時代からの派手なスター扱いが災いしたのかどうか、ボリショイ移籍ちょい前頃のボロチ、キーロフ関係者や事情通ファンの評価は厳しく。当時の文書にも厳しい見方が。「先生を時々変える」とも。
3.ボロチがキーロフを見切り、ボリショイ移籍直後のサイン「ボリショイ」と英語あり。彼女のボリショイ評「キーロフより美術関係者などの芸術性が高い」等。
4.99年、日本のバレエ団に客演、恩師ドゥジンスカヤ(キーロフの偉い先生)指導でウヴァと「ジゼル」全幕。(ボロチの踊りはここの5階でこの公演記録映像あり。バレエファンの間ではよく知られ)
5.'02年グレゴロヴィチ、ボリショイ復帰。鳴り物入りの「白鳥の湖」悲劇版の栄えある初演第一キャストに選抜も、ボロチは大成功できず。王子はウヴァ
6.キーロフのエウゲニー・イワンチェンコがボロチご用達ダンサーとして、ボリショイでの相手を務め。(日本のテレビに映ってた)
7.日本でのゴシップ報道。
朝日新聞:「アイスクリームの食べすぎで太ったプリマ。体重は50キロとも60キロとも」「ツィスカリゼ以外のボリショイ男性ダンサー全員がボロチとの共演を拒否」(理由は体重)
ツィスカリゼは腕力があるのでしょう。ボロチが相手を頼んだとはきいてなくイワンチェンコを頼ってましたが。





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さすが (管理人)
2007-01-20 08:13:41
Nanaさん
流石Nanaさん。あっという間に詳細のご説明ありがとうございます。ご指摘の首のところは昨日のボロチを良く見ることは出来ませんでしたが今日のバヤデルカのアラシュやシプリナの首は細いですね。
グレゴのガラの状況は暫しお待ちのほど。
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訂正 (Nana)
2007-01-20 09:23:03
上記5.→グレゴローヴィチ、ボリショイ復帰は2000年10月頃、悲劇版「白鳥の湖」初演は'01年3月頃だったと思います。
4.→ボロチコワの新国立劇場「ジゼル」客演の話なんですが、98年秋の間違いでした。すみませんっ。吉田都さんが99年にここでウヴァーロフと「ドンキ」踊ってるので、彼女の話も書いて、私も混同してしまったようです。
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