前回のクロコノマチョウを見た後、交通量の多い尾根幹線沿いに歩道を歩いた。
多摩丘陵の山があったところに通した道路なので、谷のところは橋の様になっており、樹木の高い位置が手にとるように見える。
何気なく枝を持ち上げると越冬体制の大きなウラギンシジミがいた。
大きな白い色にもかかわらず、目立ちにくい。
ウラギンシジミと言うと、わたしの研究シリーズの「葉の裏で冬を生きぬくチョウ―ウラギンシジミ10年の観察」と言う児童向けの本を思い出す。
10年に渡り、何百匹と言うウラギンシジミを観察して、どういうところで越冬するのかを詳細に記録しているにビックリした。
それも、普通の主婦で、娘さんと観察を始めたのだと思う。
同じ著者で、「どんぐりの穴のひみつ」と言うのもすごく感動した。
なんでドングリに小さな穴があいているのかという疑問から、ハイイロチョッキリなどの昆虫の観察を徹底的にするというもの。
昆虫好きには、この2冊はお勧めです。
どこの図書館にも、たいてい置いてあると思います。
あとで、以前知り合いだった方の奥様だったと言う事をたまたま知って、またビックリした。
確かにあまりめだたないですね
この状態で越冬ですが、暖かい日には少し飛んだり動いたりして、いなくなることもあります。