東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

法廷で弁護士が言うことだ

2009-03-04 13:04:01 | 社会・経済

今朝小沢一郎の記者会見をちらっと見たが、あんな弁解じみたことは、いよいよ刑事被告人として法廷に引き出された後で、追い詰められた弁護士が苦し紛れに陳述する下手な演技である。

あの手のまやかし、すりかえ、目くらましは裁判員制度が導入されて、素人の陪審員が短時間で結論を出さなければなると、へっぽこ弁護士が多用することになるかもしれない。

いやしくも大政治家が、まだ失脚していない野党を代表する党首が記者会見で述べることではない。

民主党の鳩山君や菅君もあれで行こうと了承しているのかね。直前の打ち合わせで。君たちには政権を担う資格は無い。

+ 小沢一郎もPAKAだ。お雇い弁護士が土壇場で考えればいいことを、今から開陳している。テレビを録画した検察はプロだから、絶好の材料入手とほくそ笑んでいる。

小沢の理屈は非論理的で主語と述語がつながらない(すりかえ、めくらまかし)のオンパレードであり、かたや同語反復的で無意味かつ無内容な主張であふれている。

感情的な「単語」で国民を攻略しようとしているが、文章として意味をなしていない。


目白の意向

2009-03-04 08:53:16 | 社会・経済

きみは目白の意向という言葉を知っているか。かって目白に田中角栄という男が住んでいた。いまはその娘が住んでいるらしいが。

折々、菓子折りのなかに札束を詰めて付け届けをしておかないと、なにか政府関係のプロジェクトや国が許認可権を持つ事業を始めようとするときに目白から横やりが入り、いちゃもんをつけられる。

特定のあっせん、口利き、依頼事項が目の前になくても付け届けを怠ってはならないといわれた。西松建設の役員は献金は特定の事業に対する口利きあるいは見返りというよりも、事業の邪魔をされないために餌を撒いていたいたと検察にはなしているそうだ。

田中角栄や小沢一郎のやりかたは総会屋のやりかただ。毎年いくばくかの金を与えておかないと、自分のところの機関誌に会社のスキャンダルを載せると脅かして圧力をかけるわけだ。


縄つきの系譜

2009-03-04 07:56:18 | 社会・経済

小沢一郎のゼネコン疑惑がキックオフしたようだが、思い起こせば「縄つきの系譜」だね。

田中角栄も御用になった。金丸信も縄つきだ。竹下昇はリクルート疑惑で首相を辞職した。竹下の晩年の何年かは病気と称して人前にまったく出なくなった。あれは考えてみると、また、疑惑が立件されそうになって、あわてて仮病を装ったとも考えられる。

あの時は異常だった。普通政治家が病気と発表すると、政治家たちがぞろぞろと見舞いにいくが、あの時は入院しているのか、自宅にいるのかも一切報道されずまったく動静がわからなくなった。妙なことだと思ったことを記憶している。

竹下の動静がまったく分からなくなってから彼の死亡が確認されるまではずいぶん長かった。数年間もそうしたおかしな状態が続いたのではないか。

田中角栄、金丸信、竹下昇はいずれも小沢一郎の親分だ。かれはこれらのボスの腰に巾着切りのように張り付いてのぼりつめた。竹下昇のあと金丸が小沢を首相にしようとしたという話がある。ほんとかどうかわからない。小沢は断ったことになっているが、ボスの金権政治家たちの闇の部分を仕切ってきた自分が表に出れば、自分の裏仕事にもろにスポットライトが当たることを恐れたのだろう。

小沢一郎が自民党を出たのは竹下昇の跡目争いの時だったかな。こういう人間が政治改革をいうのは笑うに堪えるね。

参議院選挙に一回大勝したからというので、それだけの理由で小沢一郎を党首にする民主党も似たようなものだ。