黒テント盛岡公演「ど」の初日は、8分の入り。「ど」は吃音障害を克服しようとする3名の男たちの熱と苦悩の話だが、冒頭から笑いが絶えなかった。
東北各地を転々としているテントの劇団員たちは、各地の反応を教えてくれた。最初から笑いが絶えないところと、シーンとしているところ。盛岡は笑いが多いところだが、福島・仙台は静かだったとのこと。この話の原点は「吃音」と「被差別」の「差別」だが、これを東北に置き換えると「訛り」と「エミシ」の「差別」になる。盛岡ばかりでなく、東北各地でそんな話が出たとのこと。
盛岡の客に笑いが多かったのは、芝居慣れした客が多く、芝居が持っている「猥雑さ」(許容力)に遊びながら観劇したせいだろう。主人公の一人が精一杯の気持ちで吃音の源ともいえる「こだわり」(卑屈さの原因)を告白するシーンがある。場内が固唾を呑んで見守るところだが、そこで主人公は「俺は・・・・民だ」という。流石に盛岡でも緊張の場で、客席からは咳払いの一つも聞こえなかった。
「吃音」と「訛り」、「」と「エミシ」。
笑いの中で、笑い飛ばすには重いテーマをしっかりいただいた。
東北各地を転々としているテントの劇団員たちは、各地の反応を教えてくれた。最初から笑いが絶えないところと、シーンとしているところ。盛岡は笑いが多いところだが、福島・仙台は静かだったとのこと。この話の原点は「吃音」と「被差別」の「差別」だが、これを東北に置き換えると「訛り」と「エミシ」の「差別」になる。盛岡ばかりでなく、東北各地でそんな話が出たとのこと。
盛岡の客に笑いが多かったのは、芝居慣れした客が多く、芝居が持っている「猥雑さ」(許容力)に遊びながら観劇したせいだろう。主人公の一人が精一杯の気持ちで吃音の源ともいえる「こだわり」(卑屈さの原因)を告白するシーンがある。場内が固唾を呑んで見守るところだが、そこで主人公は「俺は・・・・民だ」という。流石に盛岡でも緊張の場で、客席からは咳払いの一つも聞こえなかった。
「吃音」と「訛り」、「」と「エミシ」。
笑いの中で、笑い飛ばすには重いテーマをしっかりいただいた。