goo blog サービス終了のお知らせ 

箕面の森の小さなできごと&四季の風景 *みのおハイキングガイド 

明治の森・箕面国定公園の散策日誌から
みのおの山々を歩き始めて三千余回、季節の小さな風景を綴ってます 頑爺<肇&K>

新稲の山里歩き!

2013-11-07 | *編集・秋/11月

新稲(にいな)の山里歩き!

 

 

箕面市の地図を広げてみると、山里と呼ばれる地域は北部の

止々呂美(とどろみ)地区と、南部の西方の新稲(にいな)地区、

東方の外院(げいん)地区が代表的な所だと思えます。

 

南部の地域は各々「市街地調整地域」にあたり、住宅や建物が

建てられないので田畑が広がっていて、大都市近郊であり乍ら

貴重な自然の風情を残している所と言えますね。

 

今日はこの山里を散策し、秋の風情を楽しもうとノンビリ

でかけてみました。

 

桜井、桜、桜ヶ丘とサクラのつく街並みを北上し新稲にでると、

正面に箕面の山々が連なり田畑が開けてきます。

 

山腹には、モダンなスカイアリーナ(市立第一総合体育館)や

大阪青山大学の学舎などが見えてきます。

 

田畑の畝の間を、尾をピクピクと上下させた二羽の

セグロセキレイが飛び交っていて、つい見とれてしまいました。

 

畑には大根、白菜、ブロッコリー、ほうれん草などの野菜が

植わり、おばあさんが一人 クワを杖にして腰を伸ばしています。

目が合ったので挨拶すると、笑顔で応えてくれました。

 

お正月用の葉牡丹を育てている所や、一面のコスモス畑、菊畑

もあり、秋の芳香を放っています。

 

畦道にはタンポポの黄色、ヨメナ、シオン、ノコンギクなど薄紫色

の野菊が咲き、今頃思い出したように紅色の彼岸花が一輪だけ

咲いていて、目を楽しませてくれます。

 

横には白いサザンカの木があり、沢山の花を咲かせています。

今頃に? 

大きなヒマワリが蕾をふくらませて、もうすぐ黄色い大輪を咲か

せそうな気配でビックリ!

秋のヒマワリなんて品種があるのだろうか?

 

そんな畦道をゆっくり散策しながら 府道(山麓線)にで、

来た道を振り返ると、もう大阪平野が見渡せ、市街地が遠望

できるのです。

快晴の秋空ながら遠くは霞みがかかり、高層ビル群だけが

浮き上がるように首をだしていて、まるで墨絵の世界のような

幻想的な光景です。

 

前を向くと小さな森があり、その横には廃屋となった旧牛舎が

あり、時折りまだ風向きによりかぐわしい香り? が漂って

きますが、何とも牧歌的で、穏やかな異空間と言ったところで

私の好きな光景の一つです。

 

スカイアリーナ前の中池、新築池の土手に出ると、土手の

草むらは散髪済みといった所ですが、その先の草むらは

そのままです。

見るとその横に小さな看板があります・・・

 

  ー自然を大切にする区域ー

   雑草と呼ばれる草地にも野鳥や昆虫達にとっては大切な

   生活の場です。

   人と自然の共生を目指して、この地域の草刈りは交互に

   分けて行い、生き物たちに配慮しています。

                          (箕面市役所)  」 

 

何と言う粋な計らいなのでしょうか!

市民としてその心くばりに嬉しくなり、とても感激でした。

 

耳を澄ますと、そんな草むらから秋の虫の音が聞えてきます。

よく見るとアキノタムラソウ、セイタカアワダチソウ、ツワブキ、

モリアザミや野菊などの秋の草花が見られます。

 

いいですね~

身近でこんなに秋の風情を楽しめるなんて、何と幸せな

ことでしょうか!

 

山裾には十数本の寒桜の木に、清楚で小さな白い花が満開に

咲いています。

その横にはヤマガキの木が一本だけあり、小さな柿の実がなり、

それを目当てに野鳥が沢山飛び交っています。

 

手前にはススキ群が秋風にゆっくりとなびきながら、手を振って

くれているようでした。

 

私はしばしたたずみながら、秋の山里風情を楽しみました。

秋もいよいよ本番の様相ですね。

 

 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 楽画記! ‘13-10月 | トップ | 外院の山里風情! »
最新の画像もっと見る

*編集・秋/11月」カテゴリの最新記事