アトリエから・・イメージの世界で鉄と遊ぶ/上野玄起鉄の造形スタジオ

八ヶ岳南麓、森の中、川のほとり、陽だまりの中にある小さなアトリエ。八ヶ岳の暮らしとそこから生まれた作品たちを紹介します。

アートとデザインの狭間のアイアンオブジェ

2022年02月20日 | オブジェ

機能性を求めた訳では無く造形物として美しく存在感のあるオブジェを意識して制作したのがこの作品ですが
お椀型の部分に蝋燭を置いたり、鉢を入れたりすると家具のようになる。
その瞬間からデザイン家具という存在へと変わる。
意図はしていないけれどそうなったのです。
このオブジェをアートとして空間に取り入れる人もいればデザイン家具としてインテリアに取り入れる人も居るだろう。
どちらの意図があったとしても空間にこの作品が美しく存在すれば自分は構わない。

今回この作品を設置させていただいた空間は建築家の設計による個人宅。
その空間はまるで美術館のよう。
購入された方もこの作品のアートとデザインの微妙な位置に存在することをよくわかっておられ気に入っていただけました。

生活空間の中に存在するオブジェが時として家具のようになる。
それを良しとできるおおらかさがやっとできたような気がする。

ブランクーシの作品も帽子をかければ帽子かけになってしまうのかな(笑)
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