アトリエから・・イメージの世界で鉄と遊ぶ/上野玄起鉄の造形スタジオ

八ヶ岳南麓、森の中、川のほとり、陽だまりの中にある小さなアトリエ。八ヶ岳の暮らしとそこから生まれた作品たちを紹介します。

三具足のための鉄の香炉と燭台(第62回 いけばな院展より)

2017年03月04日 | 展覧会
甲府で開催された いけばな院展
出瓶者の依頼で三具足の香炉と燭台を制作させていただきました。
当日までどのような感じになるのか楽しみにしていましたが期待以上の雰囲気になっていました。
やはり植物の力はすごいですね。
もともと植物など自然の形から触発されて作ることが多いのできっと違和感はないと思っていました。
それより植物の力に見合うだけの存在感を小さいながらも出せるように意識をしました。


高さのある柳が目線を上へと導いてくれることで目線を下ろした時の見え方が引き締まります。



燭台の赤と椿の赤が空間をリズミカルにしてくれます。



球体の部分がはずれ、中に灰の入った台があります。
植物と並ぶことで鉄にも瑞々しさを感じます。


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