愛・地球博記念公園ブログ

愛・地球博記念公園(モリコロパーク)の日常について紹介していきます。

モリコロパークのカエルちゃん

2008年06月17日 | モリコロ自然・花・緑

こんにちはモリコロパークです

写真は愛・地球博きねんかんで撮影されたカエルちゃんです
一瞬なんじゃこれは!&ちょっと…気持ち悪い…
などとおもいますよね~

でも皆様御存知でしたか?
2008年は国際カエル年であることを
モリコロ好きの皆様は「エコ」という言葉が大好きだとおもいます
スタッフも好きですがこの「エコ」とは
元々は「生態学(ecology)」が由来した言葉です。
ざっくりと言えば「省エネ」的な意味よりも、広く「生態系」についての意味と言う事ですね
ではなぜカエルちゃんが取り上げられるかと言いますと…
「環境的」な視点から取り上げさせていただきますと
カエルを含む両生類は生活する為に2つの異なった環境が必要であると言うことです
カエルは御存知のように「幼生の時期は水中生活=おたまじゃくし」で「成体になると陸上でも生活します」
要するに両生類は「水」と「陸」の二つの環境のうち、どちらかが片方だけでもなくなったら、生息ができなくなってしまうんですよね
ですから環境悪化による個体消失の確率が、他の陸上生活のみの生き物や、水中生活のみの生物に比べて2倍であると単純に計算できます

このカエル年自体は「両生類方舟計画(Amphibian Ark Project)」のキャンペーンの一つで、「絶滅の恐れのある世界中の両生類を、動物園と水族館で繁殖させちゃおう!」というものだそうです

引用によれば
「自然で保護できない種が絶滅する前に救済し、野生の個体群に対する脅威を管理できるようになるまで飼育施設で保護」し「原因となる脅威が制御されるようになった
とき、自然に戻す」という両生類保全行動計画(ACAP)だそうです。
しかし、これを実行するのに多額の費用がが必要あるため、その理解と協力を得るためのキャンペーンとして提唱されたのが「2008年は国際カエル年」というわけだそうです。
詳しくはこちらでど~ぞ
もう、過去に立ち返らなきゃいけない時代になってるんですよね
これも愛・地球博で教えてもらったことの一つですね