今の日本に異星人が現れたら・・・?
という題材のSF(になるのかな?)小説なのですが、
そこは、トンデモ本の品評をしている「と学会」の
山本弘が書いているだけあって、
一味違ったUFO、宇宙人を題材にした小説になっています
ちまたで語られてるようなUFOの目撃や体験談は、
誤解や捏造だということを登場人物によって語らせつつ、
なおかつ、それでももし異星人が実在して、地球に現れたとしたら、
果たしてその異星人は我々が想像しているような存在なのであろうかと、
問いかけています。
全く堅苦しい所のない、娯楽小説なのですが、
価値観や道徳観など文化の違う相手との関わり方、
UFOや異星人を科学的な裏付けなしで信用してしまう人の心理など、
色々なことを考えさせられました。
面白い
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