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旧・毎日がブエノス・ディアス!

タニィのアルゼンチン、ウルグアイを中心とした日々ラテンな話題をつづっています。

プロモ・アルテ(東京・青山)のウルグアイ作家展

2007年05月25日 | ウルグアイ
う~ん、行けるかどうか?難しいですが・・・
興味深いなぁ。

会場である「ギャラリー・プロモ・アルテ」は以前より
ラテンアメリカ・アートに力を注いでいるのでいつか
行きたいと思っています。

今回の作品のうち、ディエゴの作品、幾何学模様の動物
モチーフの絵が、私の好きなウルグアイの工芸品
「リンコナーダ」に通じるものがあって特に気になります。
私のメルマガ「アルゼンチンばかvol.24」にも紹介しています。
リンコナーダの写真(弊ブログより)

Rinconada(リンコナダ or リンコナーダ)通販1通販2

Códigos Geométricos + Topografía
ウルグアイ作家二人展
「幾何学コード + 地形図」
 ディエゴ・マシ + マルティン・メンディサバル

主催:PROMO-ARTE Latin American Art Gallery
会場:PROMO-ARTE art-lobby
   GALERIA-arts space B

2007.05.18~06.15
12:00~19:00 (月曜休み Closed on Mondays)



ウルグアイ映画「ウイスキー」ふたたびBS2で

2007年04月25日 | ウルグアイ
再びNHK・BS2で放送があります。




NHKサンダンス国際映像作家賞特集 -2003年受賞-
・ウイスキー(2004年ウルグアイ他)
後9:03~後10:43
http://www.nhk.or.jp/sun_asia/sundance/j/2003_01.html

http://www.nhk.or.jp/bs/genre/movie_7later.html



webより転載:

サンダンス・NHK国際映像作家賞特集 ウイスキー
2004年・ウルグアイ WHISKY
BS2 5月7日(月) 後9:03~10:43

ウルグアイで靴下工場を経営するハコボ。ブラジルから疎遠になっていた弟エルマンが訪れることになり、ハコボは従業員マルタに夫婦の振りをして欲しいと頼む。偽造夫婦のもとに、エルマンが加わり、嘘の生活が始まる・・・。サンダンス・インスティテュートとNHKの協賛による「サンダンス・NHK国際映像作家賞」の支援で製作された作品で、東京国際映画祭でグランプリに輝き、カンヌ映画祭でも国際批評家賞などを受賞。

(原題:WHISKY)
〔製作・編集〕フェルナンド・エプステイン
〔監督・脚本〕ホアン・パブロ・レベラ、パブロ・ストール
〔脚本・美術〕ゴンサロ・デルガド・ガリアーナ
〔撮影〕バルバラ・アルバレス
〔音楽〕ペケーニャ・オルケスタ・レインシデンテス
〔出演〕アンドレス・パソス、ミレージャ・パスクアル、ホルヘ・ボラーニ ほか
(2004年・ウルグアイ)〔スペイン語/字幕スーパー/カラー〕



NHKサンダンス国際映像作家賞はラテンアメリカ部門があって
毎年、結構アルゼンチン人もいい感じで最終専攻に残ったり、
受賞しているので調べてみるのも面白い!
(USA部門にもヒスパニックと思しき名前も!)

http://www.nhk.or.jp/sun_asia/

http://www.nhk.or.jp/sun_asia/new_01.html


ウルグアイの底ヂカラ!マルティン・ブスカグリア

2007年04月25日 | ウルグアイ
スペインでも活躍する注目のウルグアイ人アーティスト
Martin Buscaglia マルティン・ブスカグリア

「El Evangelio Segun Mi Jardinero」


最新2nd.アルバム↑El Evangelio Segun Mi Jardinero」
ではフアナ・モリーナが参加するなど話題になっていますが、
その他にもホルヘ・ドレクスレル、チャーリー・ガルシア等
が賞賛のコメントをするなどクオリティの高さが存分に感じられ!!!
タニィ最近の超お気に入り盤。

「Ir y Volver e Ir」


1st.アルバム「Ir y Volver e Ir」も最近見つけましたが、
こちらもフアナ・モリーナのサポートをするIbarburu兄弟、
さらにウルグルアイの大御所、ルベン・ラダにウーゴ・
ファットルソまで参加。
そうと気づかずとも内容はsuper exelente!
素晴らしかった!!!

このジャケの極めて素敵なセンスといいウルグアイっぽくない
垢抜け度。スペインで鍛えあげられたってことかな?!

この人、今後どうなるんだろう?って思う・・・。
この南米の小国・ウルグアイに潜む首都モンテビデオ人の
底力を驚かずにはいられないなぁ♪

公式サイト
http://www.martinbuscaglia.com/
Youtubeでアルゼンチン・ロサリオ市でのライブ映像等
ご覧になれます。Lataの空き缶パフォーマンスもシュール♪
1st.のプロモVTR

ウーゴ・ファットルソ関連の新譜情報

2005年12月13日 | ウルグアイ

LA BOSSA NOVA DE HUGO Y OSVALDO


●HUGO Y OSVALDOの「LA BOSSA NOVA DE HUGO Y OSVALDO

とうとう!日本で世界初CD化発売!試聴できるサイトはこちら
何でも手に入る国だなぁ!ニッポン。




Trio Fattoruso "Medio y Medio"


●Trio Fattorusoの2枚めアルバム「Medio y Medio」のライブCDはLOS AÑOS LUZから発売!

★ウーゴと弟オスバルド、息子のフランシスコによるTrio Fattorusoが
Uruguay、Punta Ballena(Portezuelo)のMedio y Medioでライブを1/4,5に開催予定。
(Medio y Medio のサイトでは1/1とあるが・・・地元の皆さん確認してから、是非どうぞ!笑)

日本にもHMVで入荷されてました。


◆ちなみに2004年8月のHugo Fattoruso, Osvaldo FattorusoとFernando CabreraのライブではLiliana Herreroがゲスト出演。
(リリアナについてはアルゼンチン関連ブログに紹介済み。
日本盤「風の告白」是非聴いてみてください。)

★Lilianaは2004年に続き今年もMedio y MedioのライブをTrio Fattorusoの翌日1/6,7に開催予定。(こちらも地元の皆さん是非どうぞ!)


REY TAMBOR


●さらにはウーゴのキーボードにニコラス、フランシスコ、ディエゴと
3人のchicos(=Boys)による太鼓が加わったアルバム「REY TAMBOR」が
近々リリースされるそう!!!
TONOS Records
日本発売が待ち遠しい。。。

●ついにはあのLos Shakersが12/20、MontevideoのTeatro de Veranoでライブ。
Newアルバムも発売予定とか。

Viva Hugo y familia Fattoruso!!!

ウルグアイ映画「ウィスキー」VHS&DVDいよいよ発売!

2005年10月27日 | ウルグアイ
 日本で初公開だったウルグアイ映画「ウィスキー」は淡々とした内容であるにも関わらず、思いのほか好調で、現在も日本国内で引き続き上映中。

「ウィスキー」公式サイトBBSも映画を見た人からのコメント等が今もUPされ活気がある。

 そろそろVHS&DVDが発売されてもいいよね~???と思いながら宣伝会社のMさんに来年公開予定のアルゼンチン映画の質問も兼ねてメールしたところ、タイミングよかった?!「10/28発売です!」とのお返事が。早速Amazonで予約、発売前だと20%OFFになるから嬉しい。
 
 個人的にはこの映画、劇場の大スクリーン、シーンと静まりかえった場内で見るのがベストと思っているが意外と自宅で深夜にぼ~っとカウチポテト(めちゃ古っ)スタイルで観るのも有り、かと。

 来年新春公開予定の「僕の未来とブエノスアイレス」はブエノスアイレスでも下町であるオンセ地区(Barrio Once)のガレリアが舞台だとか・・・
サッカーユニフォーム等のバッタモノ(偽物)やチープな生活用品などが最も入手しやすい町オンセ、東京で言うと上野っぽいかな?といかにも物語が雑多なあの地区の情景を頭に思い浮かべては、上映が待ち遠しくてたまらない!!!

おまけ:DVD購入しました。

この映画は映画館で見る方が雰囲気あってよい、と思っていたけれど意外と自宅で見ても雰囲気は損なわれずいい感じ。DVDならではの特典映像(第17回東京国際映画祭来日記者会見の様子、メイキング、未収録シーン、オリジナル予告編、日本版予告編)が貴重で楽しい。

更に驚いたのが中南米ラテン系映画には珍しい日本語吹替え!オリジナル音声もあるのでウルグアイ、アルゼンチン系のスペイン語(カステジャーノ)を学びたい人には最適な教材にもなるだろう。
(個人的には吹替え音声だとオリジナルのイメージと異なる点は否めないが。)

東京・神楽坂うれしい発見!

2005年09月14日 | ウルグアイ
夏休みの日記 8/17(水)

 メール等でお世話になっている「大洋レコード」さんに是非初訪問したい、とワクワク神楽坂へ。最寄駅はJRなら「飯田橋駅西口」。わお、3月まで仕事で、プライベートで対岸の川沿いを歩いていた事あるぞ。
知っていたらもっと早くに寄ったのにう~ん、惜しいニア・ミス?


くじらマークが目印「大洋レコード」


 神楽坂通りは古いお店が立ち並び、おばあちゃんに手を引かれ歩いた街のような懐かしい雰囲気で神社もあって落ち着く。ぼ~っと歩いてうっかりお店入り口を見過ごした。クジラマークが目印、ビル2Fのお店に到着。Sさん&Rさんと初めてとは思えないな、と感じながら初めましてのご挨拶をする。ちょっとドキドキ、でも嬉しいワクワク。店内にはブエノスアイレスで買い付けたという漫画「Mafarda(マファルダ)」のイラストが描かれた麻のトートバックが!!!


マファルダの他にマテ茶用お湯を入れるTelmo(ポット)も。マテ茶のブランドのマーク付がいい。


 「コレうちにもありますよ!」と目のつけどころが同じなのを大笑い。マファルダはスペイン発だと思われているが実はアルゼンチン人QUINO(キノ)が描いたスペイン語圏に絶大なる人気を誇る漫画で、スペイン語圏の「ピーナッツ」と言われている。違うのは世間を皮肉ったキャラと視点か?
 そして相当長居をして、アルゼンチン・ウルグアイ・ブラジルもののCDを試聴吟味。楽しかった~。。。他愛のない話が心地良い。帰宅が名残惜しかったが、留守宅に置いてきた心配事があるので後ろ髪引かれながら「これからもよろしく」のご挨拶。タニィがもし今在京人だったら、このお店仕事の後にしょっちゅう入り浸ってしまっていただろう、と確信。(お店の人は良い迷惑だよね。)


落ち着いた木調の店内はオーナーの手作り。大手CD量販店へ卸しも行っている。


ウルグアイの愛すべき動物置物「アルテサニア・リンコナーダ」

 帰り道、神楽坂通りの他のお店も見ていこうと散歩。今は珍しい漆器専門の渋いお店や陶器屋さんなど目についた。その中で大きなガラス張りのお店、下に「特売」状態で置かれたカゴに入った普段使い陶器についつい目を奪われがちなところ上にふと目をやると・・・
↓↓↓



神楽坂のリンコナーダ


こんなところに「ウルグアイ発のアルテサニア・リンコナーダ・コレクシオン=aR」が・・・!!!

こんなところでお会いできるとは・・・感涙!。旧作・新作ともに結構な数が揃っている。
店内に入ると「奥にもありますよ~」と。レジ横には今まで見たことなかった「マグネット」タイプも。
 詳細と日本での販売店についてはアルテサニア・リンコナーダ公式サイト(英語・スペイン語)および輸入総代理店サイトでご確認頂きたいが、mi maridoが「ウルグアイ詣で」を初めてから少しずつ首都モンテビデオで買い集めたコレクシオンがうちにある。
 また京都へ行った時、祇園にリンコナーダを取り扱うお店を見つけて、思わずオーナーと長話し、「ウルグアイ国旗を掲げた郵便配達のロバ」を購入した。革で出来たポッケにスペイン語の手紙が入っていて、作り手が「楽しんで作りました~」というのが伝わってくる丁寧でお茶目なタニィの宝物だ。京都のお店には2度通ってそのたびお気に入りをゲットしている。


我が家のリンコナーダ。現地入手・2羽の小鳥は偽物?っぽい。


 リンコナーダにはシックで素朴な「クラシック・コレクシオン」と大型の「ラージ・ワイルドライフ・コレクシオン」金・銀を使ったメタリックで明るい感じの「シルバー・アニバーサリー・コレクシオン」そして今回初ゲットの「マグネット・コレクシオン」があって、ウルグアイの雰囲気とぴったりして私たちが好きなのは「クラシック」。しかしすべてにあふれるリンコナーダならではのオリジナルな特徴は「ずんぐりむっくりデフォルメされた動物たち」のとぼけた表情と精巧な絵付けだと思う。最近ではウルグアイ国内よりも海外の方が人気が高いらしい。
 精巧な手作り一点ものなので大きいモノは相当高く、小さくても他の南米の民芸品に比べ安く出来ないらしい。その結果(なのかどうか分からないが)今年モンテビデオに行った時、みやげ物屋ではリンコナーダを見なくて正直寂しかった。Mi maridoに言わせれば行くたびにみやげ物屋での取扱いがだんだん減ってきているような印象だとか。モンテは小売のみやげ物屋自体減っている感じがしたし、Manos del UruguayHecho AcAなどの高級志向の大型NPO的おみやげチェーン店がそれに代わって人気を得ている様子。(それはそれで楽しいんですが・・・時代の流れでしょうか。これらのお店についてはまたそのうち書きます。)


我が家のリンコナーダ2。南米以外の動物もある。奥の黒っぽいのはカンドンベ人形、リンコナーダではない。


 日本でのこの品揃えの豊富さを見ると「海外で人気があるんだなぁ」と再実感。知る人ぞ知る(実はその分野では有名?)世界に通用するウルグアイの芸術?民芸品。(ネット・オークションなどで偽物も出回っているそうなのでご注意)。

追記:日本総代理店のHPを見てたら日本限定のリンコナーダを2種発見。ど・ど・どうしよう、の動揺・・・

やっと!映画「ウィスキー」

2005年06月22日 | ウルグアイ
 ようやくウルグアイ映画「ウィスキー」を地元で見た。東京での上映から地方に来るまで長かった~。待ちくたびれた~。ストーリーはいち早く映画を見た人の感想等をあちこちで読んである程度までわかったつもりでいたが、ラストまでのストーリーの展開、一体どんな風にウルグアイの人々と街が描かれているのかを自分の目で見逃さないぞ!と五感をぴりぴりさせて臨んだ。

 映画自体は私のぴりぴりとは裏腹に、ウルグアイらしいゆる~いスピードで終始、ごく普通のウルグアイの日常が映し出されていく。たぶん、地元のウルグアイ人が見ても、刺激がなさ過ぎてあまり楽しめない映画かもしれない・・・。


いつものように工場の一日が始まる


 ストーリーは省くが、物語には典型的なウルグアイ人像が描かれている。父から譲り受けた古い靴下工場を細々と経営する、変化を望まない壮年・独身のユダヤ系ウルグアイ人ハコボ。ハコボの経営する靴下工場で、長年変化のない毎日をいつの間にか過ごしてしまった?同じく50代・独身のマルタ。そして兄・ハコボと対照的な、おそらくはウルグアイのぬる~い空気と経済状況から脱すべくブラジルに渡り、ブラジル人と結婚し娘たちにも恵まれ、最新鋭の機械を導入して靴下工場も順風満帆に経営している陽気なエルマン(作品内ではヘルマンと呼んでるように聞こえたが)。仕事を優先して母の葬儀にも帰らなかったエルマンは、ウルグアイに郷愁は感じても、仕事を離れて故郷の空気にどっぷりつかるのは苦手という感じ。そして退屈な故郷で黙々と家業をこなしながら、最終的には母の介護から最後まで看取ってくれた兄に若干の引け目を感じている。

 一方ハコボは最後まで弟に心を開くことはなかった様子。南米の人が愛するお茶・マテは、親しくなった友達はもとより、家族等では1つのマテを皆で回し飲みするのが一般的な光景のはずだが、映画中ハコボはいつもただ一人で自分のマテ茶をボンビージャ(茶漉しのついたストロー)ですすっていた。妻のふりをしてもらっていたはずのマルタにも、実の弟であるエルマンにも一度たりとも薦めるシーンはなかった。百歩譲ってマルタはマテ茶が好きではないからだと考えても、久々に帰国した弟なのだから、「マテ飲むか?」と質問してもおかしくないはずだ。


1人マテ茶をすするハコボ


 映画の舞台は南半球8月真冬のウルグアイ、モンテビデオ。バケーションやカーニバルで浮かれる真夏にはラテンらしさも感じられるが、真冬、ラプラタ河沿岸のこの地は空気がにわかに湿度を帯び、重い。雪こそ降らないものの、日は短く朝夕は意外と冷える。そんな時期にわざわざ季節はずれな夏のリゾート地、ピリアポリスへ3人で旅するというのもこっけいだ。宿泊ホテルも、かつてはさぞお金持ちでにぎわったであろう、ゴージャスだけどしっかり古臭い感じ。南米人独特の大げさなフード付きコート等の重装備も不思議なムードをさらに加速させる。


日本では昔懐かしいゲームも南米では健在


 夏は内外から来た大勢の人でにぎわうウルグアイ随一のリゾート地であるプンタ・デル・エステを選ばず、首都モンテビデオにより近く、微妙に地味なピリアポリス、それも冬という季節を選んだことは、この映画の雰囲気を演出するのに欠かせない条件だったのかもしれない。実際モンテビデオでウルグアイ人と何人か話した時、「ザワザワと他の南米人が多いプンタよりもピリアポリスの方が落ち着いていて良い」という意見も多かった。その言葉には高級リゾート、プンタへ群がる近隣外国人への多少の負け惜しみも隠れているのかもしれないが、それでもピリアポリスは地元民にとっては親しみある海水浴スポットという印象だった。

 ピリアポリスには小高い丘のような山があって、そこにはスキー場にあるようなリフトが山頂までかかっている。(冬は運行しているか不明だが)日本人には危険と思えるその古ぼけた高速リフトで見晴らしよい山頂まで上れば、映画中でマルタとエルマンが逆さ言葉を楽しんでいた海岸を見下ろすことも出来る。でも映画中ではそうした壮大な風景などは一切排し、終始地味な旅のシーンを描き続けていた。


エルマンの頭上に見える山上の白い点々がリフト


 映画のラストはそれぞれの想像におまかせする、ということのようだが、最近のウルグアイ地元新聞の記事によると「ウルグアイ人の7人に1人(13%)が可能であれば他国への移住を考えている」とあった。これは漠然と考えている人の数であり、具体的な計画を持っている人の数ではないが、決して小さな数字とはいえない。また移住したい場所としては、スペインがトップで、続いてアメリカ、オーストラリア等が挙げられ、アルゼンチンやブラジルは最近では減っているらしい。国内市場規模の小ささから、国外に仕事を求めざるを得ないウルグアイ人の状況を巧みに描いた映画ともいえるのではないかと思う。

 かつては教育水準も高く、経済が比較的安定して暮らしやすいと言われていた南米のおっとりした小国、優秀な人材の自国離れがこれ以上ひどくならなければいいのだか。

おまけ:
「ウィスキー」公式サイト(スペイン語版)では、この映画の空気感を表現していたPEQUEN~A ORQUESTA REINCIDENTESによるテーマ曲の視聴も可能。タニィwebサイトのコラム「ラプラタ音楽雑記帳#052」でグループメンバー参加のアルバム「キメラ」も紹介。

渋谷シネ・アミューズにて
2005/6/25(土)よりロングランレイトショー決定!
6/25(土)~7/8(金) 21:10~22:50 *予告なし
シネ・アミューズ EAST&WEST

名古屋シネマテーク6/18(土)~7/1(金)  京都みなみ会館6/25(土)~7/11(月)
北海道シアターキノ7/2(土)~15(金)  群馬シネマテークたかさき7/9(土)~22(金)
沖縄桜坂劇場7/16(土)~29(金)  岐阜シアターペルル7/23(土)~8/5(金)
広島横川シネマ7/23(土)~8/5(金)  愛媛シネマルナティック7/30(土)~12(金)
石川シネモンド8/13(土)~26(金)  福岡シネサロン・パヴェリア8/13(土)~26(金)
静岡浜松東映劇場8/25(木)~27(土)  静岡シネ・ギャラリー9/3(土)~16(金)
長崎セントラル9/3(土)~16(金)  三重進富座9/17(土)~30(金)
宮崎キネマ館9/17(土)~30(金)  青森シネマヴィレッジ8・イオン柏 0173-27-5600
滋賀会館シネマテーク 077-522-6191  富山松竹 0764-25-3014
岡山シネマ・クレール


・ここでは映画「ウィスキー」公式サイトの画像を使用させて頂きました。何か問題がございましたらご連絡下さい。

プラザ・カガンチャ近辺お店でのエピソード

2005年06月16日 | ウルグアイ
 あんまり役に立たない内容ですが・・・

 2005年2月に久々に行ったウルグアイ国首都モンテビデオ、プラザ・カガンチャ(カガンチャ広場)近辺でのエピソードです。

 通りに面した一軒のLOCUTORIO(電話やさん)、インターネットも使えます。
私の行ったカーニバル時期は他のお店は全部閉まっていましたが、この店は尋ねると「無休・24時間オープン」とか。商売熱心なオーナーが従業員を交代制で雇っているようでした。
 ブエノスアイレスでもそうですが、南米の場合、電話代はホテル室内からかけると結構とられますが、街の電話やさんだと安いのです。海外通話も可能。
 インターネットは日本語フォントをインストールしなければ使えません。以前は一回インストールすればずっとそのマシンは日本語が読める状態にありましたが、このお店はマシンのメンテがしっかりしているらしく、1週間の滞在で同じマシンに2度当たった際、既に日本語フォントがアンインストールされていました。(あれ、前インストールしたのに、と残念でしたが。)
 それだけ時間がかかっても、料金が安いのでまあ許せました。

 南米的?なエピソードも。
広場に近い、アクセサリーショップに行った時の話。
そこには壁一面に、夏にふさわしい大ぶりなぶら下がるタイプのイアリングが陳列されていました。太陽をモチーフにしたものは特にアルゼンチンやウルグアイの国旗のイメージと重なって、
日本にはないデザインで魅力的。
 うーん、、、日本に帰ってから、夏につけるかなぁ。。。と悩みながら手にとったその途端、
オーナメントの一部が「ポロッ」ととれました。
「ギョ!」っとして慌てて、陳列されていたところに戻しましたが、細かい細工なので元に戻せませんでした。
うーん、つける前から壊れるアクセサリーって・・・
やっぱツメが甘い南米産です。(ウルグアイ産ではなかったと思いますが。)

間近でわくわく!カンドンベ

2005年02月06日 | ウルグアイ
 午後は毎週日曜開催のLa Gozadera(ラ・ゴサデーラ)カンドンベ隊の練習に誘われていたので、慌ててMalvi’n海岸へ。集合していたメンバーはいつもより少ない。カーニバル最中なので本番で叩き疲れた本メンバーは休みらしく、長老的役割の人々が多かった。Tannyがこの場所に来たのは約5~6年ぶり、前回はウルグアイ音楽を代表するHugoの他、Ruben Lada、Hugoの息子Franciscoが参加し、天候はよくなかったものの盛大だった。  
今回は晴天で気持ちよい夏空の下、行進が始まった。女性メンバーは思い思いに先頭でカンドンベ独特の柔らかな肢体をくねらせる踊りを始める。
最初、お父さんと一緒にリズムをとっていたぽっちゃり体型の男の子。行進が始まるや否や、もうボク、我慢できない!という感じで持参の子供用太鼓を使い、満面の笑みで行列に参加していた。いいなー、と思った光景。
 延々5ブロックほどを行進し、以前と変わらぬ古いパスタ屋前で終了。以前と違っていたのはLa GozaderaチームのTシャツがパスタ屋で販売されていた事。チームカラーの緑と紫の2種で、メンバー以外でも自由に買うことが出来た。カンドンベは確実にウルグアイの観光資源となりつつあるようだ。

ウルグアイの朝市

2005年02月06日 | ウルグアイ
 ウルグアイの日曜の朝は、市場から始まる。昔ネスカフェのCMで朝のヨーロッパの市場風景を見たことがあるが、まさにそんなイメージ。ちょっと違うのはFeria de Trista’n Narbaja(トゥリスタン・ナルバハ市場)では入り口にまず金魚、小鳥、子犬・子猫などと水槽や餌などが売られお客を迎え入れる事。それを過ぎるとやっと、野菜や肉・チーズなど生鮮食品が並び、さらに進むとガラクタ系骨董が並んでいたり、サッカーチームのTシャツがあったり、また豆屋が見られたり、ウルグアイのカンドンベ太鼓屋が登場したりする、という何でもありなのだ。
 市場っていうのはたいていそうだけど、そこに暮らす人以外は特に買うべきものも少ない。しかしかわいい子犬を見たらつい手にとってしまいたくなったり、南米らしく緑のオウムが沢山放し飼いで展示されているのも圧巻で、観光される方には是非足を運んでもらいたいな、と思う観光ガイドにもあまり紹介されていないスポット。意外な掘り出し物があるかも?

今度は野外劇場で

2005年02月05日 | ウルグアイ
 一晩中カーニバルの実況中継をつけっぱなしにしていて、BGMにカンドンベの太鼓が鳴り響く中で眠った。我ながら贅沢のきわみだな~っと感じつつ、夜更かしの翌朝特有のだるさを朝食で吹き飛ばす。カーニバル期間中はモンテビデオの町はほぼ休業状態。静かで、人通りも少なく平和そのものだ。日曜よりも静かといえる。




Teatro Solis=ソリス劇場


 午前中ウルグアイ最大の劇場、El Teatro Solisの館内見学に参加。Tanny在ア時代、ソリスは丁度工事中で外観さえ満足に見られなかったが、今ではすっかり美しく改装され、見違えるように立派に変身していた。見学には多くの観光客が参加していたがあまりに長時間の説明だったので、1時間ほどで抜け出し、すぐそばのCiudad Vieja(旧市街)を見学。土曜なのでFeria(蚤の市)が立っていた。あまり上手でないフォルクローレのバイレを披露している若い男女も3組ほどいた。南米のフェリアでは大体において、ガラクタとも骨董品ともつかない不思議なものが売られており、Tanny自身見るのは大好きだ。もっとも買うものはそんなに多くないが。

 しかし今回は世界でマテ茶を最も多く消費する?ウルグアイのフェリアだから、いいマテ器が種類も多く並べられ、「これは是非ほしい!」というものが沢山あって困った。牛の足をくりぬいて作ったマテ器はインパクトはあるが、実際使うには手入れも難しいし、重いし、ひづめもついてなんとなく生々しい・・・。「チェ・ゲバラ」模様のマテ器は最後まで買おうかどうか、悩んだ。
結局お札にも顔が印刷されているウルグアイを代表する大芸術家、トーレス・ガルシアの画を模した足つきマテ器を買った。かなり気に入っているお宝となった。

 トーレス・ガルシア博物館も近くにあり、時間の関係でミュージアムショップだけ覗いた。ここでもガルシア作品がプリントされたマグカップをゲット。マテもカフェも飲めるサイズで良さげ。


女性の鼻先にある「トーレス・ガルシア風」マテ器を買った


 夕方からは昨日から2週間続くウルグアイのカーニバルの第2の見せ場、Tablado primero de Mayoへ。昨日見学した国会議事堂前にカーニバル期間中だけ設置される野外特設ステージでのカンドンベやムルガ、revista(レビュー)のショーだ。




El GramilleroとLa Mama Vieja



 昨夜のジャマーダと同形式で各チームが出場する。入場料は昨夜より安いが、開催の2時間前に来たのに既にもう列が出来ていた。C1080というチームのカンドンベが特に見ごたえあった。ムルガは、ウルグアイの政治・時事問題などを取り上げるのでスペイン語が出来る人でもネイティブでないと分からない事が多い。しかし、街角の新聞売りから派生した娯楽なので、声のよく通るヴォーカルでパロディも含みつつ、政治風刺の歌を歌う。その雰囲気だけでも存分に堪能した。





待ちに待ったカルナバルの夜

2005年02月04日 | ウルグアイ
 昨夜寒い中薄着で過ごしたのがたたって、うがいもしたのにすっかり喉痛となってしまった。不調の中、昼前友人のウーゴが会いに来てくれるのを待っていたが、電話があって彼もまた昨夜何か悪いものを食べたらしくて胃痛で夜中じゅう眠れず今日はパスしたいとの申し出が。何食べたの?と聞くと、アサード(=南米の炭火焼肉料理)。牛肉を主食のように食べるウルグアイ人でも具合悪くなることもあるんだな、と思いつつ休息をとる。

 夜はカーニバルの名物、Llamada(ジャマーダ:カンドンベのリズムによる行進)が開催された。これを見るために今回この時期、ウルグアイに来たわけだ。各チームが今年の出来映えを競うcompetencia形式なのは、ブラジルのそれと同じ。


カラフルに着飾るカンドンベ隊


 しかし、ウルグアイのカーニバルには、有名なブラジルのそれとは異なる要素も沢山ある。カンドンベやムルガはウルグアイ・カーニバルの特徴を一番よく表したものだ。古くからの伝統的な様式をふまえたものが多く、全体にブラジルよりも古典的な色彩の強いものとなっている。ジャマーダは植民地時代からウルグアイに居た黒人たちの文化から派生したものだ。

 Nさんの指導で身に着けるものは最小限、小銭程度で服装もTシャツにジーンズ。カメラには水をかけられた時の対策として、サランラップをグルグル巻きにした。当日のチケットは入手が困難で結局取れず、現地に直接乗り込んだが人が多すぎて本番の会場の道路まではとてもたどり着けなかった。仕方がないので、途中のcalle(小道)でリハをやっているグループなどを見る。それでも十分に楽しかったけれど。カンドンベに重要な太鼓の革を火であぶって乾かす様子や、ダンスを眺める。



暗闇の中、太鼓を炙る炎が怪しく揺らめきムードが高まる


 カーニバルは全40チームが競い、一晩中続く。だんだんと冷えてきたし、近くで喧嘩も起こったりと危険な雰囲気になってきたので、後は部屋のTVで見ることにした。戻ってTVをつけると、ウーゴ所属チーム「La Gozadera(ラ・ゴサデーラ)」が丁度登場。ウーゴ自身はもう年なので出場していない。


着飾った女性たちはカーニバルの華


 「あんなカリカリした競技には出たくないんだ、俺はただ楽しく太鼓が叩ければいいんだから。」と言っていたのを思い出した。

参考:
Candombe.com 6ヶ国語対応

国会議事堂(ウルグアイ)

2005年02月04日 | ウルグアイ

上院議員


 ウルグアイが世界に誇る「Palacio Legislativo(国会議事堂)」。
平日は無料の館内見学ツアーに参加できる。せっかくだから14:00~のツアーに飛び込みで参加。

 「VISITAS GUIADAS AL PALACIO LEGISLATIVO=館内ガイドツアー」
・月~金:9:00、10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00、17:00にツアーガイド開始。
・英語、スペイン語、ポルトガル語が選択できる。

 住所:Av.de las Leyes s/n
 電話: (598) 2 924.17.83
 E-Mail: protocolo@parlamento.gub.uy


スペイン語ガイドが良かったが、あいにくアメリカからの団体さんと一緒にされ、英語でのツアーに入れられてしまった。
 イタリア人の建築、イタリアからのステンドグラス等装飾品にウルグアイの大理石がマッチしていて荘厳という言葉がぴったり。

参考:
Poder Legislativo (スペイン語) 
画面左のPalacio Legislativoの下をクリックすると、
Historia=歴史、
Pinacoteca=館内所蔵の絵画、
Visitas=ツアー(英語、ポルトガル語バージョン有)
Visita Virtual=バーチャル訪問(画像をクリックすると拡大され、説明が見られる。)

センテナリオ・スタジアム(ウルグアイ)

2005年02月04日 | ウルグアイ
 
 1930年、FIFAワールドカップ第一回大会(ウルグアイ)が開催されたセンテナリオ・スタジアム内に2004年10月7日オープンの
「Museo del Fútbol(サッカー博物館)」を見学した。(ちなみに第一回大会は開催国ウルグアイが優勝!)






 まずは館内にあるタワーに上ってみる。天気もよくてスタジアムも完璧に見渡せる。一緒に行ったmi maridoはサクがきちんと整備されていないので、少し危険を感じたようだが・・・。



サッカー博物館内「La Torre del Homenaje(タワー)」上から見たセンテナリオ・スタジアム。タワー内はエレベーターで上り下り出来る。






 入場料:50ペソ=約2ドル(2005年2月現在) 現地の年金受給者=25ペソ

現地のチョリソーと野菜いっぱいのチョリパン・コンプレトが25ペソだったから、地元の人はこの入場料金を払うのにはちょっと躊躇するかも・・・。

 館内ではウルグアイだけでなく、南米のさまざまなサッカーに関する展示品(1.2階)が見られるほか、ホールでウルグアイ・サッカーの歴史をまとめた映画が上映される。(簡単なスペイン語・英語 約20分。)ウルグアイという狭義の記録ではなく、FIFAワールドカップの歴史を見たという満足感が得られた。




このサッカー博物館はウルグアイ・サッカー100周年(1904-2004)を記念して建設されたらしい。

ウルグアイナショナルチームの応援には当然ながらカンドンベの太鼓が使われていたらしく、古い太鼓が飾ってあったのが印象的。

参考:
Mundial de Uruguay 1930(スペイン語)

Museo del Fútbol開館の記事(スペイン語) 画像がないのが残念ですが・・・

Larbanois&Carrero(ラルバノイス&カレーロ)

2005年02月03日 | ウルグアイ
自作曲で人気、ウルグアイのフォルクローレ・ギター・デュオのエドゥアルド・ラルバノイスとマリオ・カレーロ。
 本当に幅広い世代から人気で、彼らの孫くらいの子達からベシート(ほっぺにチュッ)の嵐!なんだか良いなあと思った。スターでも気軽にチュッと出来るのが南米。
 Tannyは話する機会があったにも関わらず、寒くてどうにもならなく、話すことも出来ず、笑顔が引きつるから、足早に会場を後にした。哀しい・・・
アルゼンチンのフォルクローレよりも軽やかな明るい曲調。

Larbanois&Carrero "CANCIONES DE SANTAMARTA"
AYUI'レーベル A/E 246 CD