ゴダールよりもデ・パルマが好き(別館)

ホンも書ける映画監督を目指す大学生monteによる映画批評。

2010年 注目!の作品 vol.1

2010-01-11 10:52:55 | 映画全般
昨年に引き続き、2010年の注目作品を期待度とともに。
取り上げた作品には日本で公開されなかったもの、製作が遅れて本国でも
公開されなかったものも含まれていたので、それらはさらりと紹介します。

暗い世の中にはファンタジーが必要とされているのか、
巨匠たちのファンタジー大作が次々と公開されるのは楽しみだ。

(期待度★~★★★★★)

「上半期・大作編」

「かいじゅうたちのいるところ」(1/15)★★★★★


変態映画「アダプテーション」のスパイク・ジョーンズ監督の新作にして、
モーリス・センダックの名作絵本を映画化したファンタジー。
当然、子どもも楽しめそうなヴィジュアルながら、大人向き、映画好きのための一作。
そのために、公開が延期されまくってきたいわく付きの作品でもある。
アメリカでの試写で子供たちが大泣きしたというのは本当か?

「Dr.パルナサスの鏡」(1/23)★★★★


変態映画「ローズ・イン・タイドランド」のテリー・ギリアムの監督の新作にして、
ヒース・レジャーの遺作となったファンタジー。
こちらも製作段階でのトラブルが話題となった作品。
製作中になくなったヒース・レジャーの意思を引き継ぎ、
ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが代役を務めた。

「ラブリーボーン」(1/31)★★★★


変態映画「ブレイン・デッド」のピーター・ジャクソン監督の新作にして、
アリス・シーボルトのベストセラー小説を映画化したファンタジー。
変態巨匠ダーク・ファンタジー三部作のトリを務める作品。
楽しみにしていた作品が毎週、公開されるとはうれしい限り!

「インビクタス/負けざる者たち」(2/5)★★★
傑作映画量産老人ことクリント・イーストウッドの新作。
近作の中では最も低い評価だが、それは他の作品のレベルが高すぎるだけ。

「シャーロック・ホームズ」(3/12)★★★


最低映画「リボルバー」しか見たことがないせいで、個人的な評価が最低な監督
ガイ・リッチーがシャーロック・ホームズをアクション映画として復活させた作品。

「NINE」(3/19)★★★
「8 1/2」のミュージカル版。主演はダニエル・デイ=ルイス。
主人公を取り巻く女性たちをマリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ニコール・キッドマン、
ケイト・ハドソン、ジュディ・デンチ、ソフィア・ローレン……恐ろしい。
監督、プロデューサーは大変だったろうな、という感想しか出て来ないに違いない。

「アリス・イン・ワンダーランド」(4/17)★★★★


いくらなんでもTVスポットを打ち始めるのが早過ぎやしませんか。
ヴィジュアルが濃すぎるので、最初のインパクトは大きくても、
公開の頃には飽きられるかも。
とはいえ、ジョニー・デップがいる……。

「のだめカンタービレ最終楽章 後編」(4/17)★★★
「前編」すらまだ見ていないのですが、ドラマ版が良かったので、期待。
上野樹里の唯一の当たり役が完結。次の当たり役を早く見つけないと!

「アーサーと魔王マルタザールの逆襲」(4/29)★★


最近、監督作品よりもプロデュース作品のほうがはるかに面白いリュック・ベッソンンの監督作品。
明らかに金のことしか考えていない中途半端なお子ちゃま向けの映画を作ってないで、
原点回帰して欲しいと、全世界(フランス以外?)の映画ファンが思っているに違いない。

「劇場版TRICK/霊能力者バトルロイヤル」(春)★★★★
大好きな「TRICK」の新作。
いつも通り期待せずにゆるりと楽しみたい堤作品。
それにしても堤監督、仕事しすぎ。
それに伴って、質も低下しているように思うので、一作一作を大事にしてください。

「アイアンマン2」(6/11)★★


「アイアンマン」のアメリカでの評価の高さには驚かされる。
前作は期待していたほどでもなく、今作の予告を見ても、さほど魅力を感じない。
アメコミの映画化作品は「デアデビル」ですらも面白いと思うのに、
謎だ……。

下半期へ続く……

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