ハラホリンは13世紀ごろのモンゴル帝国の首都跡でマルコ・ポーロやルブルクなどヨーロッパからの旅行者が記しているように世界の文物や民族が集まる、東西交渉を象徴する国際都市であった。カラコルムはモンゴル帝国第2代皇帝オゴデイが1235年に建設、壮麗な宮殿が軒を連ねたと伝えられるが、5代フビライ皇帝がカンバリク(大都=現・北京に遷都以来、急速に衰えた。加えて建築資料も後世この地に建てられた大仏教寺院エルデニ・ゾーに再利用されたため、町の正確な位置すらも長らく不明であった。しかしながら、文献学者らの碑文や歴史書の研究を経て、ソ連のキセリョフの発掘団は1948―1949年間、エルデニ・ゾーの外壁北側に接する地点に、万安宮すなわちオゴデイの宮殿跡を発掘し、その位置を明らかにした。亀が彫られた古い石碑の台座「亀石」もこの付近で発見され、今日エルデニ・ゾーを背にその姿をさらしている。これは亀が世界を支えているという神話的背景をもっている。ルブルクの伝えるカラコルムの12の「偶像教徒の寺院の遺跡はいまだ発見されていない。草原に広がる古都カラコルムは2004年、世界遺産に登録された。
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