モンゴル遊牧民家庭の生活について

モンゴル男性と女性の責任は伝統によって決められている。ふつう彼らは一緒に働く。もし、必要なら、男性と女性はすべとの仕事をこなすことが出来る。一般に、家族に食物を提供し、ゲルの中や周辺の仕事をするのは女性の仕事である。水を汲みに行き火をおこす。乳をしぼり、家畜から出来る製品を生産する。縫い物と刺繍をする。子供と老人の面倒を見る。そのほかに、小さな動物たちに水や食べ物をやる。何人かはシャンズなどの伝統的な楽器を演奏する。男性はすべとの家畜を放牧する責任がある。家を造り、井戸を掘り、修理し、装備を修繕する。家族の生活は一つの部屋の周りで展開する。子供たちは常に大人たち一緒で、とても小さい頃からすべての仕事のやり方を学んでいく。8歳になって学校へ入る頃、子供たちは重要な仕事のやり方をすべて知っている。短い距離なら馬に乗れるし、食用の植物はすべて知っていて採集できる。羊や山羊の世話や乳しぼりをすることが出来る。たとえ子供たちが首都で生まれそこで育っても、彼らは夏休みのとき地方の親戚のもとへやってきて、よく大人たちの仕事に加わるのである。