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京都に行きました。⑤

2006-12-08 22:41:18 | 写真
桂離宮 1
桂離宮は、17世紀に八条宮の別荘として造営されたもので、書院、茶屋、回遊式庭園から成っています。
近世の皇族の別荘の実態を伝えるものといえます。。

桂の地は、古くから貴族の別荘地として知られ、平安時代には藤原道長の別荘(当時は「別業」といった)が営まれていたと云われます。
また、この地は風流な観月の名所としても知られていました。
桂離宮の近くの西京区松室には月読神社があり、桂の地名も中国語の「月桂」の故事から来ていると云われています。

桂離宮は八条宮家初代の智仁(としひと)親王(1579年 - 1629年)によって基礎が築かれました。
智仁親王は正親町天皇の皇孫、後陽成天皇の弟に当たる方です。
豊臣秀吉の養子となりましたが、秀吉に実子が生まれたため、養子縁組を取消し、八条宮を創設されました。
桂離宮の書院は「古書院」「中書院」「新御殿」の3つの部分に分かれ、このうち古書院の建設は1615年頃と推定されます。
書院、茶屋、庭園などの造営は、八条宮2代の智忠(としただ)親王(1619年 - 1662年)に引き継がれ、数十年間をかけて整備されました。
八条宮家は常磐井宮、京極宮、桂宮と名前を変えた後、1881年(明治14年)に断絶し、桂離宮は1883年(明治16年)から宮内省の管轄になりました。
第2次世界大戦後は、宮内庁が管理しています。



1.

御幸門





2.






3.

松琴亭 手前の池の中の石は「天橋立」を模したもの





4.

古書院





5.







6.

松琴亭

1~6 EOS20D+EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM

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2 コメント

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桂離宮 (fujimino)
2006-12-09 21:36:57
素敵ですよね。ここは高校時代、ブルーノタウトの本から知りました。
その頃は、建築物にも、歴史にもほとんど興味が無く、当然京都にも全く何の興味も有りませんでしたが、親友が建築学部にいて、やたら建物のスケッチなどにつき合わされ、好きでも無くパースなどを書いていた事が有ります。
そんな友達の薦めで読んだのがブールーノタウトでした。
その本自体だったのか、そこに出てきた小堀遠州に関連する本だったか定かでは有りませんが、桂離宮の事が書かれていて、感動した事が有ります。
言うなれば、物心付いて、初めて知ったと言うか教わった日本の美でした。
それ以来、一番好きな建築物なんです。
何度見ても素晴らしいです。
桂離宮1となっているので次ぎ当たり内部が登場かな?
返信する
fujimino様 (monkey)
2006-12-10 11:02:14
お早うございます♪
延々と京都の写真を並べましたので、退屈されたのではと心配しています。
桂離宮は次回で終わります。
ご覧下さい。
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