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Die Mondsonde -イギリス航海日誌-

2011年春よりLondon勤務。WEのミュージカルと日々の生活を綴ります。
Twitterはmondsonde。

Wicked 【4/27】

2012-05-20 03:38:52 | ミュージカル
一か月も前の感想ですみません。妹が遊びに来ていたので、一緒にWickedを見に行ってきました。人生2回目。1回目は劇団四季で、えー、何年前だろう・・・(汗)

Wickedの劇場はVictoria駅から徒歩1分のところにあるThe Apollo Victoria劇場。アポロシアターは別の場所にもありますので、お間違えないように。実は「家から最も近い劇場」なのですけど、近いが故に行ってなかったの典型のような。


【あらすじ】
物語は、オズの魔法使いの最後から。善き魔女グリンダは、西の悪い魔女エルファヴァを倒したドロシーを見送る。民は、美しき、善き魔女であるグリンダをほめたたえる一方、「西の悪い魔女と昔友達だったとは本当か」と尋ねる。グリンダは、逡巡するが、彼女と西の悪い魔女の過去の話を語り出す。

領主の妻とその不倫相手の間に生まれたエルファバは、生まれた時から緑の肌をしていた。故に実の父から疎まれ、成長してもそれは変わらず、足の悪い妹がシズ大学にいく際でも妹の世話係としてついていくように言われる。エルファバは、その生まれながらの緑の肌、ひょろっとした容姿、黒い長い髪にメガネをかけており、もちろん、学校でも生徒には外見を理由に避けられてしまう。彼女は、潜在的に強い魔力を有していたが、その力は自分の感情と直結して発揮されるなどコントロールしきれないでいた。エルファバは、魔法使いになったら誰もが認めてくれるはず、父親からのうとまれず、妹も恥ずかしい思う必要もない、受け入れてくれるはず、と期待に胸を膨らます。 一方、お金持ちのお嬢様のガーリンダ。容姿はエルファバと対象的に白い肌、金色に輝く髪、誰もが認める美人で人気者。ガーリンダは、魔法への強い憧れをもっているものの、そんなに魔力はない。そんな二人は、手違いで同室になってしまう。理解できないまま学校生活をスタートさせた二人。魔法に夢中になるエルファバ。イケてる男、フィエロを振り向かせたいガーリンダ。容姿も性格も異なる二人は、パーティーでのエルファバの変なダンスを二人でおどるうち、お互いに心をひらいていく。ガーリンダは、エルファバをエルフィーと呼ぶようになり、彼女の見た目改造計画をうちだす。

その頃、ものいう動物に対して厳しい政策が取られつつあり、やぎのディラモンド教授も例外ではなく、言葉を奪われつつあった。反発し、実験動物のライオンを連れ出すエルファバ、そんなエルファバに内心心惹かれるフィエロ。フィエロの気を引こうと、ガーリンダはガーリンダと発音できず、グリンダといっていた教授に敬意を評しグリンダと改名する。そんな中、エルファバは、憧れのオズの魔法使いから招待状をうけとり、グリンダとともにエメラルドの都へ赴く。

期待に胸を膨らませたエルファバが目にしたのは、ものいう動物から言葉を奪っていたのは憧れのオズの魔法使いそのもの、そして彼は魔法は全く使えないために、エルファバの魔力を利用しようとしていたという衝撃の事実。彼から魔法の書を奪い、旅立つエルファバ、エメラルドの都に残るグリンダ。

追われる立場となったエルファバは、領主である父を頼るものの、父は疾うに亡くなり、今や領主となったネッサローズに父の死はエルファバのせいだとなじられる。それでも唯一の肉親のネッサローズを魔法で歩けるようにしてやる。ところが、ネッサローズが歩けるようになったのを見た途端、ネッサローズにつかえていたボックはもうグリンダの気を引くためにネッサローズの世話をしなくていいんだ、といい、ネッサローズはボックが優しかった本当の理由を悟り、激しく傷ついてしまう。魔法の書を見てネッサローズがボックにかけた魔法からボックをすくうためとはいえ、最終的にエルファバはボックを心のないブリキの人形にしてしまう。

一方エメラルドの都に残ったグリンダは、フィエロと婚約したものの、フィエロの心が自分にないことにうすうす気づきつつ、オズの魔法使いとその広報秘書となったモリブル教授によって、善い魔女として仕立て上げられていく。エルファバをおびき出すため、ネッサローズさえも得意の魔法で殺してしまうモリブル教授。現れたエルファバに差し迫るオズの追手。追手を止めようとするグリンダのより前に、フィエロが反逆、グリンダとオズの追手に銃を向ける。囚われのフィエロの命を助けるため、痛みを感じない魔法をかけ、フィエロの体を藁人形にかえてしまう。それでもエルファバを説得しようと彼女の城に現れたグリンダ、一歩も引かないエルファバに、これが最後、と道は別れてもいままでの友情はこれからも変わらず、と歌う2人。そして、結末はオズの魔法使いへとつながっていく。。。



【本日のキャスト】
Elphaba : Rachel Tucker
Glinda : Gina Beck
Fiyero : Matt Willis
Wizard of OZ : Desmond Barrit
Nessarose : Lillie Flynn


(写真がこれしかなかったんですけど、劇場の写真とったはずなので、アップはのちほど・・・)

Wickedは、副題にもあるとおり、The untold story of the witches of OZ、語られざるOZの魔女達の物語です。魔女とは、オズの魔法使いに出てきた、善い魔女グリンダ、西の悪い魔女、そして東の悪い魔女(多分。ネッサとモリブル先生まで含むのかどうかはわかりません)のこと。

去年、こちらでオズの魔法使い(ドロシー:Danielle Hope、オズの魔法使い:Michael Crowford)を見たのですけど、オズの魔法使いの知識レベルが小学生どまり、かつ映画を真面目にみたことない私はだいぶストーリー忘れてたことにそのとき初めて気がつきました(あ、大学のときに手話劇でやったのですけれど、細かいところは省略したので。)。ああ、そういえば竜巻で魔女つぶしたんだったとか(一番最初なのに・・・)。そのオズの魔法使いで出てきた緑の肌の悪い魔女はおばあさん魔女だったわけですが、Wickedでは悪い魔女のエルファバはドロシーとの対決の時も年は若いままです。

うわー、ものの見事に日本で見たときの印象がありません。終業後に大手町から急いで汐留にいったってのは覚えているんですけど。それでも今回のWickedみながら、断片的に思い出してきました。エメラルドの都でのこの人の服いいな!って思ったところは実は今回もこの服いいな、とおもったり、ああ、そういえばネッサの靴が最初に竜巻で下敷きにした悪い魔女の靴でドロシーが履いてた靴だと思ったりという見て思い出す記憶が多かったです。ううむ。思い出さない記憶もあって、弱虫ライオンが実験動物にされかけたライオンだって言うのは、今回観終わっても一日くらいハテナなままでした。ライオンいたっけ、ライオンいたっけ?と考えてて、ああ、ひょっとしてあの子ライオンか!と。いやいや、時間の経過がわからなかったので、子ライオンがいきなり育つなんて考えてもみなかったのです。ははは。

で、日本で見た時の印象が全然ないその楽曲そのものですが、一緒に観に行った妹が言ったとおり、「ディズニーランドのパレードみたい」なんです。音楽自体はいいのですけど、こうきらびやかさとか、はもりの具合とかなんか如何にもエンターテイメントという感じ。妹によると、楽曲がeasyというか、ハモりも3度か5度で美しく聞こえる、耳にやさしい旋律が多いのだとか。ま、確かにwhat a feelingとかそうだったな(LNDやWoman in whiteを見たらみたであのマイナーコードが技巧的すぎるとかなんとかうるさいくせにね、すいません。)。

それでも、グリンダを演じる噂のGina Beck。HiB♭も、もううっとりするくらい綺麗です。しかもそれでも発音クリアに聞こえるし。そして、数々のお姫様衣装(グリンダの正装、ガーリンダ時代のお嬢様衣装)も申し分ないくらいに似合うのです。ほんとシンデレラみたい。いかにも、おとぎ話のよい魔女風味。可愛い格好、ドレスがたくさん着れていいなあ、なんて全く見当違いのことを考えてました。対して、エルファバは緑の肌の色(これ色毎回落とすの大変そう。。。)に黒い髪、丸い眼鏡。服もミンチン先生かと思うような黒の味もそっけもない衣装。禁欲的です。この二人の見た目も含めた対比が重要なわけですが、ポピュラーのあたりの、髪の毛を肩から払う仕草が可愛かった☆トストス!って(笑)トストス!流行りそう(自分の中で)。ポピュラーもかわいさ満点でした。なかなかグリンダの役は感情移入がむずかしそうだなーと思っていたのですけど。。。

歌、演技ともにグリンダ役のGina Beckも、エルファバ役のrachel Tuckerもとてもよかったです。Rachelの高音のちょっと鼻に掛かったパワフルでソウルフルな声。独特の歌い方なんですけど、それがまたエルファバの持っている雰囲気を和らげることに一役買っていたような気がします。Unlimitedと歌うRachelの声の伸び。The wizard and Iは一曲まるまる堪能しました。この曲が一番好きかもしれません。
そしてGinaのかわい子ぶりっ子甘え声と、善い魔女としてのしっかりした歌声。2人とも歌うまいです。。。 最後の二重奏もよかったなあ。

一方でフィエロ。料理の塩コショウにもならないくら印象薄い。出てくるたびにああ、いたんだっけ、と思うのです。多分、役者じゃなくて脚本、つまりフィエロの見せ方なんでしょうけど。役者さんはカラオケのうまいハンサムなお兄ちゃん、という感じでした。け、れ、ど、両腕がベッカムなみにすごいタトゥーで大変なことになってましたけど、これはエルファバと違って描いてるわけじゃなくて地なんですよね?びっくりしました。フィエロの最初の登場シーンは学校で、半袖で登場するんですけど、これって長袖にかえてもいいんじゃん?wickedは結構小さい子も見にきてるけど、親からクレームとかつかないのかしら??Raminが左腕にいっぱいタトゥーをいれた時に、できる役が限られちゃいそうでやだな~と思ったんですけど、意外とそうでもないのかしら?あ、あと、フィエロのオズの軍服は良かったです。腕にOZって書いてあるのみて、樹なつみの「OZ」というマンガを一人で思い出していましたけれど(このマンガも、オズの魔法使いを元につくっているそうです。未だにムトーがライオンっていうのが納得いかないのだけれど、19と24とムトーとネイトが大好きでした。特にネイト。名作です。)。

そんな印象の薄いフィエロに対して、強いインパクトだったのが"悲劇的に美しい"エルファバの妹、ネッサローズ。いやー、顔も可愛いし、歌もしっかりしてたし。悲劇的にな感じもでてたし。ネッサ、ああネッサ!もう、Lillieのかーわいいこと。Wickedのキャストは、エルファバ、グリンダともに演技がとてもよかったのですけど、ネッサがまた熱演で。はかなげな感じも、ボックやエルファバに対して激昂する感じも、とてもよかったです。そんなに出番は多くないんですけどね。十分でした。お話の都合とはいえあの変なストライプの靴下さえなければ!!(笑)

ストーリー的には、実は納得いかない部分も実は多く、見た後一週間くらい考えていました。これは私がWicked初心者だからなのかどうなのかはわかりませんが。ひとつには、オズの魔法使いがベースにあるので、つじつまを合わせようと若干強引なところが多々あるように感じるところ。たとえば、フィエロは痛みを感じないように藁でできたかかしになりますけど、かかしが欲しいのは確か脳みそというか考える力ですよね。フィエロは脳みそが欲しくてオズの魔法使いに会いに行ったんか?そもそもエメラルドの都にいたんだから、そしてそこを裏切ったのだからフィエロはオズの魔法使いの真の姿とまではいわずとも、もう一度エメラルドの都に行きたいなんて思うのか?とか。まさか脳みそがないからそんなことも忘れちゃったとかいうヒドイことなんですか?そしてオズの魔法使いの物語ではエメラルドの都に行くのを阻止する悪い魔女だけれども、自分の恋人であるフィエロをそんな目にあわせるか?とか。。。そしてなんといってもオズの魔法使いの性格。オズの魔法使い本編では単なる小心者のマジシャンですが、Wickedでは完全に悪役、知っていながら悪事を働き、おまけに間男までするという非常に図々しい悪役になっています。これではドロシーが一緒に帰ろうなんて思うかしら?とかね。一方で、あれはネッサだったのか!とか竜巻はそうだったのか!とか、ほうほうという部分もあることはあるのですけど。(まあ、PotOとLNDみたいに別物として考えてください、と言われるとそれまでなんですけどもね。あはは。LNDのときももーのすごく考えてしまったくちなので。。。)

それから、最後に歌いあげるエルファバとグリンダの友情、そしてフィエロとエルファバの結末。理解しがたいのは、グリンダがフィエロに裏切られて、それでもなおエルファバと友情を維持できるものなのかどうか、という点です。グリンダの立場だったらNoだと思うのですけれど、そこが結構あっさりなので正直ついていけない・・・というのが感想。オペラ座やLNDのファントムとラウルとまではいかないにしてもやっぱり一人の男(女)を取り合うっていうのはそんな簡単じゃないだろう、と。コゼットとエポニーヌだって門を挟んで黙って見つめあうのがせいぜいですよ。クリスティーヌとメグだってLNDではああですよ。まあこちらは別の事情もありますけども。あ、経験則じゃないですよ、念のため。しかもグリンダはbehind meとまで言ってるのにね。私に隠れてこそこそとっ!とまで言っておきながらあなたのことは忘れない、なんてそれはそれ、友情は友情なんてそんな簡単に割り切れるもんですかね。それをいったらフィエロもですね。塩コショウにならずとも何なんだ、あの優柔不断の挙句の最後の裏切りは!という感じです。エルファバに惹かれながら、ある意味強引なグリンダにNoといえず、婚約まで持ち込まれてしまう、そして挙句の果てに最後にやっぱりエルファバだーっなんて言われたらグリンダかわいそうですよ、みじめですよ。そんなんだったらOZの親衛隊だか軍隊だかに入ったのはエルファバをこっそり助けるために内情さぐるのが目的だった、くらいすぱーんと言って欲しかったです(いってましたっけ??)。フィエロにそんな振られ方したら、女の子的思考としては「それもこれもエルファバのせいだ」となりそうなものですけどね。そしてさらに追い打ちをかけるように最後の最後までフィエロとエルファバに裏切られて2人が生きていることも知らされないグリンダ。。。(まあフィエロはいいんですけどね、エルファバは完全に騙そうとおもってだましているわけで。)うう、かわいそう。だから、これは真の友情の話なんかじゃないし、オズの魔法使いもとても嫌で姑息な人になり下がってるし。本当の友情だったらあなたが何をしているか詳しいことは知らなくても、風のたよりでどこかで生きてくれているだけでいい、となりそうな感じなんですけどもね。グリンダは、色んなことを経験して成長したわけですから、きっとエルファバとフィエロが二人でそっと生きていたとしても、ちゃんとそっとしておいてあげて、きちんとオズの国をまとめていってくれそうな気がしますけどね。フィエロとエルファバだけは2人幸せに(かかしが幸せか、隠れ続けることが幸せかということはおいておいて)なったのに、グリンダだけ一人残して後悔させっぱなし、behind herの状態というのもちょっとひっかかるものがあったのです。

と、

最後のドロシーとの対決ですけど、オズの魔法使いでは水をかけられて溶けてしまいますけど、Wickedでは溶けたフリで、実は床下に隠れているというオチです。トト、犬なんだから気付こうよ!ここほれワンワンくらい言おうよ!!ってちょっと思いましたけどね。いやあ、でもオズの魔法使いのトトはほんとかわいかったです。グリンダのドレスのすそに乗ってしまって、グリンダが体をひねる時に一緒にドレスの上でつつって回ってるのとか、舞台そでから走ってきてこっそりグリンダにおやつもらってるのとかやられちゃうと、グリンダとかドロシーとかそっちのけでトトばっかりみちゃったりするのです。あのかわいさは反則だわ。

ところで、疑問が。エルファバがダンス踊ったのはなんで?ガーリンダが真似したのはなんで?


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6 コメント

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WICKED (J)
2012-05-20 12:25:57
2回目(しかもロンドン版は初)とは思えない程詳細な考察と、いつもどこかツボにはまるmondさんの言い回しが面白くて、楽しく読ませて頂きました。ありがとうございます。
うん確かに、考え始めると「それおかしくね」ってことが山ほどあるんですよね。仰るようにLNDでもそうでしたけど、もう慣れてしまっている私とかはそのまま流していたことも、「あぁやっぱりそこね」と思うことがたくさんありました。
楽曲の解説もありがとうございます。WIWやLNDの難解なのを聴いていると、WICKEDは優しいですね、確かにそう思います。耳ざわりのよい楽曲が人気を引っぱる一つの要素であるのは間違いないでしょうね。
最後の疑問ですが、私が思うに、エルファバはガリンダに騙されてダンスホールに来ちゃって、みんなから嘲笑の目で見られているのに気付きながらも、気にしていないふりをしている。だから踊った。
ガリンダはちょっとした悪戯心だったのに、マダム・モリブルに魔法を教えるように頼んだエルファバ(ネッサローズにボックを紹介した御礼)に、とても悪いことをしたと思った。だから一緒になって踊った。
のだと思います。
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いくつかの点について (yamajun318)
2012-05-21 10:49:39
mondさんこんにちは。こちらでは初めて(でしたっけ?)コメントさせて頂きます。

この作品、脚本面で結構穴がある(特に2幕)のは確かだと思います。
自分も初見の時、正直2幕の展開は「えっ?えっ?」て思う事が多々ありましたし。
日本版では、エルファバとグリンダの永訣のシーンで(一行だけですけど)重要な台詞が追加されたりして色々と工夫はされていますが。

ただWickedの大きなテーマの1つとして、台詞にも何回か出てきますが "Looking the Things in Another Way"というものがあります。
それに関連して、意図的に観客の価値観に揺さぶりを「仕掛ける」展開を重視した面もあると思うんです。
(女2人の修羅場の最中にいきなりキャットファイトが始まったり、その後にフイエロが「何故か」ターザンで出てきたりとかw)

フィエロについてですが、2幕頭でモリブルの「今の気分はどう?」という質問に対して「歯痒いです。親衛隊に入ったのはエルファバを探すため…」とはっきり言ってるんですけど、
最後に食い気味でモリブルが「そんな事じゃなくて婚約した事よ」とカットインしてるんで解り辛いかもしれませんね。
(それにしても、婚約発表を空気読まずにサプライズで仕掛けるあたりがグリンダの彼女たる所以ですがw)

そしてオーラスでOZの国を永久に去るにあたって、エルファバは「グリンダだけは私たちが生きている事を知っていて欲しいの」と言いますが、対してフィエロは「いや、それは誰にも知られてはいけない事なんだ」と反対するんです。
四季でのBSトークで、フィエロ役の方が「この後のエルファバとフィエロには死よりも辛い道が待っていると思う」と仰っていたのが印象に残っています。

長くなったので、とりあえず今回はこれくらいにしておきますね。
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CD (non5903)
2012-05-21 21:58:20
mondさま
お久しぶりです。お元気で嬉しいです(*^^*)
四季のWickdのCDを買ってあるのに、一度流して聞いたけれどストーリーがつかめずにいましたが、こちらでやっと腑に落ちました^^;近々再トライしますm(_ _)m
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Unknown (mondsonde)
2012-05-22 20:29:24
>J様

文章がツボ、なんて・・・・。ありがとうございます。書いているうちに思考のドツボにはまってしまって、それで肝心の舞台の感想からずれていってしまうのが悪い癖なのです。読みかえしてみて、はっ!ドラゴンとかこうもりとかの感想書き忘れた!とか、クラリネット奏者が4つも楽器兼務してるとか、ね。

Wicked、私ほんと初心者なので、教えてくださいね。エルファバとグリンダのダンスは、なるほどなるほど。グリンダが乗ったのはそういう後ろめたさ(という感情なのかわかりませんが)があったのですね。(そうかなーと思ったのですが、実は上のブログの文章に「ガーリンダにとって友情は同情からはじまったわけですか?」と書こうと思ったのですが、刺激的だったのでやめたのです)でも、エルファバの踊るきっかけには気づきませんでした。なるほどなるほど。すんなり理解です。ありがとうございます!!
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Unknown (mondsonde)
2012-05-22 21:39:17
>yamajun様

はじめまして。コメントありがとうございます。
へえ、日本版ではまたちょっと違うんですね。すみません、日本版全然覚えていないもので。でも、そうやって解説とかあるとまた理解度が違うのかもしれませんね。

フィエロとエルファバの生きていく道は死ぬよりつらい、か。ううん、また考えてしまいそうです。最後、フィエロにはエルファバが、エルファバにはフィエロがいますが、グリンダには誰もいない、ということを考えたときに、さびしいなあ、と思ってしまったのです。何年か後に、グリンダの元に何もかかれていない緑色の手紙が届き、それを見てグリンダが微笑む、というようなラストだったらまた違ったかな、とは思います。
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Unknown (mondsonde)
2012-05-23 07:29:43
>non様

お久しぶりです(完全に私の遅筆のせいですね、すみません。書きながら考えていると止まらず、結局感想でなくなっているところがまずいんだと思うのですが・・・)。更新遅いですが、いらっしゃっていただいてありがとうございます。

Wicked、日本版のCDもってらっしゃるんですね!きっと聴くたびに新たな発見がありそうで、楽しいですよね。たいしたことないレポがご参考になればうれしいです。
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