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Die Mondsonde -イギリス航海日誌-

2011年春よりLondon勤務。WEのミュージカルと日々の生活を綴ります。
Twitterはmondsonde。

Spring has come!!

2012-03-25 00:13:19 | LONDON
あっという間に季節も一巡して、また春がやってきました。今日から夏時間だし!土曜日は、晴天、気温も20度近くあるんじゃなかろうかという、素敵な気候でした。朝から自転車でSt James's Parkの横を通ったら、もう水仙が満開でしたね。春だ、春。St James's Parkは、池の小島から白骨遺体が見つかったり(!)、政府高官が機密書類を捨てたり(!!)と、なにかとお騒がせな公園ですけど、カフェが素敵なので、大好きです。



これは、家の前。


天気が良いのは良かったのですけど、あろうことか会社にBlack Berryを忘れてきてしまったことに気がついたので、仕方なく午前中に取りに行ってきました。自転車で。Barkleysの自転車、30分以内なら無料、45£ほどで年間登録すればKeyもくれ、自転車のスタンドがあるところならどこでも乗り捨て可なので、とっても便利です。最近は、市内でもちゃんと自転車レーンができたり、自転車のスタンドを増やしたりとっても使い勝手が良くなってきています(上の写真に写っている青い自転車スタンドがそう)。引き出すのにコツがいるので、そこだけが慣れるまでの難点かな。でも、自分の自転車と違って盗まれる心配ないしね!


30分以内ならただなので、いつも大体30分で行ける距離しか行かないんですけど、ちょうど自宅の目の前にあるスタンドから、会社近くのバラマーケットまで25分くらいなので、よく土曜はバック背負ってこれでマーケットまでお買いものに行くことが多いです(30分以内ならただだから30分でいけるとこしか行かないって言ったら「せこい」と上司に言われたけど、いいもんね。どうせただの自転車の時点でせこいもん)。今日もマーケットで自転車をスタンドに戻し、ロンドンブリッジを渡って会社に行ってBlack Berryを取り、またマーケットに戻ってきました。


そのバラマーケット、ロンドンブリッジ袂にあって、平日も木曜・金曜はマーケットが開くので会社のお昼をそこで食べたりもするんですけど、土曜の混み具合は半端ないですね。マーケットだから安いかって言われると、正直そんなことはない、という感じなんですけど、普通のスーパーには売っていない食材が多く、お肉もGameと呼ばれる鹿だとか、兎、だちょうといったものから、内臓系も売っていたり、きのこも絶対スーパーでは売っていないようなものも手に入るし、明らかにスーパーより品質がいいものも手に入るし(ただし、果物は要注意。イチゴとかは微妙だったり、オーガニック故に足が速いのもあるし。イチゴはヘタで新鮮度をチェックした方がいいです。)1個、100gという最少単位で買えたりするので、重宝してます。そして、バラマーケットの中でもジュビリーマーケットと呼ばれる1区画(ほぼ土曜しか開かない)には、イギリスだけじゃなくて、スペインの生ハム屋さんとか、ドイツパンの店、ドイツソーセージの店、イタリアのドライトマトの店と、チーズの店と結構マニアックなお店(ストール)が出店するので、これまた楽しみなんですよね。特に、ドイツソーセージのお店は、おっちゃんが独りで切り盛りしてるんですけど、私の大好物のLeberkaeseを量り売りしてくれるので、1か月に1度は買いにきてる気がします。


これは、有名な青果屋さん。シイタケもエノキもエリンギも買えます。高いから買わないけど。ここの生ジュースがおいしいんだな。こんな感じで、山とつまれてます。



こっちも同じお店。トマトコーナー。


今日は、なかなかのイチゴが売ってましたけど、1kg7ポンドとかで、木箱に入った1kgものイチゴは要らないので断念。変わりに、グレープフルーツ、オレンジ、ざくろを買ってみました。あと、きのこもね。



手前はプリン。このプリンを売っているお店で買えるエシレバターとか、ガーリック&チャイブのバター(1切れ2ポンド)がまたおいしいのですけど、自転車なので保冷剤もってきたときじゃないと買えないんです。今日は持ってこなかったので、プリンだけ。


よく平日のランチにパニーニ買ったりするプリン&バター屋の隣のイタリアンのお店で今日買ったのはAgnolotti(正確にはアニョロッティなんとかかんとか。無理、わかんない、って)なるミニミニラヴィオリみたいなミニミニマウルタッシェンみたいなショートパスタ。じーっとショウケース眺めてたら両腕タトゥーのイタリア人のお兄ちゃんが、料理の仕方を教えてくれたので。外国の食材って、料理の仕方が分かんないし、どのくらいの量買ったらいいか分かんないのでためらうことも多いので、こうやって教えてくれると助かります。ボローニャで食べた時みたいに、またドイツのマウルタッシェンみたいにブイヨンでスープにするのかな、と思ったら、ゆでてバターとセージで食べるんだよ、とセージも付けてくれました。イタリア北部の料理だそうです。へえ。



中には牛肉が入ってて、おいしかったです。「ゆで時間は3分、3分だからね!」「荒挽きの黒コショウとパルメザンチーズは絶対忘れないでね」と何度も念を押されました。(写真は、パルメザンチーズかける前のもの。ちゃんと忘れずかけたよ!!)

Cabaret at Green Carnation at SOHO【3/14】

2012-03-15 02:43:34 | LONDON
PotO UK tourのAct2を期待してくださったみなさん(そんな人いないか)、すいません。今日はちょっと趣向を変えて。


今日はそういえばホワイトデーでしたようですね。全く関係なく1日過ごしました。バレンタインのイベントやってないんだから当然じゃないか、と思いますので、まー自業自得ですよね。残業しつつ、最後まで迷った挙句、Scottがホストをするという、Green Room Cabaretに行ってきました。夜11時開場、開始は11時半。


SOHOの、Jersey Boysの劇場の近く、ハンガリー料理のGay Hassarの隣くらいにあるバーなのかクラブなのかわかんないようなところが今回の会場。まあSOHOだから仕方ないんですけど、どうもこのバーだかクラブだかはゲイの方用みたいなところらしいですね。ご飯前の8時くらいにとりあえず聞きにいったら、体格のいいお兄ちゃん達ばっかりでした。優しかったけど。特に予約とかなーんもない、11時になんないとCabaretとしては開けないということだったので、SOHOの中でちょっと狙ってたインド料理imliに行ってきました。

http://www.imli.co.uk/

ラッシーが高めの7ポンドもするんですけど、とーってもおいしかったです。この濃厚なこっくりとした味。プレーンのラッシーが何よりすきな私にとっては、もうこれだけで十分☆高いからおかわりできないのが難点ですけど。お料理は、インディアンタパスなので、そんなに量が多くないので、少人数で行っても問題ないです。Spicy Squidとかおいしかったなあ。でも、普通のインド料理屋っぽい、カレーとか、タンドーリチキンとかはないので(タンドーリラムはあるけど)、ほんとにインド料理が食べたかったら、マーブルアーチの方に行った方がいいです。


さて、ご飯の話はどうでもよくて。
今日のCabaret。11時半開演で、休憩挟んでの2セッションで、終演は1時半ちょい前くらいかな。小さなステージにピアノがおいてあって、ステージにはマイクが2本。ステージの両側は鏡になってました。ステージはろうそくの明かりで飾られてるからか、Socttが「どう、PotOみたいな舞台でしょ」って言ってましたけどね(笑)Hostはレミゼで普段はフイイ、たまにアンジョルラスをやっているScott Garhnam。ゲストはJohn Wilding(X-factor)と、Parnell Page、Dale Evansと、もう一人女の人。もちろんScottがホストするからというよりScottも歌うよ、というから行ったのですけど、これがJohn Wildingがとーても上手な歌い手さんでした。2011年のXfactorに出ていたそうですが、ちょっとWestlifeのマークに雰囲気が似ていましたね。また彼が肩幅は結構あるくせにほっそいブラックスキニージーンズで登場して、Scottにも「スキニージーンズのJohn Wilding!」とか紹介されてました。まあ、Scottはスキニージーンズとかはけなさそうですしね、ふくらはぎ太いから(レミゼの結婚式の執事やるとびっくりするくらい足太いし)。Scottの司会で、1,2曲ずつ歌っていく彼ら。まあ玉石混交なんでしょうけど、こういう雰囲気も楽しいですね。なかなか夜なんで出歩けないですが。


Scottの司会っぷりは、最初マイクが途中でぷっつんしてしまって、もう一回やり直しになってましたけど、声も張ってるし、堂々としてましたねー。ステージ慣れしているというか、アンジョもそうなんですけど、人乗せたり、あおったり、うまいですね。
Scottもブラックジーンズに黒いTシャツ、その上に黒いベストという感じでした(そしてメガネ)。この黒いベスト、お気に入りなのかしら、前もどっかで着てたよね(笑)Scottが歌った曲はFrank SinatraのIt had to be youと、West side storyより、Maria。あと1曲ギターの伴奏つきで歌ったけどさーっぱりわかりませんでした。あれはなんだったの??ギターの伴奏はレミゼでコンブフェールやってるRobertに似てましたけど、ひょっとして本人だった・・・?


自分はMusical Actorだからと歌ってくれたMaria、これがまーた甘いんですよね。Scottの声は芯が通ってて凛として張りがあるとおもうけど、質自体は甘い声だと思うので、こういう甘い曲ぴったりですね。しかし、今日なんて水曜日ですから、マチネやってソワレやって11時半からこれですよ。まあ、フイイだしってのはあるかもしれませんが。それでも、他のゲストと比べ物にならないぐらいの声量で、マイクいらないじゃん、Scott!と思っていました。やっぱり、ミュージカル俳優は歌の鍛え方がちがうんでしょうかね。こんなところでMariaを聞けるなんて、Luckyでした。それから、I had to be youもね。Frank Sinatraなんか歌うと思っていなかったので、ちょっとラッキーでした。欲を言えば、もう一曲くらい歌って欲しかったなあ、なんて(笑)


地味な顔、とか薄い顔とかいわれてますけど、かっこいいんだよー。またカメラ忘れたので、Ipodの写真で。


朋有り、NYより来りて共に飲む、また楽しからずや。

2011-11-27 20:43:52 | LONDON
よく考えてみなくても、11月1回もブログ書いてません。
出張でスペインにいったり日本にいってたりしたせいだ、と思うことにしたいですが、スペインいったの10月じゃん、って言われるとこれまた辛いところであります(笑)なんだかんだと忙しかったもので(いつものいいわけ)



先週末はアメリカがThanks Givingでお休みだったので、NYから会社の先輩がロンドンまで遊びにきてくれました。ロンドン←→NYって6時間なんですよね。日本で日本が中心の世界地図を見て育つと、アメリカ東海岸とヨーロッパは地図の端と端ですから、なかなか思い至らないですけど、南アメリカだって日本に帰るより近いんですよね。うーん、やっぱりブラジル一回くらい遊びにいっておくか。



さて、この先輩、今年の夏くらいからLondonに来たいといっていたので、来たら何したいと聞いたところ「飲みたい」と。そんなん、NYでもできるんじゃありません?とは思ったものの、「London(見どころとして)何があるかわからんわー」「とりあえず1パイント飲みたい」「ローストビーフええなあ」とこればっか(笑)なので、ご希望通り飲み会することにしました。まずは、「飽きるかも知らんけど大英博物館行ってみるわ」と言いながら結局いかずにホテルで昼寝してた先輩と、今の私の部署の先輩と3人でYe Olde Chescher Cheeseでご希望通り1パイントビール(結局1パイントですまなかったけど)。次にローストビーフを食すべく、ドイツ出張から直行の上司とも合流してThe Rib Roomへ。このThe Rib Room、私の元上司がLondonに行ったらThe Rib Roomのローストビーフを食べるべし、と勧めてくれてたのですが、なんだかんだと行けていなかったので、今回初挑戦。Knightsbridgeのジュメイラ・タワー・ホテルの中にあります。このレストラン、ワインリストくださいっていったらi Padがでてきましたよ。確かに、ぶどうで分けれたり、生産者でわけれたり便利は便利ですが、i Pad初体験(笑)の私の上司はうまくスクロールできず・・・。いっそのこそお値段安い方、とかの分け方もあったらよかったのに、って思ったりもしたんだけど、お値段気にするようなレベルのワインじゃないので(高すぎて)仕方ないか。


今回は、とりあえずNYの先輩がNYの弁護士資格試験に合格したお祝いも兼ねてたので、ちょっとリッチにMoet&Chandon Rose Imperialを注文しようとする上司(このシャンパン代は上司につけよう。)。i Padが使いこなせない上にフランス語の発音が分かんないとかいって結局私が頼んだんですけどね。そしたらその後のテイスティングが全部回ってくるし・・・。


The Rib Roomのローストビーフ。ワインの写真は撮り忘れ。
もう、ローストビーフっていうかステーキ。街のパブとかガストロパブで頼むサンデーローストとかだとヨークシャー・プティングがお皿からあふれんばかりだったりするけど、ここのは控えめでおいしかったです。



あとロンドンのローストビーフの有名どころとしては、Simpson's in the Strandというレストランもあります。こちらのレストランは、目の前で切り分けてくれるというパフォーマンスつき。ただ、The Rib RoomにしてもSimpson's in the Strandにしても、とてもじゃないけど日常的に手の出る金額ではないので、何かのとき、にしかいけませんけどね。


デザートのBlack Forestケーキ。うーん、なんてお上品なのかしら!?ドイツのどどーんとしたSchwarzwaelderkirschtorteの面影がまったくないわ!





そういえば、デザートのときに、わたくしはこのケーキと一緒にカフェラテを頼んでたんですけどね、デザートのちょっと前くらいから眠くて眠くて(笑)おいしいデザートもカフェラテも半分寝ながら食べてたんですよね・・・・。そしたら、デザート終わって、まだみんなで話しをしてたら、そんなわたしをみてたのか見てなかったのか、レストランの人がわたしにだけ紅茶を入れてくれました。しかも、English Breakfast。。。起きろってことか!(←しかも、一回入れるの失敗して?2度も入れてくれた。。。)


さらに、最後に袋につめたチョコレートまでプレゼントしてくれたんですよ。。。うーん、何故だ。。。ほぼ最後の客だったからか?とりあえず、おいしいレストランで、いい思いしたのでよしとします。サービスもとてもよかったし、サービスがとっても悪いイギリスといえど、やはりお金で買えるということなのかしらん。


The Rib Room
http://www.theribroom.co.uk/


あ、そうそう。NYのお土産は42丁目のMelissaのミニカップケーキでした。アイシングが口の中でざりざりいってるよ。。。

Baked by Melissa
http://www.bakedbymelissa.com/

Londonオリンピックまであと1年!

2011-07-27 23:51:31 | LONDON
昨日ご近所さんの友達(仮に、Ursaさんとしておこう、日本人だけど。)とSOHOにある焼き鳥屋さんに行った帰り、どーしてもハーゲンダッツのアイスが食べたくって、Leicester SQのハーゲンダッツに寄り道。私はクッキー&クリームとドルチェ・デ・レチェを注文。Ursaさんに「それだったらSainsburyで買えよ」と突っ込まれるも、だってこれが好きなんだもんね、しょうがないじゃんと、意に介せず。



しかし、昨夜のクッキー&クリームはおいしくなかった。「味が薄い」「水っぽい」とぶーたれるわたしにとなりで「薄いもなにもあるか」と爆笑して取り合ってくれないUrsaさん。でもほんとなんだもん。もうLeicester SQのハーゲンダッツではクッキー&クリームは注文しないことを誓った夜でした。



その帰り、24番のバスに乗るためにTrafarger SQまで歩くことしばし。ハリーポッターの映画のプレミアの時、人すごかったねー、なんて話をしながら歩いていくと、Trafarger SQ、夜なのに煌々と明るいんですよ。で、またなんかイベントかしら(←しょっちゅうやってるから)、それにしても夜イギリス人が働くなんてめずらしいね、と思ったら、なんとLondon Olympic 2012へのカウントダウンでした。Leceister SQ側から歩いてくると、カウントダウン電光掲示板の裏、つまりパラリンピックへのカウントダウンしか見えないのですよ。・・・にしても国を挙げての一大イベントなんだから、もうちょっと早めに準備したまえよ、君たち・・・と思わんでもないが、流石イギリス。At the end of dayまで焦らないんですよね。



話はちょっと脱線するけれど、今日会社で受けた研修が、日本企業の外国支社(おもにヨーロッパ)における現地採用Non Japanese StaffとJapanese Staffのcultural awarenessについてだったのだけど、そこで日本人が外国人(おもにヨーロッパ人)と働いて苦労する点の一つとして「締切を守らない、最後の最後で焦る、結果守れなくてもI am sorryと言わない」というのがあったんですよね。Last minutes at the end of dayで焦る、というのは実は私もそうなのだけど、それ以上にNon Japanese Staffが全員うんうん、とうなずいてたのが印象的でした。自覚症状あんのかいな、君たち・・・。だったらもうちょっと早めに以下同文・・・・と思わんでもないですけどね、流石イギリスなんでしょう。



この研修、私は「日本で」「外国人の上司のもと」「日本人の同僚」と「外国人の同僚」と働いたこともあり、「外国で」「日本人の上司」「日本人の同僚」と「外国人の同僚」と働いたことはありますが、入社以来「日本で」「日本人の同僚」とだけ、とか「外国」で「外国人の同僚」とだけ働いた経験はないんですね。実に面白い。そういう意味では新入社員のころから「That is outside of my job discribtion」と「I cannot do this because I shall go home」に苦労してたんだった。



さ、話はもとに戻って、ロンドンオリンピック2012。急ピッチ突貫工事は結局今日の夕方のセレモニーには間に合ったようで、家に帰ってきたらテレビでセレモニーでいつもの調子でまくしたてるロンドン市長のBoris Johnsonが映ってました。

↓こんなひと。右下のYoutubeの画像で彼の話し方の一端がうかがえます(笑)。どんどん興奮してくのよね。髪はいつも突風に吹かれた後みたいだし。
http://www.london.gov.uk/who-runs-london/mayor/boris-johnson



カウントダウンセレモニーの現場は一日で作る割りには、オリンピックの水泳の会場とかもうできてるんですよね。このへんの感覚がまだわかんないわ。





私がとってもすきなTrafarger SQのネルソン提督、孤高の後ろ姿。ちなみに、「とっても好きな」は、「後ろ姿」にかかります。