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Die Mondsonde -イギリス航海日誌-

2011年春よりLondon勤務。WEのミュージカルと日々の生活を綴ります。
Twitterはmondsonde。

イングランドの薔薇(7) -English Rose-

2012-10-11 23:56:00 | LONDON
イングランドの薔薇、イングリッシュローズ編

(薔薇の写真が多すぎて気がつけば薔薇のブログみたいになってきてます。けれど、ホントはもっともっと一杯あるんですよー!!薔薇の虜になりそうです。)

雅子妃殿下の薔薇も、English Roseですよね。2011年にチェルシーフラワーショーで見たウィリアム&ケイトという薔薇もイングリッシュローズだった気がします。(余談ですけど、英国ではキャサリン妃、もしくはケンブリッジ公夫人ですから、ウィリアム&ケイトと大っぴらに言えるのは婚約期間のみ、でしたね)

リージェンツ・パークのQueen Mary Rose Gardenにはちょっと見つけにくいですけどイングリッシュローズが集中的に植えられているDavid Austin社の花壇があります。同じ種類の薔薇だけが植えられているメインの薔薇の花壇とは少し趣が異なり、一輪一輪は大輪とは行かないけれど色も咲き方も種類豊富なイングリッシュローズが咲き乱れています。愛らしく、可憐で丈の高いイングリッシュローズの区画はそれはそれは見ごたえがあるのですが、なんせ奥行きが深く、望遠のない私のカメラでは撮りにくい(またカメラのせいにする・・・・)。


Queen Mary Rose GardenのEnglish Rose Garden。45種類くらいあるそうです。English Rose Gardenのところにどの薔薇が何という立て札があるのですけれど、ごちゃごちゃしててわからない!



William Shakespear 2000。
2000とあるからには別のもありそうですよね。何咲というのかわかりませんが、花弁がごちゃっとというかくしゅっとというか。色は深い赤紫。なぜシェイクスピアなのでしょう。



The Mayflower。おそらく、メイフラワー号からとったのでしょう。メイフラワー号の出発したのはプリマスという、イギリス南西の港町で、今でもメイフラワー号が出航した場所にはイギリスとアメリカの国旗がはためいています。丈の低い薔薇でしたが、花弁の縁が複雑な形でかわいらしい薔薇。



The Fairy。※Holland Park
夕闇せまるホランド・パークにて。綺麗なラベンダーピンクの薔薇。一つの枝にいくつも薔薇の花がつくと綺麗ですね。色と、小ぶりな花の大きさとで、Fairyの名にふさわしい愛らしさを醸し出してます。



Susan William-Ellis
上の3つとはだいぶタイプが違いますが、これもDavid Austin社のイングリッシュローズなんだそうです。ちなみに、Susan William-Ellisとは、磁器のデザイナーなんだとか。へえ。それで白薔薇に名を冠しているのかしら。



Scepter'd Isle
セプタード・アイル。メイフラワーと同じく、花弁の縁が割れているので、実際の花弁以上にボリューム感たっぷりに感じられますよね。イングリッシュローズは、どれもこれも一輪というより花数が多く、一本の茎に何個もつぼみがついているので、必ずつぼみが写って綺麗ですねえ。桃色の薔薇。



Scarborough Fair。面白い名前(笑)薔薇の名前ってどうやってつけるんでしょう・・・?
この薔薇は、真上から写真がとれるくらい、低い位置で咲いていました。



Queen of Sweden。
って、誰ですか。またもぎゅぎゅっと咲いている薔薇。ピンクのイングリッシュローズってコサージュみたいでいいなあ。ハイブリットティの咲き誇り加減も捨てがたいけれど。イングリッシュローズの方が庶民的。



Molineux。まるでボタンのように咲く薔薇。クリームイエローで、一見薔薇に見えない・・・。咲いていても、うっかり通り過ぎてしまいそうです。が。やはり集団で咲くと可憐。。。



Lady of Shalott。テニソンの詩から取られたのでしょうか。アプリコットイエロー(ピンク?)の美しい薔薇。こういうやさしい色いいなあ。



Crocus Rose。うって変わって純白のクロッカスローズ。あ、でもちょっとほんのりクリームイエロー(William-Ellisのが真っ白。)。花壇の都合で正面からとれなかったんですが、綺麗に写せました。いったいぜんたい薔薇はどこから取るのが一番綺麗なのか、どの開花のタイミングがいいのか、勉強が足りません。ウィリアム・シェイクスピア2000なんて写真にとってみるとぐしゃっとなっちゃっうんですよね。もうちょっと待った方がいいのかな。。。



Benjamin Britten。
戦争レクイエム、パゴダの王子などで知られるイギリスが誇る偉大な作曲家の一人、ベンジャミン・ブリテンの名を冠した燃えるような薔薇。必ずPromsでも演奏されますね。来年は生誕百年ですから、きっとみんなブリテンでくるんだろうなー。薔薇は小ぶり。丈もそれほど高くありません。でも、薔薇の色が強烈なので目立ちます。。。



Anne Boleyn
さあ、最後はこれまたイギリス人なら知らない人はいない、ヘンリー8世の2番目の王妃、アン・ブーリンから名前を取っています。花弁が凝縮した豪奢なピンクの薔薇で、ちょっとアン・ブーリンのイメージ(どんな)とは合わないかも。アン・ブーリンが処刑されたのはロンドン塔ですが、ロンドン塔には咲いていないのかなあ。


これでイングランドの薔薇シリーズは一旦終了。マクロレンズ欲しいなーと思いつつ、結局は腕の問題かとも思います。本当は、薔薇の写真だけでメモリーカードがパンクするくらいとってあるので、またいつの日かここでご紹介するかも。

あなたは完璧です -イングランドの薔薇(6) Red Roses-

2012-10-02 23:50:17 | LONDON
10本の花言葉。
赤い薔薇を集めてみました。うーん、やはり派手。綺麗に写真とれたときの迫力もすごいですね、赤いバラ。実はあまり真っ赤な薔薇は黄色だったりオレンジだったりよりは好きでなかったのでじっとみたことはあまりなかったのですが、Rose Gardenにいって心ゆくまで赤い薔薇を眺めているうちに、芯まで真紅の薔薇と縁だけが赤い薔薇とあったり、赤にも真紅、紫がかった赤、ベルベットのような赤とそのバリエーションを観察するのは楽しかったです。



特にこうやってまとめてみると煌びやかですねえ。。。


Double Delight。これまたこんなに美しい華があったとは。匂い立つ薔薇の香り。白の薔薇に縁だけが噴き付けたように赤いんです。一輪ずつその赤の度合いがちがうのですが、咲きかけのつぼみでも満開でも美しい。これいいなあーー。



Deep Secret。ハイブリッドティ。深紅、というよりほぼ紫。綺麗なんですが、香りも色も強烈(笑)Deep Secretという割にはなんだかとっても激しい自己主張。ちょっと妖しい色合いの薔薇でした。



Invincible、フロリバンダ。Invincible Armadaといえば、スペイン無敵艦隊のことですよね、そんな無敵の名を冠した真紅の薔薇。



※St Paul Cathedral Garden
名もなき(ということはないんですけど)赤薔薇。セント・ポールのRose Gardenの柵に咲いていた一輪です。濃い。というか、赤い薔薇は写真に撮るのが難しい。



Quaker Star
赤は小ぶりの薔薇でも存在感たっぷり。曇りない赤です。このくらいの赤の方が上品でいいなあ。



Cleopatra。誇り高き女王の名を戴く薔薇。このクレオパトラ、花壇一杯に咲いていると目が痛いです・・・。あ、でも背が低いので写真が撮りやすかった。花弁の外側は、白。不思議な花。赤い薔薇と言えば、Invincibleのような芯まで外側も内側も赤い薔薇が一般的と思っていましたが、このクレオパトラは外側の白緑さがいかにも植物、という感じ。

そんなわけで、色別薔薇特集は一旦ここでおしまい。Regent's ParkにはほかにEnglish Roseも咲いています。English Roseも、また近々ご紹介します。

秘かに想いを寄せていました -イングランドの薔薇(5) Pink/Orange Roses-

2012-09-30 00:18:45 | LONDON
お次は7本の薔薇の花言葉。いいじゃないですか、ピンクの薔薇の花言葉は「上品」「しとやか」。ピンクの7本の薔薇なんて、贈り物にぴったり。誰か贈ってーー!!オレンジ色の薔薇は「愛嬌」「無邪気」「信頼」だそう。これだけ色にバリエーションがあると、人生薔薇色の薔薇色っていったい何色なんだろう???と疑問に(笑)人生薔薇色、何色ですか?え、黄色?ああ、人生薄れゆく愛なんですね、なんて。


本日の薔薇は全て、Regent's ParkのQueen Mary Garden。撮影時期はばらばらです(親父ギャグじゃないですよ!)。9月になると、咲いている薔薇はまだありますが、段々数が少なくなるのと、薔薇の種類によってはすでに花が終わってしまい、花壇から抜かれているものもあり、さびしくなってきます。


Lovely Lady。
まあ、なんと、もうミュージカルファンならおおっと思わず笑ってしまう名前。こんなところでレミゼにお目にかかるとは!ミュージカルの物悲しいLovely Ladyではなく、立派で品のある濃いピンクの薔薇です。これまた、何輪もの薔薇が重なって咲いているととても素敵。ちなみに、Les Miserableという薔薇はなさそうですね。Phantom of the Operaも。もし交配するとしたら何色かなあ?



Heart of Gold。ハイブリッドティ。花弁が幾重にも重なった、ゴージャスな薔薇。Goldって名前なのに黄色の薔薇ではなくピンク系ってところが面白い。



Fragrant Delight。フロリバンダ。
午前中だったのに日があまりに強く、色飛びしました。。。ちぇ(ちぇとか言う前に写真の技術を磨きましょう・・・)。



Song and Dance。これまたハイブリッドティ。
またまたミュージカル関係っぽい薔薇(笑)鮮やかなサーモンピンクで、名前とマッチしてますね。ちょうど花盛りで、後ろにも区画一杯花が溢れていました。



Britannia。ハイブリッドティ。
Sighty Saverとよーくにていますね。Britanniaは最初6月に観に行って写真を撮った時に色補正を間違えて(?腕の問題?)、とんでもなく濃いオレンジにとれてしまったのですが、次に見にった時は全然濃くなかったという。。。むしろ優しい色。



Singin' in the rain。フロリバンダ。
最後の薔薇はオレンジのSingin'n in the rain。最初のLovely Ladyとこれでミュージカルつながり。雨上がりの滴を宿した写真が撮れたらまんま、ですけどね、雨降ると花弁痛むし。。。

薔薇に限らず花の名前にはそれほど詳しくありませんが、こうやって人の名前だったり映画の名前だったり名付けができて交配しているほうも楽しいだろうし、見ている我々もとても心躍ります。Polar Star(白)とかGolden Wedding(黄色)みたいに名前と色がマッチするものもあれば、Pensioner's voice(オレンジ)みたいに色と結びつかないどころかなんじゃその名前!という薔薇もあります。奥が深い。そしてイングランドの薔薇シリーズ終わらない・・・・。もうしばしお付き合い下さい。

出会えて心から嬉しい -イングランドの薔薇(4) Pink Roses-

2012-09-28 00:28:51 | LONDON
ピンク第二弾。まだまだピンクは終わりません。でも、薔薇6本の花言葉通り、あなたに出会えて心から嬉しいです、なので後悔してません。


命短し恋せよ乙女、ならぬ夏は短し咲けよ薔薇。



Silver Jubilee ※Holland Park
ハイブリッドティ。Silver Jubileeの白もある、と書いてありましたが、背が高く、上手く写真にとれませんでした。Silver Jubileeとは25周年のお祝いのことだそうですが(今年は女王陛下の在位60周年でDiamond Jubileeでしたが)、この薔薇は何の25周年に作られたものなんでしょうね。



Just Joey ※Holland Park
これも、名前は多分・・・・です。Just Joeyならハイブリッドティ。
咲いていたのもあったのですが、つぼみも楚々たる感じだったので、つぼみのほうで。



Thelma Barlow。ハイブリッドティ。このテルマ・バーロウというのはイギリスのTV女優に由来するんだと思います。イギリスの昼ドラに似たコロネーション・ストリートという番組にでている、御年83歳の女優さん。こんな綺麗な薔薇に名前を冠してもらえるなら幸福ですよね。混じりけなしのピンク。



Westminster Pink。ハイブリッドティ。Thelma Barlowより少し色濃いピンク。何がWestminsterなのかはちょっと謎です。ちょうど花盛り。



Woods of Windsor、ハイブリッドティ。この薔薇も香り高くて素敵でした。ちょうど長雨の後で観に行ったので、少しだけ痛んでますけど。



Paul Sirville。ハイブリッドティ。花弁の縁はこすったような紅色。Sight Saverと色の系統は一緒ですが、Sight Saverより黄色の割合が落ちてサーモンピンクの割合が多い感じ。

死ぬまで気持ちはかわりません -イングランドの薔薇(3) Light Pink Roses-

2012-09-27 00:41:57 | LONDON
薔薇3本は、「愛しています」だそうで、面白くないので4本の花言葉。まあ、けなげな花言葉ですね。ちなみに、大輪のピンクの薔薇は「赤ちゃんができました」だそうですよ。いったいどういう花言葉なんだろう。。。


薔薇と言えばピンク。目が潰れそうなほど美しいピンクの薔薇を連続で。やっぱりピンクの薔薇は主流なのか(写真に写しやすいというのもありますが)数が多いのでピンクは3回に分けます。そ、それでも多い!


咲き誇るピンクの薔薇。写真は全てQueen Mary's Gardenの薔薇です。最盛期は目を見張ります。



Sight Saver。ハイブリッドティ。このSight Saver、実は外側がピンク、中側がクリーム色なんですが、Sight Saverの花壇の中でも微妙にそれぞれ色合いが違いました。私がこれは、と思った一輪をとっていますので、ひょっとしたらスタンダードのSight Saverではないかもしれません。Peaceに似てるな。蓮の花のような幻想的な美しさ。そして香り高いのです。でも、咲き誇る大輪があまりなくて、ちょっと苦労しました。



Chandos Beauty。ハイブリッドティ。今年多くの薔薇をみましたけれど、この薔薇が一番美しかった!この薔薇は花をたくさんつけていたのですけれど、淡い桃色と白の波間にいるようでした(一番上の写真の左上)。ああ、美しい。Chandos Beautyの写真ばっかり気が付いたら撮っていたという(笑)。文句なしにMy Best Roseです(えらそう・・・)Chandos Beautyの咲き誇る家に住みたい!なーんて。



Eglantyne。※Sissinghurst Castle Garden
SissnghusrtのWhite Gardenではないところに咲いていた薔薇。いい香りがしました。。。幸せ。ところで、この薔薇の名前は何なんでしょうね。人の名前かしら?



※St Paul Cathedral
この愛らしい小ぶりの薔薇は、セント・ポール寺院の裏手(といっても教会のすぐ後ろ側の庭)に咲いていた薔薇です。セント・ポールのRose Gardenは薔薇の名前がほとんど書いていないので分からず・・・・。小雨降る中のRose Garden。お昼を買いに来たついで。



※Holland Park
こ、これまた名前がわかりません・・・。ハイドパークよりさらに西のHolland Parkに咲いていた薔薇。



Troika(多分)※Holland Park。
Holland ParkのRose Gardenは一応どの薔薇、というのが地図のように示されているのですが、たまに絶対違うだろというのがあるので信用できません。Whiteって書いているところに赤の薔薇が植わっていたりするので。一応Troikaという表示のところに植わっていた薔薇で、色もマッチするのでTroikaということで。ハイブリッドティっぽいし(笑)



※Holland Park
・・・。名前不明。もうHolland Parkいや・・・。ピンクというよりオレンジですが。サーモンピンク?


ピンクの薔薇、3回で終わるかしら・・・?