Mondoのつぶやき

これからも ヨロシク

HOUSE ハウス

2007年08月10日 | 映画
昨日の夜、たまたまスカパーを見たら
HOUSE ハウス』をやっていた。
記念すべき 大林宣彦 第一回監督作品。
1977年作品・・・っていうことは、今から30年も前の作品なんだなぁ~。

私の記憶が確かなら
同時上映は百・友ゴールデンコンビの『泥だらけの純情』。

実は当時、姉と映画館に行って観た記憶があります。
・・・と言う事は、そのときに本来は観ている映画のはずなんですが
当時の私は小学生(うっ!年がばれる!)。
ホラーなの観る度胸は持ち合わせてはいませんでした。
ゆえに、『泥だらけの純情』のみ観たんですけど…。
『ヤクザ』と『女子大生』の『純愛物語』なんぞ
小学生が観るものではないような気もしますが…
その話はまた別の機会にいたします。


ホラーと言っても、ただ怖がらせるだけではない。
ブラックユーモアという感じが強い気がした。
遊び心があちこちに散りばめられていて
見る人によっては「何? 意味不明?」と思ってしまうかもしれない。
そこが監督らしい演出であったりもするのだけれど・・・。

エロティックさも充分あります。
池上季実子の入浴シーンには驚きです。
また、見間違いかもしれませんが
南田洋子さんも脱いでいるような気がしたんですが・・・。
まぁ 興味のある方は観てみてください。

映像は、さすが「映像の魔術師」と呼ばれるだけはあります。
最近の映画のようなSFXを駆使した本物のような映像も見ごたえがありますが
アナログチックな「合成」の手法が、結構イイ味をかもし出してます。
詳しい事はわかりませんが
ストップモーション的な映像だったりして
ちょっとおもしろくて 可愛くて
恐ろしいシーンのはずが、ファンタジックな印象があります。

音楽も、ブレイク直前の(多分?)ゴダイゴだったりしてます。
出演もしてますけど・・・
またこの音楽も映画にぴったりなのです。

物語は(※注意:ネタバレあります)
でてくる若い女の子は全て家(ハウス)に食べ尽くされてしまいます。
全く救いようのない内容なのです。
・・・若い女の子を食べてしまう家が今も存在している・・・のような終わり方です。
でもね、全体的にメルヘン調なところがあるので
その終わり方もそれでいいような気がしてしまうのが不思議。

女の子達の食べられ方も様々です。
「オイ、そりゃないだろっ!」って
思わず突っ込みたくなるようなものもあります。
怖がらすだけでなく、笑わせる狙いもあるんじゃないのかな?




ジャパニーズ・ホラーが流行っている今(ちょっと過ぎちゃったかな?)だからこそ
押さえておきたい1本だと、私は思いますよ。



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2 コメント

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うふふっ(*゜v゜*) (しんちゃん)
2007-08-10 22:01:42
 南田洋子と池上季実子がオーバーラップして、南田洋子の胸がはだけた!って思った瞬間池上季美子に代わるのよ(爆)

 「君は心のチェリー」名曲だよね(笑)
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Re:うふふっ(*゜v゜*) > しんちゃん 様 (Mondo)
2007-08-16 12:11:24
おっ! さすが!
こういうシーンは見逃さないですよネ。
あれはやっぱ見えてますよね?

大林映画は音楽の使い方も絶妙。大好き♪
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