ミルトン・フリードマン ( 1912年7月31日- 2006年11月16日 )はニューヨーク生まれの経済学者。20世紀後半の主要な保守派経済学者の代表的存在で、戦後、貨幣数量説であるマネタリズムを蘇らせ反ケインジアンの宗主として今日の経済に多大な影響を与えた経済学会の巨匠。米国のレーガノミックス(レーガン政権)や英国のサッチャー政権の経済政策の理論的支柱を提供。
ジョセフ・E・スティグリッツ(1943年2月9日 - )はアメリカ人の経済学者で、2001年にノーベル経済学賞を受賞した。現在における最も活動的且つ影響力のある経済学者の一人である。2002年はGlobalization and Its Discontents(邦題:世界を不幸にしたグローバリズムの正体)を書き、その中で彼は、グローバリゼーションの必要性は認めた上、反グローバリゼーションはむしろワシントン・コンセンサスへの反対を示すものと見ている。
内橋克人(うちはしかつと、1932年7月2日 - )は経済評論家。神戸商科大学(現兵庫県立大学)商経学部卒業。神戸新聞記者を経て、1967年よりフリーとなる。日本の高度経済成長を支えた現場の技術者たちを活写した『匠の時代』で脚光を浴び、一方で『「技術一流国」ニッポンの神話』に於いて技術立国で向かうところ敵なしと言われていた日本経済が大量生産・大量消費を前提とした量産効果に依存しているという弱点を抱えていることを指摘、主流の技術評論家や経済評論家の楽観論を批判した。バブル崩壊後もよく唱えられている「改革」が剥き出しの市場原理主義に則っていて社会的コストを弱者に転嫁し兼ねないと指摘、アメリカ流の聖域なき構造改革に厳しく警鐘を鳴らしその対抗思潮をいち早く展開。