もむでんブログ

ブラジル敗れる!:FIFAワールドカップ2010 1/4Final第一試合

優勝5回を誇り今大会も優勝候補筆頭だったブラジルがオランダに敗れ、準々決勝で姿を消すという結果になりました。

オランダはピリッとしないヨーロッパ勢の中で唯一ここまで4連勝。1回戦のスロバキア戦ものんびり運転からしっかり2点取って、ブラジル戦に備えたかのような戦いぶり。
ですが、序盤に守備の連携ミスから縦に長いフリーランニングを許して裏を取られて失点。このままズルズルとブラジルペースと思いました。
しかし、後半早々にスナイデルの高いクロスからGKとDFの連携ミスを誘いオウンゴールで同点。今度はコーナーキックからニアに速いボールを送り、すらしてコースを変えると、密集からスナイデルがヘディングで逆転ゴール。高さのあるブラジルDFに対して揺さぶりをかける攻撃で逆転に成功したオランダ。

直後に動きの落ちないロッベンへの対処にいらだつフェリペメロが、倒れたロッベンの足を踏みつける行為で一発退場。その後も数的優位でオランダが攻めましたが、残り15分くらいからはブラジルの攻撃に次第に守勢になりました。
しかし、最後まで集中力を切らさずに90分間を戦い抜いて終了のホイッスル。1998年大会以来のベスト4に駒を進めました。

ここまで磐石の戦いぶりだったブラジルは、前回大会同様強豪と当たる最初の関門で試合を落とす結果になってしまいました。スターに頼らない現実的なチーム作りをしたはずなのに、何がブラジルの歯車を狂わせてしまったのか・・・。
ひとつ言えるのは、監督が変わっても民族的な気質は変わらないということでしょうか。
スロースターターなブラジルは、グループリーグは試運転状態で勝ち抜き、決勝トーナメント1回戦はエンジンがかかり快勝、しかしチームが絞られてヨーロッパの強豪と当たるベスト8が鬼門という傾向が強いです。
1986年のフランス戦、2006年もやはりフランス、そして今回はオランダ。1982年もトーナメントではないですが、5戦目にイタリアに敗れました。ちなみに、1990年は1回戦でマラドーナ擁するアルゼンチンに敗れています。
逆にその辺できっちり結果を出した1994年(オランダに2-1)、2002年(イングランドに2-1)は優勝しています。準々決勝がデンマークという中堅国だった1998年は、決勝に進むものの決勝でフランスに敗れています。

もむでんブログの番狂わせ編予想がこんなところで当たってしまうとは・・・。

南米勢ベスト4独占の夢が潰えました。南米同士の決勝もいまや風前の灯。ウルグアイもガーナに敗れ、アルゼンチンもドイツに、パラグアイもスペインに負ける可能性は大いにあります。まさかベスト4に南米勢は残れないのか・・・。
ヨーロッパ大陸以外では南米勢しか優勝しないというジンクスに基けば、優勝候補はアルゼンチンに取って代わられるのですが、順当ならドイツ・スペイン・オランダを撃破しなければならないという厳しい戦いが続きます。

それとも、新しい歴史が刻まれるのか・・・?
もうまともな予想はできそうにありません。
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