結果は3大会連続での対決、かつ24年前の決勝戦でいずれも勝利していたドイツが、またしても大舞台でアルゼンチンを破り、4度目の栄冠を勝ち取りました。
攻めるドイツ、守るアルゼンチン。
予想通りの展開となった試合は、アルゼンチンもカウンターからチャンスをつかむ場面もあってスリリングな時間が続きました。
しかし、ここまで守備面の数字では大会No.1のアルゼンチンが、体を張った守りや、決勝進出の立役者の一人GKロメロがこの試合も安定した守備を披露。
試合は結局スコアレスで90分を終了し、延長戦に突入。
前半も同じような展開が続きましたが、アルゼンチンは運動量が落ち、PK戦を意識し始めたように見えました。
その運動量が落ちたところをすかさず突いたのがしたたかなドイツ。
左に開いたシュールレがドリブルで突破を図り体一つ抜け出すとすかさずクロス。
そこにニアポストにフリーで走りこんだゲッツェが胸トラップからボールを落とさずボレーシュート。
GKロメロの左わきを抜けたボールは右サイドネットに突き刺さり、ついにドイツが均衡を破りました。
その後アルゼンチンは前線にボールを送り続けるもドイツの高い壁に決定機を作れず、終了間際にゴールから30mほどの地点で得たFKは、メッシが狙うもゴールを大きく外して万事休す。
ドイツが24年ぶり4度目の優勝を勝ち取りました。
ドイツのあきらめない心、いわゆるゲルマン魂がまたしても発揮されました。
ここのところ3大会連続で対戦し、3連勝(1PK勝ち)の相手、更に相手は3日前に120分とPK戦を戦ったばかり。
下馬評はややドイツ優勢だったのでしょうが、「南米では南米が優勝する」「開催国に勝ったドイツは準優勝止まり」のジンクスもあり、アルゼンチンの優勝を疑わない人も多かったと思います。
しかし、そういった歴史を破るのがドイツの強さなんでしょうね。
2002年大会のクローゼを筆頭に、過去3大会の経験者が半数おり、どちらかと言うと中堅・ベテランぞろいのチームでしたが、その経験が大舞台で発揮されました。
そして、次はEuroでビッグトーナメント連破、4年後のロシアでのワールドカップに挑戦することになるドイツ。
しかし、実力が拮抗している昨今では、優勝国が世代交代を誤って一次リーグ敗退する例が続出しています。
今回は成熟されたサッカーで栄冠を勝ち取りましたが、ここ4大会でフランス、イタリア、スペインなどが陥った「4年間の呪縛」を破れるでしょうか。
「安定した成績を残すドイツ」の肩書もいつまでも通用するものではないでしょう。
4年後に真価が問われることになります。
何はともあれ、ドイツ代表の栄冠に敬意を表して締めとさせて頂きたく思います。
最近の「サッカー・フットサル」カテゴリーもっと見る

国立競技場でJ2上位対決!明治安田J2リーグ第14節:ジェフユナイテッド千葉・市原1-2RB大宮アルディージャ

清水の試合を見るのは何年ぶり?乾の活躍で清水が快勝!:明治安田J1リーグ第13節 FC東京0-2清水エスパルス

出場決定後のモチベーションは如何に?:FIFA WorldCupアジア三次予選C組 日本代表0-0サウジアラビア代表

日本代表、史上最速・世界最速でのワールドカップ本大会出場決定!! FIFA WorldCup2026 アジア三次予選日本代表2-0バーレーン代表

ヴィッセル神戸天皇杯5年ぶり2度目の戴冠(第104回天皇杯決勝:ガンバ大阪0-1ヴィッセル神戸)
バーレーンとオーストラリアは引き分け、日本のホーム2連戦での突破要件は?:FIFA WorldCup2026北中米大会アジア三次予選C組
最近の記事
カテゴリー
- 食:自宅周辺(墨田区・江東区・中央区東部・台東区東部 )(1779)
- 食:上野・御徒町・秋葉原・神田・東京(252)
- 食:有楽町・銀座・新橋・汐留(239)
- 食:品川・田町・浜松町(878)
- 食:大井町・大森・蒲田(905)
- 食:ラーメン(その他地域)(702)
- 食:北海道(344)
- 食:その他(1468)
- 食:もむでんの手料理(1283)
- お酒(1205)
- サッカー・フットサル(331)
- その他スポーツ(181)
- 我が家の生き物(174)
- ファッション(44)
- PC・ITグッズ・家電・ゲーム(80)
- 健康(108)
- イベント(128)
- 旅行・行楽(87)
- コンテンツ(マンガ・映画・DVD)(25)
- ビジネス・ビジネス書・お仕事関係(41)
- その他趣味(169)
- 街(230)
- 育児(7)
- ノンジャンル(200)
バックナンバー
人気記事