忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

To be or Not to be

2023-03-26 14:30:19 | おでかけ
今日も寒いですね。
冷たい雨が降っています。
あ、本日もお仕事おやすみです。(有休消化)

     

本日のお昼は寒かったのでにゅうめんにしちゃいました。
酸辣湯風のにゅうめんのレシピがあったのですが
材料がほとんどなく(ラー油もない)、
けっこうオリジナルなにゅうめんになってしまったという・・・。
ほぼおかゆと同じ味付けや具材になっているかと。
酢を加えて、あとはそうめんとごはんとの違いですかね。
あったまりました。

さて昨日はおでかけしてきました。
タイトルでピンときた方、文化人ですね?(笑)

こちらです。

     

「ハムレット」です。
「ハムレット」といえば有名なシェイクスピアの作品ですね。
でも私はそれくらいしか知りません。
あ、あと「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」の有名なセリフですね。
予備知識ほとんどありません。
有名作品ですが。
人生で一度は見てみたいシェイクスピア作品。
今回、野村萬斎さん演出・出演ということで願ってもないチャンス!ということで
江戸川区総合文化センターまで行ってきました。
これがですね。迷う、迷う。←いつものことですが
早めに着く(予定)から
館内のレストランでごはん食べて・・・と予定立てていたのに
迷ったせいでけっこう時間かかっちゃいました。
しかもけっこうな行列。
ま、イスがあるから時間内にレストラン入れなくても
休憩して時間つぶしはできるか・・・と。
一応時間内に入れたのですがもはや時間がほとんどない。
ごはんはあきらめてドリンクのみにしました。

     

ロイヤルミルクティー。
中入ってみるとけっこうお客さんはまばら。
ディスタンスを保つためだったのか、
食べ物を提供する時間を保つためだったのか・・・。
なんならもうちょっと早めに店内に入れてほしかったです。
けっこうがら空きでした。

     

窓からさくら。景色、とってもよかったです。

それにしてもレストランもそうだったのですが
劇場もご年配のマダムのグループが多く、
これがなかなかのうるささで・・・。
「〇〇さ~ん」とあちこちで連呼。
しかも休憩終わって二幕が始まった時にも
喋り続けていてかなりな迷惑っぷり、傍若無人ぶりでした。
ほかのお客さんだったかスタッフさんだったかに注意されてましたが。
劇始まって役者さん(てか萬斎さん)、セリフ言ってるのに。

さてさて開場時間を過ぎたので中に入ります。
まずはプログラムを購入。
プログラムもチケットも比較的安価なのがうれしいです。
あとでプログラムを読んで知ったのですが
どうやら観劇は
次世代につながるよう、
公共劇場を盛り上げるためという萬斎さんの意向があるようです。
これからの芸能を広く大きな目で見られているのですね。
で、プログラム売り場のわきに
「ジャニーズファンクラブ入会」の文字が。
???
ジャニーズの誰かでてるのか???←予備知識なし
出演者のところ見てたら「岡本圭人」という人が。
たぶんこの人がジャニーズなんだろうなー。←ジャニーズ知らなすぎ
プログラムみたら岡本健一さん(←むしろこっちのほうがなじみがある)の息子さんだったようです。

さていよいよ開幕です。
暗闇から光が。
そして亡霊の登場です。
ハムレットの父の亡霊。
ハムレットは野村萬斎さんの息子さんの野村裕基さんが、
ハムレットの父(&叔父)は野村萬斎さんが演じられます。親子共演ですね。
すごい存在感の亡霊。
立っているだけで圧倒的なパワーを醸し出しています。
衣装、なんとなく狂言っぽい。

今回うれしかったのはマイクなし(ですよね?)のリアルな声だったこと。
今まで大き目の劇場でミュージカルで・・・というのが多かったため
ほとんどがマイクでの演劇でした。
が、今回はマイクなしだったため
多少聞き取りにくいところもありましたが
役者さんの底力のようなものが垣間見えてとってもよかったです。

予備知識なしだったので最初のうちは
どこが舞台のお話なのか、ストーリー、さらに人間関係もさっぱりわかりませんでした。
けれどもだんだんとその世界がわかり、ひきこまれていくんですよねー。
それにしてもやっぱりシェイクスピアですね。
シェイクスピアのセリフはやたらとまわりくどくて長い!というのが有名ですが
本当にそうでした。
これ覚えるのも大変だし、それを口に出して
しかも感情をこめて演じるのはかなり大変だったのは・・・と推察されます。

最初は結婚式?お葬式?という不思議な場面からでした。
お妃さま(ハムレットの母)は若村麻由美さんでした。
きれいでとってもよく通る声。
そして主人公のハムレットは野村裕基さん。
お父さんと声がよく似てます。
それよりも何よりもとにかくセリフが聞き取りやすい。
そして感情もわかりやすい。
本当に小さなころから厳しく芸能の練習されてたんだろうなぁとうかがえます。
ハムレット、悩める青年ですが
きっと野村さん自身もこの役をされるにあたってかなり悩まれただろうな、と思います。
でも圧巻のパフォーマンスでした。
途中からなんだか井上芳雄さんとかぶってきました。似てる???
きっと実力ある役者さんのひとりになっていかれるのでしょうね。

この劇、ひとりで何役もされる方、いらっしゃったのですが
演じ分けがすごくて同じ人がされてるとは思いませんでした。
とりわけ村田雄浩さん。
プログラム見て名前確認するまでポローニアス(宰相)をやってるなんて気づきませんでした。
墓掘りの役もされていたのですが、
こちらはまんま村田さん!って感じでした。
声量もハンパなくって。
観客席までやってくるシーンがあるのですがおちゃめで楽しかったです。
セリフ、たぶんアドリブでしたよね?

けっこう劇場をフル活用されていて
観客席も活用されてました。
前2列が空席だったのですがこれは感染症対策だったのか演出だったのかはわかりません。
ただこの席も上手に活用されてましたね。
私の横も演者さんが通ってました。
おぉ!ジャニーズが私の横を通った!とヘンな感動を覚えちゃいました。(笑)
観客も一体化しましたね。
すごく身近に感じられます。
若い人にたくさん見てもらって演劇の世界に携わってほしい、
老若男女問わず幅広い人たちに演劇の楽しさを味わってほしい、
そんな想いのこめられた舞台だったかと思われます。

古典と現代とが入り混じったすばらしい舞台でした。
ところどころ萬斎さんテイストが入っていて。
そうそう、わちゃわちゃしていたシーンで
「ややこしや~、ややこしや~」がちらっとあったの、見逃しませんでしたよ~。(笑)
劇中劇もすごくおもしろかったし、新鮮でした。

それにしてもシェイクスピア。
すんごくまわりくどい表現していますが、
けっこう伝えたいメッセージがあったのでは・・・?と思わされます。
もうちょっとシンプルに端的に伝えたいこと伝えればいいのに・・・なんて思いますが。
ふとなぜか夏目漱石が浮かんできたのですが
シェイクスピアと夏目漱石とで比較文学やってみるとおもしろいかもしれませんねー。←素人のたわごと

あの有名な「To be,or not to be」は
「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」とのセリフに訳されていました。
おぉ!これはたしか「ガラスの仮面」でも登場したセリフ!と感動したのですが
ただちょっと違和感覚えたんですよねー。
話の流れ的になぜここで生と死が???と。

神の摂理の話とかお墓での話とかとっても興味深かったのですが
いかんせん、やはり道具としてのキリスト教に対してはう~ん・・・ってなっちゃいます。
西洋文化とキリスト教とは切り離せませんが。

衣装もすばらしかったですね。
あれはオリジナルなのかな?
西洋と東洋とが入り混じった感じ。
オフィーリアのドレスの色合い、特に好きでした。
オフィーリアって最後はあんなことになるなんて・・・。
歌、とっても上手でした。

「ハムレット」って悲劇だったんですねー。
3時間を超える大作で
役者さんもスタッフさんも大変だったかと思いますが
とってもすばらしい作品でした。
あっという間の3時間でした。
演劇の、舞台の醍醐味を味わせていただきました。
感動をありがとうございました。
萬斎さんの作品、ぜひともまた見てみたいです。
舞台に対する熱い想いがひしひしと伝わってきました。

でもしばらく観劇はおやすみかな。
父が亡くなって、今はさすがにあまり観劇モードではないので。
ちなみに亡くなってからおでかけしたのは
すべて亡くなる前に予約していたものばかり。
それでもどれひとつキャンセルすることなく、
見にいくことができたのは父のはからいなのかな。
エンタメ系には理解のある父だったので。
ま、それよりもなによりも
観劇はお金、かかっちゃうからね~。←切実
「ぼく地球」イベで散財したのでしばらく節約モードに入ります・・・。

では昨日の帰りに撮影した夜桜をどうぞ。

     

雨に濡れる夜桜、きれいでした。

     

ついでにあまりにもきれいで幻想的だったので
撮影したポンポン梅。満開でした。
そして本当に雪のよう。わたのよう。

では雨ですがよい一日を♪.

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