忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

かもめ食堂

2010-01-17 20:51:13 | お気に入り
「かもめ食堂」を見ました。
ずっと見たくてDVDを買おうか借りようか迷っていたのですが、
レンタルが¥100だったので
とりあえず借りてみました。

すっごくおもしろかったです。
原作のほうを先に読んでいたのですが
原作のイメージそのまんまでした。
ドキドキハラハラのムービーではないのですが
(むしろ逆?)
のんびりゆっくりとした感じの映画で
ほのぼのと和めた気がしました。
たとえていうなら「するめ」のような感じで
噛めば噛むほど味がでるというか、
何度も反芻しながら見ると本当に味がでてくる映画です。

サチエさんもミドリさんも本当にイメージ通りだったのですが
想像以上によかったのがマサコさん!
もたいまさこさんがされていたのですが
もうぴったりすぎて。
この役はゼッタイにこの人しかやれないって感じでした。
あの微笑がとっても素晴しく存在感バツグンでした。

はじめはサチエ一人でやっていたかもめ食堂。
まさしく「人の縁」が導いたものか、
ひょんなことがきっかけで徐々に働き手も増え、
やがてお客さんも・・・。
フィンランドという異国の地で不思議と溶け込む「日本」。
トンミ(豚身)くんという日本かぶれのフィンランドの青年がきっかけで
繰り広げられる「かもめ食堂」ワールド。
中でも日本人3人で一生懸命握る「おにぎり」は本当においしそうでした。
おにぎりは日本のソウルフード、まさしくそうですね。
この映画を見ると必ずおにぎりが食べたくなると思います。
そして印象的なのは
「誰かに作ってもらうものは本当においしい」ということ。
これはまさしく実感ですね。

前の店主のお話は原作にはなかったかと思うのですが
こちらも本当に印象的。
コーヒーも「誰かに入れてもらうのがいちばんおいしい」、ですね。
そしておまじない。
コーヒーをセットして
そっとコーヒーにくぼみを入れて
「コピ・ルアック」と唱えます。
それがコーヒーがおいしくなるコツ。
見て以来、コーヒーを入れるときには必ず
「コピ・ルアック」と唱えるようになってしまいました。
きっと同じような人がたくさんいるはず。(笑)

とにかく登場人物が魅力的で魅力的で・・・。
しかもでてくる料理もとってもおいしそう。
おにぎりもですが、シナモンロールがとってもおいしそうで
このDVDを見た翌日、
ドトールでコーヒーとシナモンロールをいただきました。
おいしかったです、はい。(笑)

あとマサコさんが着こなすド派手な柄のフィンランドのお洋服も
見ていてとっても楽しかったです。
中でも鳥柄のがかわいかったです。
この布でバッグ作ったらかわいいかも・・・、
いややっぱりブラウスがいいかななんていろいろと妄想しちゃいました。

そしてエンディングの井上陽水さんの「クレイジーラブ」がこれまたいい感じで。
最後まで手を抜かないな、って感じの映画でした。
独特の世界観のある「かもめ食堂」ワールド、
本当に楽しかったです。
また見たいな。
あとからじわじわこみあげてくるものがある映画です。
ほのぼのまったりしたいときにぴったりの作品です。

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