忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

大英博物館展 その3

2015-08-02 09:48:03 | Weblog
説明だけでなんかかなりの字数をとられているのは気のせい・・・?

さて次の章は広がる世界、ということでジャワ島やペルーのモノも登場してきます。
ボロブドゥールの仏頭も登場です。
遺跡の発掘って本当に大変なんだな、ということを感じさせてくれます。
ヴァイキングのお宝もありました。

さて西暦も1000年を超えると技術や芸術も格段に進歩していきます。
・・・ということで次の章は技術や芸術の革新、です。
時間は経っても人々の思いは変わらない、ということで
いろいろな像が登場します。
これもモアイの仲間ですよ、ということでちっちゃなイースター島の石像がありました。
二人の人物がくっついていて、間に鳥がいる、とのことでしたが
この鳥が私にはまったくわかりませんでした。
どれが鳥だったんでしょう???

道具も本当に美しくなってきます。
そして技術もすばらしい。
アストロラーベ、天文盤ですが
これは占いにも使われたそうです。すごく細やかでした。
デューラー作「犀」もすばらしかったです。
サイの漢字って室生犀星の犀だったんだーとヘンなとこで一つ学習しました。(^_^;)

さて大航海時代になり、またさらに世界が広がります。
柿右衛門の象、1650-1700のものだそうでビックリ。
色あせない佇まいは神々しく思えます。
宗教改革100周年記念ポスターもいいですね。
400年ほど前のモノなのに
考えることは今も昔も一緒。
ユネスコ無形文化遺産のジャワの影絵人形もありました。
ニュージーランド、ハワイ、カナダ・・・いろんな場所でいろんな人々が文化を作ってきたのですね。

近代にうつると今度は工業化。
それによって大量生産が盛んになります。
個人的に好きだったのは北斎漫画。
どこかで「妖怪展」、あってないかなぁ・・・とヘンな考えが頭によぎります。
銃器で作られた「母」像、とてもインパクトがあります。
いろいろなことを考えさせられます。
モノにあふれた現代社会。
本当に必要なモノ、心を豊かにしてくれるモノはいったい何なのでしょうか。

100点、モノを見てきました。

「九州国立博物館では、私たちが生きる現代を象徴し、
未来へとつながるかけがえのない101点目を選びました。
本会場だけのオリジナル!ぜひごらんください。」

と書いてあったので
100点見終わる前から101点目っていったいなんなんだろうなぁ?と思いつつ見てきました。
最後の101点目、これは本当に感動しました。
非常に胸を打たれる101点目のモノでした。

これはこの会場だけのものなのかな。
ほかの開催場所ではないのかな。

その101点目のものとは・・・
以下、ネタバレになりますのでご注意ください。





























未来に残したい101点目のモノとは
「折り鶴」でした。
この折り鶴は自分で作って
大きな鶴のモチーフの中に入れます。
(ちなみに最後は終了後に太宰府天満宮でお焚き上げするとのこと)
体験する、というのがまたいいですね。

小さい子からご年配の方までとてもなじみのある折り鶴。
日本人なら誰でも一度は作ったことのあるモノではないでしょうか。

試合の勝利祈願や受験の合格祈願、早く病気や怪我が治りますように・・・そんな思いが込められた折り鶴。
友だちや親、祖父母に教えてもらったり教えたりして作った折り鶴。
原爆、震災といったつらい体験をしたときにも
平和への祈りを込めて作られた折り鶴。
人々の思いが込められ、伝わる101点目の素晴らしいモノに涙がでてきそうです。
素晴らしい101点目のモノをありがとうございました。

とても楽しく実のある展覧会でした。
誘ってくれて本当にありがとう、Fちゃん。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大英博物館展 その2

2015-08-02 09:47:06 | おでかけ
博物館に向かうだけでかなりの字数費やしてしまいました。
「字数オーバーです」となると困るのであらためてまた記事を・・・。(^_^;)

さて「大英博物館展」ですが
副題が「100のモノが語る世界の歴史」と銘打ってあります。
これが本当に素晴らしかったです。見事なまでにストーリーになっていて。
100のモノを紹介しています。
最初は棺から。古代エジプトのものと現代ガーナのものとが置かれてありました。
どちらもとても色鮮やかで、死者に対する思いの強さがうかがえました。
ガーナの棺はライオン型でした。
中におさめられていた人が生前、狩猟が得意な人だったようです。
ライオンキングみたい・・・と思ったのは私だけでなくFちゃんも同じでした。
時空を超えて死者に対する気持ちはかわらないのですね。
魂は永遠。

さて次は本当に古いものから。
モノづくりの原型。
石器です。
これは一見、本当にただの石としか思えないのですが
きちんと削られていて道具になっているんですね。
本当に貴重です。

時間が経てばただの道具も装飾がほどこされてきます。
トナカイの角に彫られたマンモスは14000年ほど前のもの。気が遠くなりそうです。
日本の縄文土器もありました。
古いものは紀元前5000年ごろのもの。歴史の重みを感じます。

わりと単純なかたちのものが多かった時代を抜け、次は都市の誕生。
だんだん細工も細やかなものにかわっていきます。
文字も登場します。
楔形文字、インダス文明の印章、中国の青銅器など世界史の授業を思い出して感慨深いです。

そしてウルのスタンダード。
大英博物館の有名な謎の箱、とあるのですが
正直、私は知りませんでした。(^_^;)
鮮やかな色彩と細かな細工が施されているのですが用途は不明だそうです。
戦争時の軍旗のような役割ではないか、とされているみたいです。
片面は戦争、もう片面は平和がモチーフのようです。

さて都市が発展しだしたら国も栄えます。
強いリーダーもでてきます。
・・・ということで次は古代帝国の出現です。
アレクサンドロス大王の顔の硬貨がありました。
活字の世界でしかなじみのないアレクサンドロス大王も硬貨になると
とたんに親しみがわいてきますね。
本当に実在したのですね。
レプリカですが、ロゼッタストーンも見ることができて感激。
これを見て解読したなんて、本当にすごいです。
ローマ皇帝、アウグストゥスの胸像もありました。
こちらはむきだしで、かなり近い距離で見ることができました。
とても若々しい胸像です。

紀元前から紀元後に移り変わるころ、台頭してくるのが宗教。
次は儀式と信仰の章になります。
神だけでなく、仏も登場してきます。
ミトラス神像、単純なかたちですが人々の思いが時を経て感じられます。
アラビアの手形奉納品は本物の手から鋳型をとったそうで
小指に骨折したあとが見られます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大英博物館展

2015-08-02 09:01:19 | おでかけ
そしておとといもおでかけ。
大学時代の友人のFちゃんと博物館へ行ってきました。
去年は台風(!)のせいで会えず、2年ぶりです。
2年ぶりとは思えないほど違和感がなかったですねー。(笑)
そもそも私は美術館やら博物館やらまったく興味のなかった人間なのですが
Fちゃんのおかげで興味を持てるようになりました。
なので私の師匠です。ありがとう。

さて特別展は九州国立博物館で開催されているのですが
こちらは太宰府にあります。
天神から電車に乗っていくのですが、
チケットとセットのお得な乗車券があるとのことでそちらを購入。

     

「旅人」という天神から直行の観光列車に乗ることができました。
(教えてくれてありがとう♪)
私の写真は失敗ばかりだったのでこちら↑の画像はFちゃんの画像をいただきました。

       イラストが素敵。


          

内装も凝っていておしゃれ♪
のんびりとプチ旅行の気分で太宰府まで行けました。
それにしても暑かったこと、暑かったこと。
幸い、雨は降らなかったのですが、この猛暑の中がんばって歩きました。
(私のおでかけ時は雨が降らなかったらかなりの暑さになります。さわやかにおでかけしたい・・・。)

太宰府に到着すると東アジアからの観光客がいっぱいでした。
暑い中、ご苦労さまです。(^_^;)
太宰府天満宮には帰るときに寄ることにして
まずは博物館をめざしました。

「大英博物館展」、大人気でかなりの人出だろうなぁ、何時間待つんだろうと思いつつ
動く歩道(Fちゃんいわく、「歩く歩道」で二人で大爆笑!)を使って向かいました。
到着すると、お客さんがまったく並んでない!
うれしい~!!
待ち時間なしで展覧会にいったの、何年ぶりだろう!それだけで大感激です。
中の展示物もじっくりと見ることができて本当に感涙でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする